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東京オリンピックの開催を控え、世界の方々にデザインにより日本の表情を楽しんでいただけるベンチを考案しました。
日本の風景の中でも古都の路地でみられる、格子による光と影と風の演出と効果をベンチのデザインコンセプトに格子を取り入れることで、風香る背もたれを演出しています。さらに格子にサクラの花を流すことで、より視覚的に風を感じることが出来ると共に、和をイメージさせるベンチとなっています。
使用する木材には、天然無公害木材のエステックウッドを使用しています。薬品を一切使用せず窒素加圧加熱処理にり耐朽性、寸法安定性を飛躍的に向上させていますので、環境に優しく見た目にも木材の持つ美しさが長く持続するベンチとなっています。
木立の中で小鳥たちがさえずっている…ベンチで人々がくつろいでいる…友達と語らったり、子供と遊んだり、一人読書をしたり…「TO・MA・RI・GI」は、1本の柱と1枚の座板というシンプルな構造とする事で自然の風景に調和するベンチです。「TO・MA・RI・GI」は、座る方向を選ばない一人掛けベンチです。背を向ける事で「個」の空間を、また対面する事で「和」の空間を創造し、様々なシチュエーションに対応できます。「TO・MA・RI・GI」は、日本が誇れる木材「桧」を使用したベンチです。目で見て肌で触れて香りを感じ、木材の良さを再認識して頂ければ幸いです。
「やすら木」は、公園などで利用できる、座りながら体を預けられる新しいコンセプトのチェアです。体に沿うように滑らかな曲線を描いた断面が、大胆さと斬新さ、そして何よりも人・環境に馴染むことを目的としたデザインとなっています。公園ではなく街角に設置すれば、オシャレなポールチェアとして多くの人に利用していただけるかと思います。また、座高の高さを変更することで、ちょっとした休憩からお年寄りの方、荷物をたくさん抱えた人、妊婦さんなど、様々な体格の方に対応できる柔軟性も持ち合わせています。「やすら木」は、設置面積が少ない省スペース形状ですので、場所を選ばずに設置できるのも特長となっています。滑らかな木肌に触れてもらい、木と一体になったような感覚を楽しんでいただけたら幸いです。
HEY!HEI!HEY!は、大都市・地方に限らず住宅地、街路、商業地区、公園など様々なところで交流のキッカケをつくることを目的としています。HEIは周りの魅力で変化します。国、年齢、性別に関係なく、みなさんをワクワク、ドキドキさせます。HEIは集まってくれるみなさんにかけがえのない時間を過ごしていただくために、イスになったり、テーブルになったり、マドになったりします。興味を持った人たちが集まってHEIの楽しみ方を相談、試します。いつもの日常やいつもの風景がワクワク、ドキドキする体験や発見に変わります。ワクワク、ドキドキすることは誰かに話したくなります。HEIは周りの人たちを繋ぐきっかけをつくるのです。HEIはお届けします。ゆったりとした時間、やさしい気持ち、人と人の交わりを。
昔から、私たちの生活と共にあった森。木陰で一休み。木立でかくれんぼ。こもれびの散歩道。森はわたしたちにとって必要不可欠なものだったかもしれない。コンクリートの街の中で刻む時間の中に、あたたかな森があったらどうだろう。
オフィスの中の小さな森は時間を忘れさせ、安らぎと安心感を与えてくれる。よりそいの木は「座らない家具」から発信しました。短い時間の中で少し安らげる、あたたかな場所を目指しました。デザインは自然の木をモチーフに末広がりなシルエット。幾何学的でありながらどこかかわいらしい6角形を採用しました。3パターンの高さを組み合わせることで、寄りかかったり、隠れたり、安らいだり。沢山の人に、沢山の気持ちに寄り添う小さなプロダクトです。無機質な街に小さな森をつくりだします。
