結果発表
2018/02/26 10:00

第3回 バリアレスシティアワード&コンペティション 2017 実作部門(Award)

応募作品数:113点(提案および実作部門の合計)
受賞作品数:5点
主催:バリアレスシティアワード実行委員会

バリアレスシティアワード

Floral illumination~徳島の光~
毛塚順次(大成建設株式会社)
Floral illumination~徳島の光~
審査コメント
この提案は、実際に徳島LEDアートフェスティバルに出品された作品で、徳島の特産物のチューリップとLEDの二つを組み合わせて作られた生花を使った照明です。
徳島に旅行しなければ出会えない光という点で、テーマに合っているということ、地域の特産物を組み合わせ使用しつつ、観光需要も掘り起こすという上手さが評価されています。
マンション玄関に設置する車イス、ボックス
齋藤光代(株式会社PLAN 一級建築事務所)
マンション玄関に設置する車イス、ボックス
審査コメント
この提案は、インテリアに溶け込む様、改造した車いすと靴にげた箱があるように、車いすも収納する車いすボックスを作った実作です。車いすは利用者の「足」である一方で、インテリアにおける「家具」でもあるわけで、機能性だけでなく、美しさやインテリアとしての配慮もすべきという示唆をいただいた案。
この提案は、テーマである「旅行者に優しいデザイン」であるかどうかがポイントでしたが、パラリンピック期間中は、民泊に車いすユーザーや高齢者が泊まるであろうことイメージできたので、選んでいます。
フォトスポット ─ 風景を切り取るフォトフレーム ─
紺野雄輔(芝浦工業大学)
フォトスポット ─ 風景を切り取るフォトフレーム ─
審査コメント
この提案は、旅行者が集まるような人が多い場所において、立ち止まる場所を作るデザインで、木材を利用し、安価で合理的に作られている。SNSなどに載せる写真を撮る行為と、人の速度の違いに注目し設計している点を評価しています。今後、オリンピックなどの大きなイベント時に欲しいものですが、設置撤収の容易さ、イベントごとに移動させるための工夫、国産木材の利用、安全性の確保などができたらもっと良くなる気がします。
伝統産業「しけ絹」製造における技術と素材を継承する取り組み
長谷川 聡、松井文一、松井紀子
伝統産業「しけ絹」製造における技術と素材を継承する取り組み
審査コメント
この提案は、日本で唯一の「しけ絹」製造の会社である富山県の松井機業におけるデザインと取組の実施案で、テーマに沿っているのは、旅行者を受け入れる企画展示ができるショールームを併設しているところでしょう。日本の伝統産業を、国内外にアピールして行くことは今後ますます必要になってきます。気になったのは、車いすでも行けるのかどうか? ショールームとか、創作活動が見ることができるのでしょうか? いくつか疑問もありますが、プレゼンシートから熱意が伝わりました。
街の中の床の間
梅岡恒治、山田美紀
街の中の床の間
審査コメント
この作品は、京都近郊の和菓子屋さんのインテリアデザインで非常にミニマルに仕上げっています。道に対して広く開口部を取り、段差をなくし、店の前にベンチを設けています。でも、これだけだとありがちなのですが、タイトルの「街の中の床の間」! これが秀逸なタイトルです。
店の正面の写真には、花が飾られています。大きな開口部の奥には、違い棚の様にカウンターがあり、町(道)を客間ととらえ、この店が床の間であるという発想が素晴らしいと感じています。
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