結果発表
2026/10/19 10:00

TOKYO MIDTOWN AWARD 2026 デザインコンペ

主催:東京ミッドタウン
協力:東京ミッドタウン・デザインハブ、株式会社JDN
パートナー:Ripple Collective

応募作品数:1284点
受賞作品数:3点

グランプリ、パートナー賞

やわらかい積み木
秋本美鈴
やわらかい積み木
作品コメント
幼い子どもが、味噌汁の豆腐を潰さないよう手で口へ運ぶ姿から、触れるものに合わせて無意識に力を変える身体の感覚に着目した。やわらかい積み木は、誰もが親しんだ積み木に、強く握ると潰れてしまうほどの柔らかさを与えたプロダクト。いつもの手つきが立ち止まり、指先が相手の状態を探りはじめる。壊れやすさに気づき、力をゆるめる。その小さな身体反応を通して、ケアの感覚を呼び起こす。

準グランプリ

仏の顔ガム
田中健太郎、辻村慶太
仏の顔ガム
作品コメント
アンガーマネジメントにおける「我慢する側の負担」に着目しました。人間関係を円滑にするため怒りを抑えることも必要ですが、限界なら感情を開放することも自分への大切なケアだと考えます。「仏の顔ガム」は、怒りの瞬間をユーモアで包み込むことと、我慢のキャパシティを可視化することを目指した商品です。誰もが「仏の顔も三度まで」の心で過ごせれば、忙しない日々にも少し優しさが生まれるはずです。

優秀賞

由来名刺
軽米かおる、砂田 肇
由来名刺
作品コメント
名前は、家族が子どもの未来を思って贈る、短い祈りである。ビジネスの場で交わされる名刺に、名前の意味や由来を添えることで、名刺をその人の所属や肩書きを示す「記号」から人物やルーツを表す「情報」に変える。家族が込めた思いを乗せた『由来名刺』は、仕事で出会うたくさんの人たちを、過去や未来のある「一人の人間」として見つめる瞬間を生み出します。

ファイナリスト

How Not to Need It
須田紘平
How Not to Need It
作品コメント
カッターの正しい使い方や、靴擦れにならない方法など、絆創膏を使わないで済むようなヒントが印刷された絆創膏の提案です。表記されたことが理由で使う人にとっても、違う理由で使う人にとっても「今後、絆創膏を使わなくて済むように」というメッセージは、ユーザーにとって新しい「Care」の形になります。
おつかれさまで麩
SOKI(染宮悠生、北島安結)
おつかれさまで麩
作品コメント
夜遅くまで机に向かう背中に、「がんばれ」とは少し言いにくい。
そんな夜は、言葉の代わりに温かいお味噌汁を。
お椀に浮かぶ「おつかれ」の文字が、張り詰めた心をくすっとほどきます。
既に頑張っている人に向けた、優しいエールのアイデアです。
ストレッチする赤信号
SOKI(染宮悠生、北島安結)
ストレッチする赤信号
作品コメント
赤信号のピクトグラムが、ゆっくりと首を回し、アキレス腱を伸ばす。
道行く人々のストレッチを自然と誘発し、スマホに目を落としていた人や、忙しなく働く人々に「自分へのケア」を思い出させます。無機質な交通信号を、身体のほぐしと心のゆとりを街全体に広げる装置へ変えるアイデアです。
ひかりの散歩
CHOCO(趙 子鈺、李 奕巧)
ひかりの散歩
作品コメント
室内では、植物が十分な光を得られないことがある。そこで植物を部屋に固定せず、人とともに外へ連れ出す。散歩をしながら光に当て、水を替え、日々の変化を観察する。こうした小さな行為は単なる管理ではなく、人と植物の間に生まれるケアである。植物と過ごすことで、人も光や天気、季節の変化を意識し、植物を「ともに暮らす存在」として感じるきっかけになる。
カトラリーを備えた缶詰
豊福昭宏
カトラリーを備えた缶詰
作品コメント
日常的に使えて日持ちもする缶詰。防災時の備えとして考えている人も多いと思います。
しかし、実際に被災し缶詰を食べる時に、多くの人がカトラリーまで準備していないことに気づくのではないでしょうか。
本提案では缶詰のプルタブをカトラリーにすることで、被災時に起こるかもしれない小さな落胆を無くしたいと思っています。
Bellhorn
明神史和
Bellhorn
作品コメント
Bellhornは、「警告」ではなく「声かけ」という新しいコミュニケーションを車社会にもたらす提案です。人間の拡張された身体とも言える車に、危険を知らせるために使われてきた従来のクラクションとは別に、感謝や配慮を伝える優しい音の選択肢を加えることで、ドライバー同士だけでなく、行き交う歩行者、そして周囲の社会との関係性を優しく変えていきます。路上にささやかなケアの言語を。
TAC TAPE
山岸奈緒
TAC TAPE
作品コメント
TAC TAPEは、視覚や文字に頼らず、手の感覚で判断を助ける触覚のテープ。点・線・曲線・交差の四つの凹凸をものに貼ることで、探す、選ぶ、向きを判断するなどの行動を支える。暗い場所や視線を向けられない場面など、誰にとっても起こりうる日々の小さな迷いを減らし、自然に身体が動くための手がかりをつくる、感覚のインターフェース。
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