東京都内の中小製造企業とデザイナーとのマッチングにより、製品・サービスの実現化を目指すコンペティション「東京ビジネスデザインアワード」が、2021年度のテーマ賞11件の受賞を1月12日に発表した。11件は2月8日の最終審査会に向け、企業とデザイナーの協業で提案をブラッシュアップさせる。

東京都内の中小製造業活性化策として東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会が企画・運営を行う同アワード。ノミネート各社の持つ技術や素材などに対してデザイナーから寄せられた150を超える提案を、審査委員会による一次審査、テーマ選定企業を交えた二次審査を経て、今年度は11件がテーマ賞として選出された。

2012年に開始し、アワード10回目の節目を迎えた本年度。コロナ禍において私たちの生活の在り方や意識が大きく変化していく中、日々の暮らしのひとコマを彩るようなプロダクトや、人とのコミュニケーションに着目したサービスなど、時代のニーズに即した提案が数多く寄せられた。受賞テーマ／デザイナー一覧は公式ホームページにて公開されている。

受賞デザイナーには、TOKYO MIDTOWN AWARDやSHACHIHATA New Product Design Competitionなどの有名デザインコンペでも受賞歴のある方も、数多く名を連ねている。

最終審査は2月8日に非公開で実施され、公式ホームページ等で結果が発表される。

公式ホームページ
https://www.tokyo-design.ne.jp/award.html