【レポート】アジアNo.1学生クリエイターは誰だ!? 12th GATSBY CREATIVE AWARDS FINAL [PR]

【レポート】アジアNo.1学生クリエイターは誰だ!? 12th GATSBY CREATIVE AWARDS FINAL
3月10日。道行く人たちの服装が一気に春めいた暖かな土曜日、渋谷ヒカリエホールで「GATSBY CREATIVE AWARDS FINAL」が開催された。株式会社マンダムがアジアで展開するメンズグルーミングブランド「GATSBY(ギャツビー)」が実施する、アジア最大級の学生向けアワードのファイナルステージだ。

12回目を数える今年、アワードは規模を大きく拡大して「DANCE」「ART」「FASHION」「MUSIC」「SMART PHONE」「HAIR STYLE」「CM」の7部門が設けられ、アジア12の国・地域を対象に作品が募集された。この日の渋谷には、総計2,333作品の中から各国での予選を通過した作者が集結。2017年12月に行われた一般Web審査とファイナルステージでのプレゼンテーションを経て、各部門ごとにNo.1クリエイターが決定する。

「登竜門」は、過去最大規模での開催となったこの熱気あふれるイベントを取材した。

フェス形式のファイナルプレゼンテーション

会場の渋谷ヒカリエホールAには、アジア各国・地域からファイナリストとその仲間が、そして全国から一般観覧者が集結。また、テレビプロデューサーのテリー伊藤さん、デザイナー・れもんらいふ代表の千原徹也さん、”ゆうこす”こと菅本裕子さんなど、各分野を代表するクリエイター10名が審査員として集まった(全審査員の紹介はこちら)。

最終審査は、ファイナリストそれぞれが個性あふれるパフォーマンスを披露するフェス形式で行われる。テーマは「カッコよく」「楽しく」「自分らしく」。プレゼンテーションはDANCE部門からスタートした。日本を含む4カ国から6人のダンスパフォーマンスに、ホールの熱気が一気に上がる!

「12th GATSBY CREATIVE AWARDS FINAL」DANCE部門のステージスナップ写真

かつてダンスコンテストを開催していたギャッツビーのアワードだけに、応募者のレベルが高い!

アジア中の学生が目指し、楽しむファイナルステージ

DANCE部門に続いてART部門。ART部門のテーマは「GATSBY商品を使い「キャラクター」、「広告ポスター」のいずれかを選択し制作」で、ファイナルには日本・マレーシア・タイ・香港から5作品が進出した。

この部門とCM部門は他の部門に比べて作品募集期間が長く、緻密に作り込まれた完成度の高い作品が数多くエントリーした。ファイナル会場ではレベルの高いプレゼンテーションが繰り広げられた。

「12th GATSBY CREATIVE AWARDS FINAL」ART部門作品画像

ART部門・LEUNG SZE YANさんの作品「Your 24H stylist」。細かく描かれたネオンのグラフィックは審査で注目を集めた

「12th GATSBY CREATIVE AWARDS FINAL」ART部門ファイナリストのTyson Wuさん(香港)のステージプレゼンテーション画像

一般WEB審査でトップの票数を獲得したTyson Wuさん。今日のために香港から来日した。「ファイナリストに選ばれて東京まで来て、ここでプレゼンテーションができてすごく嬉しい!」と語ってくれた。

ステージはゲストライブをはさみながら、FASHION部門、MUSIC部門、SMART PHONE部門、そしてギャッツビーならではの部門といえるHAIR STYLE部門と、テンポよく進む。今回のアワードでは、“創ること”や“表現すること”に興味・関心のある初心者の方でもちょっとしたアイデアで気軽に応募できるよう、これらの部門が設置された。

そして、いよいよ最後となるCM部門の審査へ。

熾烈な戦い!クオリティの高さが際立つCM部門

CM部門は、このアワードの前身「GATSBY学生CM大賞」から数えて12回目の募集となる。アワードのコアとも言える部門で、前身時代から応募作品のクオリティがとても高いことで知られている。

テーマは「GATSBY商品をテーマに15秒または30秒でCM広告を制作」。対象エリアはカンボジア、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、モンゴル、シンガポール、台湾、タイの11カ国だ。

ステージで披露された13作品は、映画のようなストーリーとダイナミックな演出で見入ってしまう作品、コントのようにコミカルで会場が笑いに包まれる作品、すこしシュールな作品……と、バリエーションも国際色も豊か。審査員もギャラリーも夢中になった。

