痴漢抑止バッジデザインコンテスト 2017《学生限定》
応募作品数:1338点
受賞作品数:5点
主催:一般社団法人痴漢抑止活動センター
※公式ホームページでは受賞作に加え一次審査通過作も公開しています
最優秀賞
痴漢抑止バッジ
藤井 花(東京工科大学 デザイン学部)
- 作品コンセプト
- 女性が好むスウィート、キュートな配色にし、女子高生がつけやすくしました。犯罪を取り締まる象徴として手錠を描き、加害者を監視したり、やましい心を見透かすように、眼鏡をかけているような表現で抑止効果を狙いました。痴漢抑止活動センターのマークをリボンに見立てています。「なぜ痴漢するの?」という言葉を入れたのは、痴漢は一種の依存症だという記事を読み、「痴漢はダメだ」と言うより効果的だと思ったからです。
- 痴漢抑止活動へのメッセージ
- 痴漢被害を受けたことのある人にも、ない人にも、被害にあわない手助けをできたら嬉しいです。
- 審査コメント
- 今まで採用になってきたデザインとはまた違う、サブカルチャー風でおしゃれなデザインだと感じました。学生投票でも人気でした。また、デザインするにあたり、彼女なりに痴漢問題を調べてくださったことも嬉しかったです。女の子の冷静な表情、目の前で構える手錠、「なぜ痴漢するの?」というキーワードは、加害者の痴漢行為を抑止する効果が期待できそうです。それと同時に、バッジをつける方に勇気をもたらしてくれそうなデザインだと思いました。ぜひ、効果を発揮して活躍してほしいです。(審査委員長 キタイミコト)
優秀賞
乙女を鬼にさせないで
光永美良乃(札幌大谷大学 芸術学部 美術学科 メディア表現領域)
- 作品コンセプト
- 「私たちは泣き寝入りしません」という言葉から、痴漢という卑劣な犯罪に立ち向かう強い女の子の意思を感じました。そこから、可愛い女の子といえども犯罪に巻き込まれれば鬼となり泣き寝入りせずに立ち向かう、というイメージが湧き、激怒し般若と化す女の子をデザインしました。
- 痴漢抑止活動へのメッセージ
- 痴漢は、他人に不快な思いをさせ傷付ける卑劣な犯罪です。加害者の一方的な欲望で、相手に一生忘れられないトラウマを植え付けてしまいます。この犯罪を撲滅させるためにも、被害者が勇気を出し泣き寝入りせずに立ち向かうことも大切ですが、痴漢そのものを抑止することも重要です。この痴漢抑止バッジで、痴漢の被害が少しでも減ることを願います。
注意!!!!
松山紋子(HAL名古屋 グラフィックデザイン学科)
- 作品コンセプト
- 女子高校生が付けていても違和感のないようなデザインにしました。このバッジを見て女子高生も強い心をもっている。熊のように強いと分かれば痴漢犯罪者も思いとどまると考え、作成しました。
- 痴漢抑止活動へのメッセージ
- このバッジを見て、痴漢をすることを思いとどまり、痴漢犯罪が減り、痴漢という言葉が聞きなれないような社会になってくれれば良いと思います。
特別審査員賞(キタイミコト賞)
立ち向かう!
キタザワ(秋田公立美術大学 美術学部 美術学科 コミュニケーションデザイン専攻)
- 作品コンセプト
- 痴漢という犯罪に立ち向かっていく意思を強い眼差しで表現しました。犯罪抑止に繋がる目をモチーフに選び、雑然とした車内でも目につくカラフルな色にしています。女子中高生に親しんでもらえるようポップなデザインとし、痴漢抑止バッジがさらに普及することを狙いました。
- 痴漢抑止活動へのメッセージ
- 痴漢被害を未然に防ぐことのできるこの活動を知り、少しでも力になれればと思い応募いたしました。痴漢という卑劣な犯罪、また冤罪被害も生まないようこのバッジが役に立つことを願います。
審査員特別賞(たか子賞)
触ると痛い目にあうよ…
マミオ(愛知県立芸術大学 美術学部 デザイン・工芸科 デザイン専攻)
- 作品コンセプト
- 缶バッジをつける子に温もり感じてもらえるように、手描きのイラストをもとに制作しました。はりねずみは可愛いけれど、鋭いトゲを持っています。「触ると痛い目にあうよ…」そんな意味を込めてはりねずみにしました。
- 痴漢抑止活動へのメッセージ
- 痴漢は、被害者も目撃する人も嫌な気分になります。多くの人に迷惑がかかる卑劣な行為を無くし、誰もが安心して生活できる社会にしなければなりません。この缶バッジがたくさんの人の役に立ちますように。