プロダクト部門

時計は、過去、現在、そして未来を紡ぎ、
人びとの思い出とともに、
時を刻み続けるプロダクトです。

生活空間の中で
欠かせない存在である時計は、
人びとの暮らしと
密接な関係を持ってきました。
そしてクロックは、
暮らしの中心にあることで、
嬉しかったとき、
楽しかったとき、
悲しかったとき…
そのとき、その瞬間の
人びとの感情とともに
時を刻んでいます。
それは、家族や親しい仲間との
思い出を共有し、想起させる、
特別なプロダクトであると考えています。

「時計」という
プロダクトの意味を問い直し、
今の生活における
新たなクロックのあり方を提案する。
人びとの明日の「RHYTHM(リズム)」
を刻むための
商品化デザインを募集いたします。

テーマ

「あしたのRHYTHM(リズム)」

人との関係性、場との関係性を紡ぐ、時計というプロダクトの意味・価値を向上させる、
または再定義するようなクロックをご提案ください。

スケジュール

エントリー期間 2019年4月1日(月)~
6月18日(火)正午(日本時間)
作品応募期間 2019年4月1日(月)~
7月18日(木)正午(日本時間)
発表 10月中旬以降予定

大賞(1名) 賞金100万円
優秀賞(2名) 賞金30万円
入選(4名) 賞金10万円

全ての応募作品の知的財産権、著作権は応募者に帰属します。入賞作は全て商品化の対象として検討します。主催者は入賞作についての商品化に関する権利を2021年3月末日まで優先保持します。商品化を進める場合、主催者は応募者とロイヤリティ等について別途、調整・協議します。

審査員

太陽がつくる影の変化で時の経過を知り、天空の星の位置によって時間や季節の移り変わりをとらえ、生活に役立ててきた人類の歴史。時間を把握し、伝え、記録し、考察することで、私たちの文化は大きな発展を遂げてきました。こうした歴史を振り返るたび、時計とは、創造的な生活の骨格となる実に重要な存在であるのだということを考えずにはいられません。
アナログ式の置き時計、壁掛け時計のデザインを広く募る本アワードは、現代における時間の意味を改めて考え、空間において時の経過を示すデザインの可能性を探る興味深い内容です。生活と切り離せない時計の可能性について、皆さんと探ってみたいと考えます。
リズム時計工業は、日本国内にも組立工場を持ち、ふいご式カッコー時計の製造も日本唯一であるなど、卓越した技術力で世界的に信頼されている企業です。同社の特色もふまえた意欲的な提案が多数寄せられることを期待しています。

デザイン誌「AXIS」編集部を経て1994年に独立。企業、デザイナーの取材を続け、国内外の媒体、デザイナーの作品集等に多数寄稿。日本での主な著書には、『リアライジング・デザイン』(TOTO出版)、共著に『ニッポン・プロダクト』(美術出版社)、『ウラからのぞけばオモテが見える』(佐藤オオキ氏との共著、日経BP)など。
2007年より、21_21 DESIGN SIGHTアソシエイトディレクター。ほかにもデザイン展の企画に関わり、国際交流基金主催「WA——現代日本のデザインと調和の精神」展(2008年)や「Japanese Design Today 100」展(2014年)、「London Design Biennale 2016」日本公式展示キュレトリアル・アドバイザー、2018年、パリ装飾美術館「Japon-Japonismes. Objets inspirés, 1867-2018」ゲストキュレーターなど。グッドデザイン賞審査委員も務める。

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日々、時間に追われ慌ただしい日々を過ごしている。最近時間を確かめるのはパソコン画面の右上。作業をしながら時間も確かめられて実に便利。ただ、これが時間に追われる原因ではないかとも思っている。子供の頃は振り子時計が「カチカチカチ」と時を刻み、長針が真上にくると「ボーン、ボーン」と時を告げる。常に音を奏でているので、当時の方が時に追われてしまいそうですが、時を刻む音が日常となり情緒的な気配を作っていた。
今回このコンペティションの主催をするリズム時計工業は、長らく振り子時計や鳩時計を作り続けてきた。そして国産でムーブメントを量産している日本で唯一のメーカーとなっている。今回のコンペでは、ただ単に美しいプロダクトを形作るのではなく、日本の技術と心意気を生かし、空間に時を奏でる情緒的なデザインが集まることを期待しています。

