TOTOが毎年募集している「トイレ川柳」、今年の受賞作が発表された。

26,338句の応募作品から選ばれたネオレスト賞（最優秀賞）は、「間に合った こんな幸せ ありますか？」（ガッテン姐さん）。多くの方がリアルにその瞬間を思い出せる、共感を呼ぶ句が選ばれた。

キッズ賞には「かえり道 ガマンとたたかう 二年生」（あやちま）など、微笑ましい賞も。

審査員長でコピーライターの仲畑貴志氏は「どの椅子も 君に比べちゃ お粗末さ」などを選句し、「実感と共感を得やすいテーマは強い。興味深いのは、同じネタでも詠む人によって表現が変わるところ。最優秀賞では間に合った喜び、仲畑貴志賞では後悔、キッズ賞ではプロセスが詠まれている。視点を変えるだけでさまざまな思いが表出する。（中略）こさえる人の数だけ句には表情があるのが、川柳の面白いところ」とコメントを寄せている。

ほか全受賞作品は公式ホームページで。
http://www.toto.co.jp/senryu/2017/award.htm#senryu2017