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2021/09/06 10:00

第12回バンフー年賀状デザインコンテスト

応募作品数：1275点
受賞作品数：39点
主催：株式会社帆風
※ここでは、最優秀賞・優秀賞・審査員賞をご紹介します

最優秀賞

秋藤萌菜美

作品コメント: この作品のコンセプトは「密でも過ごせる2022、みんなで造ろう2022」です。文字や柄一つひとつを、複雑に入り組んで密接している人をイメージして描きました。そして密接している文字や柄が集まって虎の顔を造り出しています。皆で明るい2022年（虎）を造ろうという思いを表現しました。この作品は、2022年にはもとの平和な明るい生活に戻れるようにという私の願いを込めたものです。

審査コメント: タイポグフィとイラストがオシャレなバランスでまとまってると思います。数字、英文字、ひらがな、漢字と要素が多いにも関わらず、パッと虎の柄に目がいき、その後文字を見つける楽しさへと目の導線が計算されてて見れば見るほど楽しめる作品です。特殊印刷で更に良くなりそうだなと想像できたのも良かったです。（しおたにさやか）

優秀賞

小林純也

作品コメント: “HAPPY NEW YEAR 2022!!”届いた人にそう明るく話しかけてくれるような楽しいテイストにしました。寅という漢字の対称性に注目し、縞模様の服を着た笑顔の人をデザインしています。対面コミュニケーションの機会が大きく減少している中、年賀状という1年に1度の貴重なやりとりを楽しんでほしいという想いからデザインしました。

審査コメント: 見た瞬間からとても癒されました。タイポグラフィの程よい崩し方、少しレトロな色使いで賑やかすぎず落ち着いている佇まい。そしてどこか“おもち”に見えるそのフォルムがお正月らしくて良かったです。印刷のアイデア次第でも表情が変わるとてもいいデザインでした。（西田真魚）

fulmando

作品コメント: ストレスの多いご時世なので、年賀だけでもゆるいイラストにしました。ちなみに、虎の背中に「二〇二二」を入れています。

審査コメント: 受賞おめでとうございます。大胆な構図というか、敷物のようなポーズ。そして絶妙なイエローとブルーの色味が手描きのイラストの中でも、存在感が出ていました。シンプルさを活かし、UVニスなどでシマをデコボコさせたりと特殊印刷で更に楽しさが増す作品になると感じました。（藤田樹）

審査員賞

竹内駿

作品コメント: 虎のイメージをいかに簡略して伝えることができるかをコンセプトに、虎の縞模様をジグザグの線のみでシンプルに表現しました。

審査コメント: 潔くて惹かれました。シンプルに削ぎ落とした虎というモチーフ、そして2020年からそれぞれみんな紆余曲折いろいろあったけど2022に続く感じ。また年賀状を送る人の入り込む余白がある感じもいいですね。（西田真魚）

黒木泰貴

作品コメント: “22”の姿をした虎を描きました。数字の形に落とし込みながらも、躍動感が損なわれないように試行錯誤をしました。虎の柄が綺麗に見えるようにする点も気を付けました。

審査コメント: 手描きの雰囲気を残しつつデザインも盛り込まれた、デジタルにも負けない強い作品だと思います。惜しい点として紙のテクスチャの生っぽさが少し気になりました。デザインコンテストですが昔ながらの年賀状という媒体なので、個人的には手描きの作品を大切にしたいなと思ってます。その回答を得られる良い作品だと思います。（しおたにさやか）

横澤武竜

作品コメント: 年賀の日のイメージや配色を用いつつ今の時事に合わせ虎視眈々と獲物を狙う寅のイラストレーションを配置してデザインした。

審査コメント: 造形のデフォルメにセンスを感じました。虎の顔や模様にフォーカスしたアイデアが多く見られる中、座りながら振り返るという複雑な動きをグラフィックに落とし込むビジュアルに惹きつけられます。おおらかな形選びは持ち味になると思います。（大河原健太）

山岸由依

作品コメント: 干支の寅をシンプルかつ、どこか可愛げを感じさせるような造形でデザインしました。また、イラストに合うようにタイポグラフィにもこだわり、全体的にまとまりのある力強い表現を目指しました。

審査コメント: 受賞おめでとうございます。イラストの線がしっかりしている点が良いです。たくさんの作品の中でも書体にサービス精神があり、デザインとも調和しているので、金の箔押しで豪華さを出すと、引き立つと思いました。紙の素材や色によって、また印象がガラッと変わるのではないか？という期待値も込めました。（藤田樹）

花田大実

作品コメント: 見事な自粛ぶりでコロナ太りを果たした虎達。動物園に現れる人々も減り、見られるというストレスから解放され、無理して迫力を追求する必要もなくなった。太った猫のようにコロコロとした虎3匹がソーシャルディスタンスを保ちながらゴロゴロと過ごす。過去の引き締まった体はどこへやら。

審査コメント: 正直、イラストに一目惚れです。とにかくかわいい。なんともいえない体のフォルムにつぶらな瞳。イラストを際立たせる余白の3匹の絶妙なレイアウト。受け取った方がほっこりとした気持ちになれる、そんな年賀状かと思います。（岩田千里）

佐藤充

作品コメント: 2022年がHAPPYになるような明るい色のタイポグラフィで「TIGER」年を表現。

審査コメント: トラや初日の出を思わせるような黄色や橙色をはじめとした華やかな色彩に心を奪われました。新年の希望や光を感じ、作者の想いがこちらにも伝わるようでした。また干支文字の「寅」と英語の「TIGER」が絶妙なバランスで美しいタイポグラフィを形作り、拝見していて心地良く、またワクワクするデザインだと感じました。（永野慧）

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