ART×公開空地 ─ 都市に介入するアート・コンペティション ─

募 集 終 了

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応募作品数:28点
入賞作品数:3点
主催:特定非営利活動法人アート・アンド・ソサイエティ研究センター

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グランプリ

「駅前ラブストーリー ロミオとジュリエット編」
「駅前ラブストーリー ロミオとジュリエット編」

関川航平、栗原千亜紀

作品の形態:パフォーマンス

コンセプト

御茶ノ水駅前は、通行人が多く、そのほとんどが、会話もなくただすれちがうだけである。そこで、通行する人々にアテレコ(動きにあわせて音声をふきこむ)することで、日常の世界から、物語の世界へとシフトさせる。
駅前広場にあるモニュメントを活用して、その高さをロミオとジュリエットに出てくるジュリエットの立つバルコニーに見立て、通行する人々を次々にロミオにする。無理やり駅前の空間を“ロミオとジュリエット”として『読む』ことでささやかな関係性の変化を生む。

準グランプリ

「CaPool」
「CaPool」

岩塚一恵、酒井亮憲

作品の形態:パフォーマンス/インスタレーション
幅900cm×奥行600cm×高さ800cm

コンセプト

「CaPool」はQua Pool(水たまりのようなエリア)を語源とする。街中に置かれた一組のテーブルと椅子、それらを覆う薄膜があがり、ある瞬間に内部が露になる。会話をし、食事をし、読書をしている「ひと」がいる。文字を書いて誰かに伝える「ひと」がいる。そのような行為の中心にある象徴的な空間が、公開空地において通行人や観客を吸い寄せ、滞留させ、いつの間にか観客が作品の内部に存在するようになる。薄膜が降りて捉えられた観客は一瞬躊躇するかもしれないが、私たちは、この場所で出合う誰かと空間を共有し、記憶を共有する。このプロジェクトは、記憶の伝達行為を通じた共有の形の新しい方法を通して、この場で「共有した時間」が相互作用を生み、街へ溢れ出していく過程の記録である。


「本のまちへ続くカーペット」
「本のまちへ続くカーペット」

小川泰輝

作品の形態:立体(木材・紙)
幅100cm×奥行1200cm×高さ70cm

コンセプト

本の材料を広場に広げる。
本、つまり紙とインクで構成されるテキストの成り立ちを示す。
広場から橋に向かって敷いていく。
まちの特異点を接続するはたらきは、本を読むことで得られる感覚と似ている。