住宅設備販売企業の株式会社サンワカンパニーが、2018年4月にイタリア・ミラノにて開催された「ミラノサローネ国際家具見本市」内のキッチン見本市「エウロクチーナ」に出展し、現地でベスト展示に贈られる賞「第3回ミラノサローネ・アワード」を受賞した。日本企業では初受賞という快挙だ。

ミラノサローネ・アワードは、同見本市出展社の展示を総合的に審査し、最も優れた出展社を表彰するもの。今年は1841社の中から同社を含めて3社が選出された。受賞理由は「狂気と興奮に包まれた見本市の会場内で、同社ブースはオアシスのような場を提供していた。クリーンでミニマルな空間が製品を引き立て、ストーリーを持っている」などとされている。

「サンワカンパニーデザインアワード2016」受賞作品を製品化したコンパクトキッチン

同社の展示は「The Impact of Compact」をテーマに、320m²の広さで展開。白を貴重としたブース内に8種類のコンパクトキッチンを展示した。うち1つは「サンワカンパニーデザインアワード2016」の最優秀賞受賞作品を製品化したものだ。

今回の展示全体は世界的に有名なイタリア人建築家・アートディレクターのキッコ・ベステッティとともに作り上げたもの。スタイリングは今話題のイタリア人建築家・インテリアデザイナーのエリザ・オッシノが担当し、国内ブランド「中川政七商店」「DYK／高儀」 「堀田カーペット」とコラボした。

サンワカンパニー – Milan Design Week 2018
http://info.sanwacompany.co.jp/salone2018/

※2018/4/27 展示・スタイリングにてコラボレートしたデザイナー名を追記しました（「登竜門」編集部）