1960年東京生まれ。
木工技術を習得した後、デザイナー原兆英と原成光に師事。1990年Koizumi Studio設立。2003年にデザインを伝える場として「こいずみ道具店」を開設。建築から箸置きまで生活に関わる全てのデザインを手がけ、日本全国のものづくりの現場を駆け回り地域との恊働を続けている。2015年には「一般社団法人わざわ座」を立ち上げ、手仕事の復権を目指す活動も行なっている。
2005年より武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授
2012年毎日デザイン賞
2015年 日本クラフト展大賞
2018年 JIDデザインアワード大賞

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「RHYTHM 時計デザインアワード 2019」には、時計の表層的なデザインとしてではなく、時間という大きなテーマと向き合って欲しい。
時間は誕生したとき以来、シームレスにつながって、今この瞬間を刻みながらも、太古から受け継がれる過去の時間も未来の時間に通じている。
1日中時間に追われて時計を見ながら生活していると、忘れてしまっているそのことを気づかせてくれるような時計があっても良いし、「大きな古時計」の歌のように、子供が生まれた時に買ってあげて、その子の成長とともに時を刻んでいけるような時計があるかもしれない。または、家のシンボルとして受け継いでいきたくなるような時計、次の1時間後が待ち遠しくなるような、生活を豊かに楽しくするカラクリ時計、それらの時計のデザインとはいったいどんなものであろうか?
広いテーマ設定であるので、自分で問題意識を持ち、何かしらの問いを各自で設定して、デザインに取り組んでほしい。
どんな新しい時計と出会えるか、心待ちにしています。

2004年に禿真哉(かむろ しんや)とトラフ建築設計事務所設立。建築の設計をはじめ、インテリア、展覧会の会場構成、プロダクトデザイン、空間インスタレーションやムービー制作への参加など多岐に渡り、建築的な思考をベースに取り組んでいる。主な作品に「テンプレート イン クラスカ」「NIKE 1LOVE」「港北の住宅」「空気の器」「ガリバーテーブル」「Big T」など。「光の織機(Canon Milano Salone 2011)」は、会期中の最も優れた展示としてエリータデザインアワード最優秀賞に選ばれた。2015年「空気の器」が、モントリオール美術館において、永久コレクションに認定。2011年「空気の器の本」、作品集「TORAFU ARCHITECTS 2004-2011 トラフ建築設計事務所のアイデアとプロセス」 (ともに美術出版社)、2012年絵本「トラフの小さな都市計画」 (平凡社)、2016年「トラフ建築設計事務所 インサイド・アウト」(TOTO出版)を刊行。

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川上典李子氏
川上典李子氏
デザインジャーナリスト
 

太陽がつくる影の変化で時の経過を知り、天空の星の位置によって時間や季節の移り変わりをとらえ、生活に役立ててきた人類の歴史。時間を把握し、伝え、記録し、考察することで、私たちの文化は大きな発展を遂げてきました。こうした歴史を振り返るたび、時計とは、創造的な生活の骨格となる実に重要な存在であるのだということを考えずにはいられません。
アナログ式の置き時計、壁掛け時計のデザインを広く募る本アワードは、現代における時間の意味を改めて考え、空間において時の経過を示すデザインの可能性を探る興味深い内容です。生活と切り離せない時計の可能性について、皆さんと探ってみたいと考えます。
リズム時計工業は、日本国内にも組立工場を持ち、ふいご式カッコー時計の製造も日本唯一であるなど、卓越した技術力で世界的に信頼されている企業です。同社の特色もふまえた意欲的な提案が多数寄せられることを期待しています。

デザイン誌「AXIS」編集部を経て1994年に独立。企業、デザイナーの取材を続け、国内外の媒体、デザイナーの作品集等に多数寄稿。日本での主な著書には、『リアライジング・デザイン』(TOTO出版)、共著に『ニッポン・プロダクト』(美術出版社)、『ウラからのぞけばオモテが見える』(佐藤オオキ氏との共著、日経BP)など。
2007年より、21_21 DESIGN SIGHTアソシエイトディレクター。ほかにもデザイン展の企画に関わり、国際交流基金主催「WA——現代日本のデザインと調和の精神」展(2008年)や「Japanese Design Today 100」展(2014年)、「London Design Biennale 2016」日本公式展示キュレトリアル・アドバイザー、2018年、パリ装飾美術館「Japon-Japonismes. Objets inspirés, 1867-2018」ゲストキュレーターなど。グッドデザイン賞審査委員も務める。

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小泉誠氏
小泉誠氏
家具デザイナー
武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授

