第2回 古民家フォト甲子園《学生限定》

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応募作品数:122点
入賞作品数:10点
主催:一般社団法人住まい教育推進協会

最優秀賞

「琉球男児」
「琉球男児」

Aladule

昔からある赤瓦屋根の古民家に住む人がいなくなり、どんどんマンションなどに建て替えられている。
この家もいずれはなくなるかもしれない。
漆喰にひびが入り、瓦が落ちかけている屋根を、ロープを肩にかけ頑張って家を守っている真っ赤な雄のシーサーがかっこいい。

審査員選評

審査員「沖縄は独特の文化を育んだ地であり、沖縄の古民家の特徴は地元の土を使った赤瓦と魔除けの意味を持つ屋根の上に据えられるシーサーである。
シーサーを擬人化し、朽ちかけた古民家をロープで支えているという視点と雲ひとつない空に赤瓦と屋根に生えた緑のコントラストも沖縄らしさが満点である。」

金賞

「三世代で田植え」
「三世代で田植え」

マユ(・ω ・)

大きな古民家の前を、おじいちゃんの後に続いて、家族みんなで田植えに行く様子を撮りました。
受け継がれる伝統を感じました。

審査員選評

審査員「古民家フォト甲子園というイベント名故に建物の写真の投稿が多いのだが、その建物は人々が暮らしを営む為のものであり、その中で食の基本であるお米を植える田植えに向かう瞬間を切り取ったアイデアがいい。
古民家を日本の文化と捉えるなら田植えも食文化の基本であり、食と住のコラボレーションという事であろう。」

特別審査員賞

「夏は暑かった」
「夏は暑かった」

マオさん

古民家と空と入道雲
ただそれだけなのに
あの日のことを思い出す

審査員選評

田岡信樹(建築写真家)「今夏の記録的な暑さを象徴し、綺麗な青空と雲、そして漆喰の白とのコントラストが印象的なこの作品を選定いたしました。
さらに、古民家がダイナミックな構図で表現されおり、古き良き時代の流れを感じられる質感も撮影タイミングや方角も良く美しい作品だと言えます。
また、建築写真における質感や時間軸を表現する事は中々、難しいのですが、古民家の本来持つ、伝統的な雰囲気は見る人にとっては不思議と引き付けるモノがあるように感じます。」

銀賞

「消えいく 憩いの場」
「消えいく 憩いの場」

まりも

日本の伝統文化のひとつ、公衆浴場(銭湯)。
町の憩いの場でもあったお風呂屋さんが先日閉店してしまった。
まだ家風呂が無かった時代には、商店街の人々、仕事帰りの職人さん、子ども達で毎日賑わっていたそうだ。
窓枠には温泉マークが切り抜かれていたり、タイル模様があったり、出来た当時はモダンな建物だったに違いない。


「宝永 江戸の風」
「宝永 江戸の風」

ユウト

宝永5年(1708)江戸中期で築300年。
敷地内は、時間が止まったかの空間で、江戸時代の風が流れているようでした。

銅賞

作品名 作者名
「黒光りする炉」 みずか
「畳職人」 ふらふら
「簾-日本のカーテン-」 Ra☆ccoon
「人の証」 K.SHIGI
「変わらない場所」 KITA
2012年
過去の応募要項