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『コンテスト一問一答』よくある質問にお答えします!Part.2

コンテストの主催者からいただくよくある質問に、Contest irohaスタッフが回答する連載の第2弾です。(第1弾の記事はこちらからご覧いただけます)

今回は応募開始~審査までのご質問やお悩みにお答えします!

Q8. 応募者からの問合せで返答に悩むことが多いです。どのような対応が適切でしょうか?
A8. 最も大切なことは、公平さを欠くような返答をしないということです。主催者には、全ての応募者に対して平等な対応が求められます。主催者からの返答で有利不利が生じることはNGなので、いただいた問合せ内容のみに適切に返答することに徹するのがポイントです。大前提として応募者を不快にさせないよう、誠実な回答を心がけることが大切ですが、かといって親切心から過度なフォローをしては不公平に繋がります。十分留意して対応しましょう。

Q9. どのくらいの応募が来るか判断できる材料はありますか?
A9. 率直なところ、確実な数値を算出できる指標はありません。応募数は、コンテストの応募期間や応募資格、副賞や審査員といった企画内容はもちろん、行っている広報活動とそのターゲットによっても大きく幅があります。1つ判断の目安となるのは、コンテストのウェブページにおける閲覧数です。どの程度ウェブページが見られているかという情報により、ある程度、応募数の予測を立てることが可能です。

Q10. 応募数が集まらず困っています。
A10. このお悩みも大変多くいただきます。企画によっては、応募期間最後の一週に全体の90%以上の応募が来るケースもあります。慌てないことも大切ですが、慌てることのないような施策を前もって実施することで、不安を少し解消できるかもしれません。応募件数に限った話ではありませんが、コンテスト成功のためには、適切な企画の組み立てと、その企画にあった広報活動といった施策が求められます。

Q11. 応募数が多く審査が大変です。
A11. まず大切なことは、余裕を持った審査期間を設定することです。たくさんの応募が集まると嬉しい一方、審査の際は大きな負担となります。応募締切から結果発表までのスケジュールがタイトですと、トラブルが起きる恐れもあるため、稼働できる人数や時間を加味して検討しましょう。 また応募締め切り後、すぐに審査を行えるわけではありません。応募作品の不備により応募者に再提出を依頼したり、審査が円滑に行えるようなフォーマットに手直ししたりといった作業も発生します。想定される作業項目を整理して、適切な審査フローと期間を設定しましょう。

Q12. 審査員の選定で悩んでいます。
A12. 企画次第ですが、「専門領域の著名人、世間一般の知名度がある方を1名ずつ外部から招き、主催から1名」といった選定がよく見られます。コンテスト情報サイト「登竜門」の情報をまとめた「コンテスト白書2022」によると、コンテスト応募者の約25%が応募理由の一つに「実績作り・キャリアアップ・就活のため」と回答。実績作りに燃える意欲的な応募者には、業界の著名人に審査されることは魅力的に映るでしょう。一方で主催者による審査として外部審査員を入れないケースも多くあり、どちらが正しいということはありません。審査には専門性やテーマの深い理解が求められるため、企画にあった審査員を選ぶことが重要です。

Q13. 審査会にファシリテーターは必要ですか?
A13. 特に外部審査員を登用する審査会では、ファシリテーターを設けましょう。ファシリテーターには、公平な審査を行うための舵取りが求められます。1人の審査員の意向が審査結果に強く反映されてしまうことや、企画本来の目的や審査基準から議論が脱線してしまうことを避けるために、審査員全員が意見を出すようファシリテートして審査会を進めることが望ましいです。

Q14. 他の類似コンテストがどのような施策を行っているかを知りたいです。
A14. 当社では年間2,000件以上のコンテストにおける告知実績があり、また事務局としても年間25件程度のご依頼をいただき運営のお手伝いを行っております。こちらのフォームよりご質問をいただけましたら、企画にあった事例のご紹介も可能ですので、お気軽にお寄せください。

第2弾は以上です。お悩みの解決に繋がりましたでしょうか?

第1弾の記事はこちらからご覧いただけますので、是非ご覧ください。

また、ご質問はこちらのフォームより随時受け付けておりますので、お気軽にお問合せください!