日々、時間に追われ慌ただしい日々を過ごしている。最近時間を確かめるのはパソコン画面の右上。作業をしながら時間も確かめられて実に便利。ただ、これが時間に追われる原因ではないかとも思っている。子供の頃は振り子時計が「カチカチカチ」と時を刻み、長針が真上にくると「ボーン、ボーン」と時を告げる。常に音を奏でているので、当時の方が時に追われてしまいそうですが、時を刻む音が日常となり情緒的な気配を作っていた。
今回このコンペティションの主催をするリズム時計工業は、長らく振り子時計や鳩時計を作り続けてきた。そして国産でムーブメントを量産している日本で唯一のメーカーとなっている。今回のコンペでは、ただ単に美しいプロダクトを形作るのではなく、日本の技術と心意気を生かし、空間に時を奏でる情緒的なデザインが集まることを期待しています。

1960年東京生まれ。
木工技術を習得した後、デザイナー原兆英と原成光に師事。1990年Koizumi Studio設立。2003年にデザインを伝える場として「こいずみ道具店」を開設。建築から箸置きまで生活に関わる全てのデザインを手がけ、日本全国のものづくりの現場を駆け回り地域との恊働を続けている。2015年には「一般社団法人わざわ座」を立ち上げ、手仕事の復権を目指す活動も行なっている。
2005年より武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授
2012年毎日デザイン賞
2015年 日本クラフト展大賞
2018年 JIDデザインアワード大賞

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鈴野浩一氏
鈴野浩一氏
建築家
トラフ建築設計事務所

「RHYTHM 時計デザインアワード 2019」には、時計の表層的なデザインとしてではなく、時間という大きなテーマと向き合って欲しい。
時間は誕生したとき以来、シームレスにつながって、今この瞬間を刻みながらも、太古から受け継がれる過去の時間も未来の時間に通じている。
1日中時間に追われて時計を見ながら生活していると、忘れてしまっているそのことを気づかせてくれるような時計があっても良いし、「大きな古時計」の歌のように、子供が生まれた時に買ってあげて、その子の成長とともに時を刻んでいけるような時計があるかもしれない。または、家のシンボルとして受け継いでいきたくなるような時計、次の1時間後が待ち遠しくなるような、生活を豊かに楽しくするカラクリ時計、それらの時計のデザインとはいったいどんなものであろうか?
広いテーマ設定であるので、自分で問題意識を持ち、何かしらの問いを各自で設定して、デザインに取り組んでほしい。
どんな新しい時計と出会えるか、心待ちにしています。

2004年に禿真哉(かむろ しんや)とトラフ建築設計事務所設立。建築の設計をはじめ、インテリア、展覧会の会場構成、プロダクトデザイン、空間インスタレーションやムービー制作への参加など多岐に渡り、建築的な思考をベースに取り組んでいる。主な作品に「テンプレート イン クラスカ」「NIKE 1LOVE」「港北の住宅」「空気の器」「ガリバーテーブル」「Big T」など。「光の織機(Canon Milano Salone 2011)」は、会期中の最も優れた展示としてエリータデザインアワード最優秀賞に選ばれた。2015年「空気の器」が、モントリオール美術館において、永久コレクションに認定。2011年「空気の器の本」、作品集「TORAFU ARCHITECTS 2004-2011 トラフ建築設計事務所のアイデアとプロセス」 (ともに美術出版社)、2012年絵本「トラフの小さな都市計画」 (平凡社)、2016年「トラフ建築設計事務所 インサイド・アウト」(TOTO出版)を刊行。

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リズム時計工業株式会社

主催

リズム時計工業株式会社

運営協力

株式会社JDN

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プロダクト部門

募集概要

募集内容

アナログムーブメントを使ったクロック全般
(置時計・掛時計・振り子時計・カッコー時計(鳩時計)など)

※アナログムーブメントとは歯車を用いたそれぞれの軸の回転運動により、時・分・秒を指針などで指し示し時刻を表す、その機械体
※参考ムーブメントサイズ約W56×H56×D17(mm)、シャフト貫通孔径= 約7mm

参考:ムーブメント外観寸法はこちらからご確認ください

審査基準

テーマの理解、共感を生む表現、実現の可能性、市場の可能性

応募資格

•企業、団体あるいは個人やグループ、年齢、性別、職業、国籍は不問

•日本に拠点を持ち、日本語もしくは英語でのコミュニケーションが可能であること

•一次審査を通過した場合、模型を製作の上、9月にリズム時計工業本社(さいたま新都心)で行われる二次審査に参加できること

※二次審査については、会場の都合により、9月17日東京近郊に変更となりました

選考フロー

一次審査

プレゼンテーションシートによる書類審査

二次審査(最終)

