第9回 主張する「みせ」学生デザインコンペ

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最優秀賞 : 1作品
優秀賞 : 5作品
入賞 : 6作品
協賛企業賞 : 10作品

最優秀賞

結果発表

作品名 : 好奇心を売る「みせ」-未来の子供達へ-

作者名 : 山中敦之(千葉大学大学院工学研究科都市環境システムコース)

選評:子供達の遊び方はデジタル化し、内向的に変化している。都市における環境問題を考慮しながら、本当の自然の強さや生物の生命力を感じさせ、好奇心や興味の特性を活性化させる商品として、成り立たせようとする試みの「みせ」である。震災を機に人と人との関係を、重要さを、現実社会において与えることが将来への糧になる。

優秀賞

結果発表

作品名 : 歴史が積み上げられていく「みせ」

作者名 : 有賀浩美(駒沢女子大学人文学部空間造形学科)

選評:震災後、瓦礫の中で捜していたアルバムや日記。普段あまり目を向けることは少ないが、不幸に見舞われたときに守ろうとする思い出や歴史、そして記憶。忘れないための自分の本。誰にでも読まれ、それぞれ歴史として積み重なって成長し、人と人との架け橋となっていく着眼が良い。

結果発表

作品名 : 寄り道テラス

作者名 : 黒田あさみ(九州産業大学芸術学部デザイン学科)

選評:人や物が行き来するだけではなく、人と人が会話したり、物を介してのつながりが生まれていた頃のように、人と人のつながり、現代の慌ただしさをやわらげる場の提供としての「みせ」。その発想が良い。

結果発表

作品名 : Disaster Relief Pop-up City

作者名 : COSTA Marianne(千葉大学大学院工学研究科建築・都市科学専攻)

選評:災害救済をするPop-up Cityは、自然災害によって傷ついた家族に役立つ非営利的な「みせ」である。求めやすい値段、公に寄付された新しいもの、あるいはリサイクルのもの、将来のために連続的な割引を受けられるという提案は、被災地域などでの使用目的も視野に入れ、わかりやすい発想と思われる。

結果発表

作品名 : ゼロからのスタートと新たなライフスタイル

作者名 : 鄭 海涛(大阪モード学園インテリア学科)

選評:震災を通して過去の店、街の概念、使命を感じている。人間と地域のコミュニティを支える5段階の避難区を考えるシステムで、店の高架化、避難、流量抑制、人工河川、それぞれの店から作り出す食料の確保など、日常生活から豊かで助け合う心を育くむ、人と店と街の関わり方の視点が良い。

結果発表

作品名 : Chest filled with loves

作者名 : 安田なごみ(千葉大学工学部都市環境システム学科)

選評:街を歩いていて、ふと私は今どこにいるのだろう?という疑問をもつ視点。その中で、単調なビル群が並ぶ街の表情に寂しさを感じる部分に楽しさを演出する方法を「部屋の戸棚」に見い出し、「引き出すみせ」の提案は新鮮である。