3way Benchは公園を利用する人々が気分やシチュエーションに合わせてくつろげるベンチです。
公園を利用している人々を観察すると、シートを広げて談笑したり、椅子に座って本を読んだり、地面に寝そべって日光浴をしたりと思い思いの恰好でくつろいでいる事が分かりました。
そこで、公園でくつろぐ為のベンチとして『休む』『腰かける』『寝ころぶ』3つの姿勢ができるベンチを考えました。3つの姿勢は座面の高さ、座面と背もたれの角度をそれぞれ人間工学に基づいて設計しておりますので、快適な姿勢で利用する事が出来ます。材はヒノキの国産材を使用しておりますので、木の温もりを感じながらくつろぎの時間をお楽しみ下さい。
今回、屋外競技場用木製椅子を製作するにあたり、熱処理圧縮タイプと成形合板タイプの2タイプを製作した。熱処理圧縮タイプはスギ無垢材を使用し、圧縮加工技術を導入することで強度不足を補い、熱処理を導入することで寸法安定性、耐久性の向上を図り、屋外環境での使用を可能とした。天然の木目を生かしたイスの表情と表面の肌触りは、まさしく我が国の「木の文化」を象徴している製品となっている。成形合板タイプはスギと国産広葉樹の単板にフェノール樹脂を含浸させて積層した、ハイブリッド合板を考案し使用した。樹脂を含浸させることにより、寸法安定性が向上し、割れやささくれが抑えられ、屋外環境での使用を可能とした。どちらのタイプも国産材を代表するスギの有効利用により、国土環境保全・森林林業の発展に貢献できる製品となっている。
国産針葉樹(スギ、ヒノキ、カラマツ)100%を使用したスポーツ観戦用の椅子です。柔らかい針葉樹を独自の圧密成形技術を使用することでスタジアムチェアとして十分な強度を確保することが可能です。またその成形工程において防腐・防蟻処理を行い、更にはメンテナンスのアイデアにより製品の延命化とコスト低減に寄与します。木々の個性、樹種・部位による色味と木肌の違い、職人の貼り加工の違いにより、日本の針葉樹の山や森を連想させる世界に類を見ないスタジアム空間を演出します。製品は、セルフライジングシートを採用し、大規模施設に求められる避難通路を十分に確保します。レールビーム方式のためレイアウトが自由で、オプション品の追加で一般席からVIP席・プレス席など様々な使用シーンに合わせることが可能です。
昨今のスタジアムは、スポーツ観戦や地域イベントの中核施設として利用され、躍動感や臨場感、夢や感動などのダイナミズムを持ち合わせるとともに、人々への優しさや自然環境との共生、また時に災害への強さなど、様々な期待が込められています。今回のご提案は、地域材を使用した屋外用木製チェアーで、スタジアムの観客席をこれまでにない木質感で装うことによって、新しい空間シーンを生み出します。スポーツシーンを彩るスタイリッシュなデザインと屋外用としての耐久性・耐候性に優れ、座のライジング機構やレールシステムによるフレキシブル性等、様々な新しい技術が盛り込まれています。また、木製椅子全体をキャンバスにして、表面材(突き板)の種類を変えることにより色の濃淡ができますので、自由なスタジアム空間デザインが可能となります。
胡座のかけるベンチはを日本のおもてなしの心を公共の場でで体感できるベンチです。
オリンピックに合わせた国産材の提案ということで、スタジアムで熱狂しながら応援する観客が、ふとゆっくり休める場所があればと思いました。自分の席自体が応援スペース兼休憩スペースになるようなベンチがまさに胡座ベンチでした。席数ではなく、外国人の体格にもあった1人分のスペースを大切にすることを優先しました。座り方も無理に胡座をかくことはなく、一般的な座り方、体育座り、女の子座りなど自由に自分の気分に合わせて座ることができます。座と背の素材には国産材をウェーブ状にハギア合わせた集成材を採用しました。意匠性だけでなく、そりを軽減するという強度も持ち合わせています。より多くの人に国産材について知ってもらえるようなスタジアムになればと思います。