模型を含めた、対面でのプレゼンテーション審査(非公開)

•開催日時:2019年9月17日 東京近郊にて開催

•一次審査通過者には、8月中旬ごろ、個別メールにて詳細をお送りいたします。
 制作補助として1万円を一律で支給します。
 交通費は規定により1名分の実費を別途お支払いいたします。

faq

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プロダクト部門

エントリー

応募方法

1. 事前にエントリーフォームより応募者情報(グループの場合は代表者)を登録してください。メールにてエントリー番号をお送りしますので、そちらを保管してください。

2.エントリー番号とプレゼンテーションシートを作品応募フォームより提出してください。

提出方法

プレゼンテーションシート

(A3・1枚、縦横自由、ファイル形式PDF、使用言語:日本語もしくは英語)

必須項目:
(1)エントリー番号
(2)作品名
(3)コンセプト
(4)図案(CG、イラスト、図面など。配置や点数は自由です)

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※エントリー番号、作品名、コンセプトは左上に必ず記載してください
※複数を応募する場合は、エントリー番号に続けて枝番号(-1,-2,-3,,,)を付与してください
※応募者名は表面には記載しないでください

プロダクト部門
エントリーフォーム

2019年6月18日(火)午前12時、エントリー締め切りました

プロダクト部門
作品応募

2019年7月18日(木)午前12時、応募締め切りました

応募上の注意事項

応募作品は、応募者自身のオリジナルで国内外未発表のものに限ります。
他のコンテストへの二重応募は認められません。また、結果発表時までは主催者の同意なしに他に公表しないものとします。
すべての応募作品の知的財産権、著作権は、応募者にあります。従ってこれを保護する責任は応募者本人にあります。応募の際は、必要に応じて権利保護等の措置を講じてください。
すべての応募作品について当コンテストの広報を目的とした印刷物・出版・展示・Web等で発表する権利は主催者が保有するものとします。
入賞者の氏名、年齢、経歴などは印刷物・出版・展示・Web等で公表させていただきます。
主催者は入賞作についての商品化に関する権利を2021年3月末日まで優先保持します。商品化される場合、主催者と応募者にてロイヤリティ等について別途、調整・協議します。
公序良俗その他法令の定めに反するもの、誹謗中傷を含むもの、著作権その他第三者の権利を侵害しているものは、審査の対象外となります。また、受賞発表後であっても、これらの条件に反していることが判明した場合、受賞を取り消します。
応募作品について第三者から権利侵害などの提訴、その他の争いが生じた場合、応募者ご自身の費用と責任において対応していただくものとし、主催者に対して、すべての損失、損害および合理的な弁護士費用を含む費用を補償し、損害を被らせないようにすることに同意いただきます。
反社会的勢力の活動を助長する行為が判明した場合、審査の対象外となります。受賞発表後に判明した場合であっても、受賞は催告無しに取り消されます。また、その場合に生ずる損害についての賠償は一切行われません。
主催者と運営協力者の社員および審査員が属する企業の社員の応募は不可です。
未成年の方が入賞した場合、親権者の同意書を提出いただきます。
賞金は源泉税、復興特別所得税などの税金を控除した金額をお支払いいたします。
募集要項に記載された事項以外について取り決める必要が生じた場合、主催者の判断により決定します。応募者は、その内容に同意できなかった場合は応募を撤回できますが、主催者は応募に要した一切の費用は負担いたしません。
応募者の方からご提供いただく個人情報は、応募作品の受付や問い合わせ、審査の結果通知、書類・作品の返却、その他コンテストの業務で必要と思われる事項、および次回以降の案内をするために利用させていただきます。
本企画の運営に必要な範囲で委託先に提供する場合と法令の規定に基づく場合を除き、ご本人の承諾なしに、それ以外の目的で個人情報を利用または第三者に提供することはいたしません。

個人情報の扱い

応募者の方からご提供いただく個人情報は、応募作品の受付や問い合わせ、審査の結果通知、書類・作品の返却、その他コンテストの業務で必要と思われる事項、および次回以降の案内をするために利用させていただきます。
本企画の運営に必要な範囲で委託先に提供する場合と法令の規定に基づく場合を除き、ご本人の承諾なしに、それ以外の目的で個人情報を利用または第三者に提供することはいたしません。
その他個人情報の取り扱いにつきましては、リズム時計工業株式会社の「プライバシーポリシー」および運営事務局 株式会社JDNの「個人情報保護方針」をご参照ください。

https://www.rhythm.co.jp/privacy/
https://www.jdn-inc.co.jp/privacy.html