11月24日まで、海外3都市にある日本情報の発信拠点『JAPAN HOUSE（以下ジャパン・ハウス）』が、「日本とは何か」というテーマで、ジャンル不問の展示企画を募集している。

ジャパン・ハウスとは、外務省がロンドン・ロサンゼルス・サンパウロの3都市に開設した対外発信拠点のこと。この施設では、日本の伝統や文化、食などのさまざまな魅力を紹介し、これまで日本に興味を持っていなかった人々も含め、幅広い層に向けて活動している。展示スペースや多目的スペースのほか、レストラン、ショップなどの商業スペースもある。

今回の募集では、観客が「日本ってこんな国だなんて知らなかった」と、日本にたくさんの魅力があることに気づいてもらう展示企画を募集している。日本への興味・共感を誘う企画力と発信力があるものであれば、伝統・ハイテクノロジー・芸術・デザイン・工芸・大衆文化・食・社会貢献などジャンルは問わない。ただし、企画内容は創造性と独自性、驚きと発見があり、質が高いことが重要だ。

採択時にジャパン・ハウス3拠点で企画の実現が可能であれば、個人・団体を問わず誰でも応募できる。採用された展示企画は、2020年の秋以降、1企画につき各拠点を2～3か月程度、巡回展示される予定だ。

審査員はデザイナーの原研哉さんをはじめ、Takram代表の田川欣哉さん、森美術館館長の南條史生さんなど第一線で活躍する9名が務める。今回の豪華な審査員メンバーに自分の企画を審査してもらえ、採択されれば海外で活動できる大きなチャンスだ。まずは公式ホームページを確認し、検討してみてはいかがだろうか。

ジャパン・ハウス公式ホームページ
https://www.japanhouse.jp/