全日本エコ川柳大賞 結果発表

募 集 終 了

  • 川柳・俳句・短歌
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  • 結果発表

応募者数:2,694名
応募句数:6,129句
受賞者数:54名
主催:姫路市

大賞

おかえりと言ってあげたい再生紙
作者名 : 真部典子

【審査員評】
一読して「なんとやさしい一句だろう」と魅かれた作品。
<おかえり>という言葉には、世の中でひと仕事を終えて回収され、
また再び世の中へ出ていく<再生紙>に対する労いの気持ちがあふれている。
人にも物にも真摯に向き合う作者が見えてくる。

優秀作品賞

ちょっとした工夫も楽しエコライフ
作者名 : 五十嵐裕治

【審査員評】
日常の生活の中で無駄を省き、そして節電になることは何か。
これを「がまん」と考えると辛いものになりがちだが、エコライフを楽しむための
<ちょっとした工夫>だと思うとあれこれとアイデアも湧いてくるという、プラス思考が頼もしい一句。



扇風機きみが主役の夏がきた
作者名 : 久野美佳

【審査員評】
今年は節電の夏に備えて扇風機がよく売れたそうな。
羽の枚数が今までのよりずっと多いものや、反対に羽の無い不思議なものまでさまざま。
必要な場所に手軽に持ち運べてすぐに涼しさを享受出来る、まさに<きみが主役>という表現がピッタリ。



節電にお礼のような月明かり
作者名 : 新しいパイプ

【審査員評】
人間が節電節電とあれこれ知恵を絞っている様子を、お月さまがどのように眺めているのかは知る由もない。
しかし、煌々と照らして下さる月明かりを節電に対する<お礼のような>と作者はとらえた。自然と人間を融和させた見事な一句。

入選

作品 作者名
窓開けて四季の風知るエコライフ 穐山美佐栄
カーシェアで人の心は温暖化 わにすけ
趣味はエコそんな自分が誇りです 栗原純子
エコバッグかみさんに似て強いこと 橘利道
普段よりちょっとがまんがちょうどいい 山口真由
蛍雪の明りこころに絶やさずに 三浦一郎
湯たんぽのエコの温もり心まで 園田浩
なんたって早寝早起きエコライフ 風太郎
私にもできる地球の大修理 瀬戸ピリカ
相応の暮らしを包むマイバック 有賀昭七
俺だってやればできるぞ節約家 西巻華絵
足るを知る心で聞いた虫の声 みもと
時間差は認めぬ母のフロとメシ 工藤千代子
取り戻そう月の明かりや風の音 鈴木日菜
便利さは自然と調和とれてこそ 渡辺忠男
つかうほどやさしくなってマイバック 中下重美
クーラーがなくてもよろし生ビール 松下幸子
おさがりのおさがり楽し三姉妹 増本眞男
シンプルな暮らしも捨てたものでない 浅野憲治
やりくりの妻にやりたいエコ大賞 水木涼
節電で星座を学ぶパパとぼく 斎藤三津雄
冷蔵庫あけっぱなしはかわいそう 小幡稜
省エネに答えを出した扇風機 下村勝俊
エコしなきゃ進むよ地球高齢化 ひぃ
エコの知恵お年寄りとの会話から せきちゃん
いつまでも住める地球にいまやろう 向井満信
節約が気付ばエコになっていた 神谷陽子
水電気使える暮らしありがとう さとこ
弁当に変えて財布も低燃費 まめぷ
贈り物エコの気持ちも添えておく 青豆
これからは一人ひとりがエコ大使 エコスマイル
この夏の相棒になるマイうちわ 鯖ンナ
健康のおまけがついた徒歩ライフ なるほどマン
セーターをほどいて編んで母になる となみん
時々はテレビない日もあっていい カズンズ
エコの夏実るゴーヤにありがとう 風水
ちょっとだけ我慢誰かがほら笑顔 今野美音
それぞれのエコのスイッチ入れましょう 爪楊枝
エコグッズ上手く使って夏に勝つ はまゆう
クリップで心にとめるエコのこと 渋谷史恵
ゆっくりと歩けばエコが見えてくる 美山重功
エアコンも取らせて欲しい夏休み さごじょう
エコな日々徐々に自然と仲直り 足立有希
保冷材エアコン代わり首に巻く 沢田智津子
無けりゃ無いなりに暮らせる知恵が有る 一身田杉甚
ひとつ屋根ひとつ灯りに集いあう 中村優子
プラグ抜き漆黒の闇取り戻す 船岡五郎
排水口母なる海に続く道 青山綾光
自転車で知らない街とごあいさつ 福田圭佑
のこり湯で廊下を磨く窓を拭く ほづ