今年度JCDに寄せられた作品の応募数は、昨年より若干少ない364点。部門別に見ると、飲食店舗部門の応募数は120点と他部門に比べて特に多く、年々変化する「食」のスタイルや需要の高さが影響していることが予想されます。次に応募数が多いのは物販店舗部門の84点です。
また、海外の応募作品は28点あり、レベルが非常に高かったとのことです。
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応募総数 |
入選 点数 |
入賞 点数 |
国内 |
海外 |
計 |
物販店舗 |
79 |
5 |
84 |
12 |
12 |
飲食店舗 |
113 |
7 |
120 |
19 |
16 |
大規模店舗 |
16 |
3 |
19 |
3 |
2 |
サービス・ アミューズメント |
67 |
4 |
71 |
14 |
9 |
文化・公共施設 |
47 |
7 |
54 |
9 |
11 |
その他 |
14 |
2 |
16 |
2 |
3 |
合計 |
336 |
28 |
364 |
59 |
53 |
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●予備審査
公開審査の前にまず、予備審査として一次審査と二次審査が非公開で行われます。審査員は、青木 淳氏、飯島直樹氏、近藤康夫氏、杉本貴志氏、橋爪紳也氏、原 研哉氏(特別審査員)の6名です。
審査方法は例年と変わらず、審査員が長机に並べられた作品パネルに付箋を貼って投票をするスタイル。一次、二次審査では議論が交わされる事は少なく、各審査員が部門ごとに審査を進めていきます。付箋の数が多いものを寄せ集め、さらに投票を行う…といった作業を数回繰り返し、作品を絞っていきます。
一次審査では応募総数364点の中から109点の作品が選出され、二次審査でさらに絞られ54点の作品が選出されました。これらはすべて奨励賞となり、三次審査では、この中から大賞、優秀賞、新人賞、審査員特別賞を決定していくことになります。
●三次審査・一般公開
ここからが公開審査となります。審査は午後1時より行われる予定でしたが、予備審査に時間がかかり、90分ほど遅れての開始となりました。
会場に入ると予備審査を通過した作品パネルが整然と並べられ、審査会が始まる数分の間、手にとって見ることができます。作品は勿論、プロが作ったパネルは美しく、どの作品が大賞に選ばれるのか期待に胸がふくらみます。