結果発表
2019/04/01 11:00

Plastic Design & Story Award 2018 ~プラスティックの未来を拓くアワード~

応募作品数:約400点
受賞作品数:21点
主催:日精エー・エス・ビー機械株式会社

最優秀賞

Naka Bottle
Edouard Pillet
Naka Bottle
作品コンセプト
冷たいビールやレモネードをガラス瓶から直接飲む、これほど気持ちのいいことはありません。そのガラス瓶のシンプルな楽しさを再現するために、Naka Bottleはねじ山をボトルの内側に隠しました。より厚いボトルの縁と、スムーズで快適な飲み口とが実現されます。
受賞コメント
普段の業務では工業デザイナーとして活動しており、このような容器をどのように良くするか、いつも考えています。今回は、ボトルを使って飲むという普段の生活を意識して、どのように飲みやすくするかに気を配りデザインを行いました。本作品には二つのキーワードがあり、一つはこのボトルを利用した場合の純粋な飲みやすさ、もう一つはボトルの持ちやすさを追求しました。
Totem Bottles
Nadav Goldenberg
Totem Bottles
作品コンセプト
単なる使い捨て容器ではなくて、積み重ねて楽しめる、つい集めたくなるような見た目のボトルです。
受賞コメント
賞をいただきありがとうございました。運営された事務局の皆さんに感謝します。作品には二つの特徴があります。一つは、ボトルの使いやすさ、もう一つは、プラスティックの消費に対するインパクトという視点でした。それらを実現した上で、見た目にも分かりやすく、家庭で楽しめるようなデザインを心がけました。

優秀賞

MOUTH bottle
松田兼一郎
MOUTH bottle
作品コンセプト
ペットボトルの飲み口にはネジ山が施され、口に触れるたび、特有の感触が口から伝わります。飲み口は人の口の触覚で認識され、そこには繊細なコミュニケーションがあると捉えました。このMOUTH bottleは容器の口が触れる部分をネジ山から遠ざけ、厚みを増したボトルです。ペットボトル特有の口当たりが無くなり、飲料の質も向上すると考えました。何度も触れる部分だからこそ、その感触の変化が新たなペットボトルの価値観を作ります。
受賞コメント
今回の作品は、ペットボトルと人の間にある何かをデザインすることでストーリーが変わっていかないかなと考えました。もともとペットボトルは飲むときにスクリューが口に触れることが小さな違和感としてありました。その触覚にこだわりネジ山が口に当たらないよう低くして、ネジ山から少し上を出して厚みを出すことで、飲む体験の向上が生まれると考えました。
Casane
藤本聖二
Casane
作品コンセプト
形状の違う二つのプラスティックグラス(コップ)のセットで、飲み物によってそれぞれを使い分けることができます。そしてその二つを重ねることで一つの保温性の高いダブルウォールのコップになります。パーティーなど数が必要なときはシングルで、一人でゆっくり飲み物を楽しむときはダブルでと、シーンに合わせた使い方を可能にします。また有色透明のコップを重ねることで新しい色が生まれ、見た目にも彩りを加えます。
受賞コメント
もともと紙コップで熱い飲料を飲むときに二重にするところから着想しています。それを変形させ中空の空間ができると思いました。そして、中空ができたとき機能はどのようなものか?と考えました。プラスティックという素材の特徴を踏まえ、安価に生産することで、利用者が大量に購入し大人数で使うこともできるし、一人で使うときはさまざまな色の重ねを楽しむこともできる。組み合わせで特別なストーリーを味わえる製品としてデザインしました。

入選

cap-bottle-cap
籔下聡希
cap-bottle-cap
FLOAT LUNCH PLATE
沢崎美季
FLOAT LUNCH PLATE
the tester
OZGE DURMAZ
the tester
飛ばされにくい「プラカップ」
石川和也、本木礼央牙
飛ばされにくい「プラカップ」
Pet Fastener
馬渕 晃
Pet Fastener
ほぼほぼ一回分のエッセンシャルオイルパッケージ
服部 恵
ほぼほぼ一回分のエッセンシャルオイルパッケージ
plastic as material
鈴木祐人
plastic as material
CRACK BOTTLE
大場勇哉
CRACK BOTTLE
SEED SHADE
山口幸宏
SEED SHADE
備蓄水×GIFT
yonanp
備蓄水×GIFT
+0
ゼツユウキ
+0
C+
成瀬 峻
C+
ひとり立ちしたゴミ袋
荒木彩可、北 恭子、迫 健太郎、藤田絃生
ひとり立ちしたゴミ袋
首を曲げず自然に飲めるペットボトル
徳田周太
首を曲げず自然に飲めるペットボトル
Plastic2000
柴 寛武、太田琢人
Plastic2000
P-TRAY
古舘壮真
P-TRAY
MUGEN
Andrea Brugnera
MUGEN
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