「12th GATSBY CREATIVE AWARDS FINAL」審査員の様子画像

真剣な表情の審査員。YouTuberでもある”ゆうこす”さん(写真右から2番め)は、ショートにまとめられた作品を「普段YouTubeで短い動画しか見ない若者たちにも、内容が入ってくると思う!」と絶賛

「12th GATSBY CREATIVE AWARDS FINAL」CM部門のRahul Singh Rawatさん(インド)プレゼン画像

Rahul Singh Rawatさん(インド)。映画仕立ての作品は、大学を2日休んで撮影したとのこと。テリー伊藤さんが「収録大変だったでしょ~!」と声を掛けると「いいえ、そんなに」と返して会場の笑いを誘う場面も。

「12th GATSBY CREATIVE AWARDS FINAL」会場の様子

14時から始まったイベントも、終わる頃には19時。長丁場だったが、会場では審査の合間に投票やSNS連動企画が行われ、華やかな雰囲気のまま結果発表に

アジア学生クリエイターの頂点が決まる ART部門は香港、CM部門はインドネシアの学生が受賞

会場投票と審査員によるディスカッションを経て、いよいよ結果発表。

ART部門を制したのは、細やかなネオンの描写が審査で注目を集めた、香港のLEUNG SZE YANさんの作品だ。審査員の千原さんは受賞理由について「レイアウトとか細かいところがグラフィック作品としてこだわりがあり、レベルが高かいなと思った」と講評。YANさんは美術の専門ではないとのことだが「今後はこちらの方面も頑張りたいと思う」とコメントした。

「12th GATSBY CREATIVE AWARDS FINAL」ART部門受賞者の LEUNG SZE YANさん(香港)スナップ

ART部門のWINNER LEUNG SZE YANさん

そして、CM部門を勝ち抜いたのはインドネシアのLuthfi Syaiful Islamさん。受賞作品の「GATSBY UNDERCOVER」は「冴えない男の子がギャッツビー製品に触れると、周囲がクラブのように一変、音楽とともにノリノリ!通りがかった友達も一緒にノリノリ!」というストーリー。Islamさんは作品のコンセプトについて「製品を使うと楽しくなる、それがギャッツビーの魔法だということを示したい」と説明した。

CM部門を審査したテリー伊藤さんは同作を「見てて、こっちがウキウキしてきました。これが1番大切だと思うんですよ。映像を見る、その商品のプレゼンになる。それでその商品を家に置きたいと思える作品でした!」と絶賛。親しみの持てるキャスティングも受賞理由にあげた。

12th GATSBY CREATIVE AWARDS CM部門受賞者のLuthfi Syaiful Islamさん(インドネシア)スナップ

CM部門 WINNERのLuthfi Syaiful Islamさん「今日来ている学校の先生、今回出演したキャストの皆さん、みんなで作ったものがこんなにいい賞をもらえて本当に感謝」とのこと。

ほか各部門の受賞者・受賞作品は公式ホームページに公開されている。

12th GATSBY CREATIVE AWARDS 公式ホームページ
https://award.gatsby.jp/12/

最後に受賞者とギャラリーが一体となったフォトセッションがあり、長くて熱い渋谷の一日は幕を閉じた。

「才能ある若者を応援するブランド」ギャッツビーの熱意

今回のアワードで注目するポイントとして、ギャッツビーがアジアの若者の才能にかける熱意の強さがある。

今回はより多くの学生が参加できるように部門を7つに増やした上、ファイナリストには驚くほど手厚い支援をしている。来日にあたっての旅費・宿泊費を支給し(国内も関東圏外は支給)、通訳を手配するなどプレゼンテーションの支援も万全だ。「ギャッツビー」がアジア中の若者に愛されるブランドとして、国境を超えて若者にクリエイティブな活動のチャンスやステージを提供しようとする姿勢は、強く印象に残った。

会場に展示された、アジアのギャッツビー製品。アジアを中心に10カ国以上で販売されている。インドネシアでの「ギャッツビー」認知度は8割を超えるそうだ

イベントの最後に、「ギャッツビー」を展開する株式会社マンダムの執行役員、内山健司さんは「今年は従来のCMアワードから7部門に増やし、不安もあったが、学生の皆さんの可能性を見させていただいて感動した。これからも才能ある若者を応援するブランドとして、こういったステージを続けていきたい!」と意気込みを語った。

大きな進化が期待できるアワード。次回、学生の方はぜひチャレンジしてみてはいかがだろうか。

取材・編集・文:猪瀬香織(JDN)

関連記事