ニュース
2016/07/20 13:50

【結果速報】DSA日本空間デザイン賞2016、大賞は「ふじのくに地球環境史ミュージアム」に決定

【結果速報】DSA日本空間デザイン賞2016、大賞は「ふじのくに地球環境史ミュージアム」に決定DSA

DSA日本空間デザイン賞2016の大賞が「ふじのくに地球環境史ミュージアム」に決定。同ミュージアムは、全国初となる地域環境史の博物館を廃校活用により整備し、「思考を拓くミュージアム」をコンセプトとしてデザインされた。株式会社丹青社(文化空間事業部)の3名、加藤剛氏、石河孝浩氏、篠原宏一氏がそれぞれディレクション、デザイン、プランニングを手がけた。

同賞は、日本空間デザイン協会が主催し、世界最大規模の空間環境系のデザイン賞として今年で50年目を迎え、国内外の空間デザインの中から優れた作品を顕彰してきた。今回は、応募総数785作品の中から50作品が最終審査会へと進み、その中から「大賞」1作品、「金賞」10作品、「銀賞」15作品、「BEST50賞」24作品が本年度の優れた作品として選出。また、日本空間デザイン協会特別賞として、東日本大震災への「復興支援賞」1作品、「地域賞」2作品、「学生賞」1作品、「企画・研究賞」3作品が選出された。

贈賞式は11月8日東京ミッドタウンで開催予定。

「ふじのくに地球環境史ミュージアム」のデザイン意図:
静岡県立初の自然系博物館であり、全国初となる地域環境史の博物館を、廃校活用により整備。活動テーマ「百年後の静岡が豊かであるために」の具現化にあたり、自ら考え、行動の実践へと導くことを目指し、「学び/考える場」という学校環境を活かした「思考を拓くミュージアム」をコンセプトとしてデザインした。各教室では学校の椅子や机、黒板等の要素を活用、再構成し、展示テーマの核心となる部分を表現。また展示テーマをシンボル化したサインを廊下で展開し、展示空間とグラフィックの一体的なデザインで、思考を促す仕掛けとした。

http://www.dsa.or.jp/news/detail/news_160707.html

関連記事