日本とフランスのメディアアートフェスティバル「デジタル・ショック」（アンスティチュ・フランセ日本　主催）と「スコピトーン・フェスティバル」（フランス・ナント市　主催）が共同で、フランスでの滞在制作プログラムに参加する日本人アーティストを公募する。

「デジタル・ショック賞」は、日本のメディアアートにおける若き才能の発掘と育成を目的とする助成プログラム。フェスティバル「デジタル・ショック」パートナーのキュレーターや専門家によって受賞者1名が選出される。受賞者はナント市で短期滞在制作を行い、9月に開催される「スコピトーン・フェスティバル」などで作品を発表する機会を得る。

「デジタル・ショック」とは、コンテンポラリー・アートとデジタル・アート領域で、日本とフランスでの新たな創造性の広がりを紹介するアートフェスティバルだ。東京を中心に毎年開催しており、毎回のべ7万人の幅広い観客層が訪れる。また、日本の文化庁メディア芸術祭やイベント「AMIT」などとも積極的に交流しており、新しいテクノロジー分野での日仏共同プロジェクトを紹介するプラットフォームでもある。

また「スコピトーン・フェスティバル」は、アートやテクノロジー、科学や建築を融合させた新しい芸術表現形態や、最先端で革新的なクリエイションを紹介するフェスティバル。フランス・ナント市内のさまざまな場所で1週間にわたり、展覧会やパフォーマンス、オーディオ・ビジュアル・ライブ、ワークショップ、専門家による講演会などが行われる。

日仏の最先端の文化やアート、テクノロジーをリンクさせる役割を果たす「デジタル・ショック」のアーティスト公募。日本人若手メディアアーティストにとってまたとないチャンスだ。

公募概要

●締切
2018年4月15日（日）24:00（日本時間）
メール必着

●賞
採用（1件）　下記助成
・フランス大使館／アンスティチュ・フランセ日本／デジタル・ショックからの奨励金　2000ユーロ（渡航費および現地での生活費に充当）
・スコピトーン・フェスティバルからの制作費支援　上限2000ユーロ
・ナントでの宿泊費（10～15日程度、スコピトーン・フェスティバル負担）

●参加資格
日本国籍を有し、日本在住の方（年齢不問）
英語またはフランス語でのコミュニケーションが可能な方

●募集内容
インタラクティブ・アート、ジェネレーティブ・アート、ネットワーク・アート、インターネット・アート、VRまたは拡張現実などのイマーシブなアートプロジェクト等、デジタルテクノロジーの特性を使った、インスタレーション作品またはイノベーティブな装置
※作品は海外で未発表のものに限る

●応募方法
下記の書類を英語と日本語でメール送信すること（送付先メールアドレス等は公式ホームページを参照）
・作品の企画書
・制作費についての予算書
・テクニカル・ライダー
・自己紹介文とポートフォリオ（写真や図、ビデオなど）

●審査員
セドリック・ユシェ（スコピトーン・フェスティバル アーティスティック・ディレクター）
四方幸子（インディペンデント・キュレーター）
サンソン・シルヴァン（デジタル・ショック　プログラム責任者）

●結果発表
2018年6月上旬

●受賞者のスケジュール
2018年9月：フランス・ナントでの滞在制作（日程は後日調整）
2018年9月19日～23日：スコピトーン・フェスティバルでの作品展示
2019年2月～3月：「デジタル・ショック」（東京）での作品展示（予定）

公式ホームページ
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/prix-digital-choc-2018/