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JCD Design Award 2008


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公開審査その2


大賞の選出
大賞候補の上位6作品については、各審査員からの様々な意見が飛び交いました。


喧々諤々の最終審査。JCDアワードの大賞となるべき空間については、審査員の中でも意見が割れました。会場には進行役のひとり、小泉誠さんの姿も。
喧々諤々の最終審査。JCDアワードの大賞となるべき空間については、審査員の中でも意見が割れました。会場には進行役のひとり、小泉誠さんの姿も。




『佐川美術館 樂吉左衞門館』
(設計:樂吉左衞門氏、株式会社竹中工務店 内海慎介氏)
廣村 : 借景や光や水の要素など、密度の高い空間。古材を使うことによって深みもプラスされている。

近藤 : 茶室はもっとミニマムなものと考えられることが多いが、秀吉は金ぴかだったし、小堀遠州はもっと明るい感じだった。こういう雰囲気の茶室も、まったくおかしくない。

『廣瀬歯科診療所』
(設計:eleven nine interior design office 永田武氏)
廣村 : ガラスに雲のプリントがあって、グラフィカルな仕掛けがある。とても自然な感じで景色と時間の流れが入れ子になっている。この表現に尽力した感じがある。
橋本 : テクノロジーの発展を感じずにはいられない。同じような発想のデザインは これまでにもあったが、リアリティのある雲で、最新の技術を使っていると思う。

『BLESS』
(設計 : KEIKO+MANABU)
橋本:空間の作り自体が裏と表を意識している。個人的には良すぎるグラフィックには否定的なのだが、このレベルになると、もともとの素材にはできない新しい表現を可能にする力を感じる。

近藤:ショップのデザインというのは中身がないものが多い中、意味とデザインとが合っていて、よく考えてあるし、よくできている。

川島:すごく素敵な空間だけど、服のお店はメンテをしないと埃が目立つ。そういう点はクリアできるのかが気になる。ただ、わくわくするショップ、という意味でこれはいいかも。

『隙屋』
(株式会社ナウハウス一級建築士事務所 鈴木幸治氏)
面出:いろんなところが透けていて気持ちが良さそう。

廣村:新しい未来に向けて、住まうということに対する提案がある。

川島:ところどころに、開放的でない、コンセプトに合わない部分があるのでは。
橋本:あばら屋を連想させる、日本人独特の美意識が良い。

中村:BLESSに比べて詰まりきっていない感じがする。鉄や石を使うなど、別の表現方法もあるような気がするが。

『MUSVI』
(設計:point 長岡勉氏/田中正洋氏)
橋本:単純に、よく使われるアイテムで表現しているところがすごい。紐を束ねたときが美しい。

中村:可変空間というと機械っぽくなることが多いが、これはそうなっていない。自然な感じ。

面出:美しいのは確かにそうだが、ジュエリーショップとしては、楽しい体験をさせてくれなさそう。

近藤:「可変」ということが潔く、うまく機能していると思う。

『「ハンカイ」ハウス』
(設計:株式会社宮本佳明建築設計事務所 宮本佳明氏)
廣村:素材には木を使っているがフォルムは新しく、古いものと新しいものの組み合わせで、全く新しいものを作ろうとしているように思える。内と外にそれぞれ向かっているパワーがおもしろい。半壊部分は象徴的なのかなと思う。

川島:服でも古いものと新しいものを組みあわせる手法があって、そういう場合はバランスが大事。これは、外観はいいけど、内部がすこしちぐはぐな感じがする。

意見がある程度出たところで、最も良いと思う作品に一票ずつ投票。最終的には「隙屋」と「BLESS」に票が集まりました。空間デザイン本来のおもしろさやメッセージ性が感じられる「隙屋」、完成度の高い「BLESS」。「隙屋」は住宅なのにJCDアワードの大賞としても良いのか、という点は特に議論の分かれたところでしたが、最終的に「未完成だからこそ考えさせる余地があり、未来に繋がる」との意見で大賞受賞となりました。



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 ◆ 取材協力 : 社団法人 日本商環境設計家協会(JCD)東京デザインセンター
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