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近藤
康夫
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◆ 審査委員長 ◆

Yasuo Kondo/インテリアデザイナー (有)近藤康夫デザイン事務所代表

■ コメント
今年の審査は今までで一番面白く、聴講者がこんなに熱心に聞いていることもすばらしいと思った。JCD賞は、今まで商空間の間口を広げようと活動を重ねてきた。その結果、商業が商いを行うためだけの空間でない、という考えが社会に次第に浸透してきているのではないか。
固い基準を決めて審査するというよりも、JCDとしてのメッセージをなにか考えるべきだと思う。
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小山薫堂
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Kondo Koyama/放送作家 N35 Inc. 代表

■ コメント
JCDデザイン賞自体の意味を考えるべき。 例えば、この賞を与えることで社会に何らかのアンチテーゼを投げかけるのか、デザイナーの技術を評価するのかといった様な意思表示が必要なのではないか。
また、商環境というのは周囲との関係性が非常に大事な部分なので、その写真や状況説明といったものを添付させるべきだと思う。
人や物の入っていない状態の空間ではなく、その実際の商店の様子を見てみたい。
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佐藤 卓
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Taku Sato/グラフィックデザイナー 佐藤卓デザイン事務所代表

■ コメント
商空間は幅が広く、同じレイヤーで比べにくいので、どこにプライオリティーを置くのかを考えていったほうがいい。
行き過ぎもちょうどいい頃合いも分かっている「ほどほど」の空間というのが、現代においては必要な気がするが、今回の作品の中にはなかったのは残念である。
また、大きな予算を費やしてなされるいわゆる“普通”の仕事についても、こういった賞において評価されるべきだと思う。
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小泉 誠
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Makoto Koizumi/インテリアデザイナー コイズミスタジオ代表

■ コメント
今回はカテゴリーごとに何点、といった評価をせずに全体で評価を行った。その評価を数字で見たときに、入選(100点選出)の段階で「感じること」のカテゴリーから60%の作品が選ばれたのは、時代性が大きくでた結果ではないかと思う。
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間宮吉彦
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Mamiya Yoshihiko/インテリアデザイナー 株式会社インフィクス代表

■ コメント
商空間は場所・時代・出来事・継続性といった様々な要素で総合的に評価されるので、そのあいまいさが難しく、突き詰めると限りがない。このような賞の選出を1年に1回でも定期的に行うこと自体が、後にデザインの時代性というものをつくっていくのではないか。
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橋本夕紀夫
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Yukio Hashimoto/インテリアデザイナー 橋本夕紀夫デザインスタジオ代表

■ コメント
カテゴリーを限定したコンペであれば、共通した意識や時代性がはっきりしてくるが、やはり商空間といったくさんの要素を孕んだ中で一つの評価を下すのは難しい。その中でもやはり人のための空間ということは重視されるべきで、その良さを我々が評価していくことが必要であると考える。
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山本雅也
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Masaya Yamamoto/デザインジャーナリスト

■ コメント
自分以外のインテリアデザイナーではない方が大賞に反対されたことで、自分もデザイナーに染まってしまったのかなと感じた。それでも今回の応募作品に、美容院が非常に多かった中でこの大賞が選ばれたのは、やはり何か強い芯があるからなのだと思う。
時代の先端を行く放送作家の小山氏が大賞に反対されたこと自体が、2006年の時代性を表しているように感じた。
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