日学・黒板アート甲子園 2019《学生限定》
応募作品数:188点
受賞作品数:24点(メイン大会:21点/ジュニアの部:3点)
主催:日学株式会社
※ここでは、最優秀賞・優秀賞をご紹介します
メイン大会
最優秀賞
おせち料理
福島県立会津学鳳高等学校(会津学鳳高校美術部)/5人
- 作品コメント
- メンバー5人で力を合わせ、日本の古き良き伝統文化であるおせち料理を黒板アートで表現しました。黒板全体を重箱に見立て、おせちの一品一品が飛び出してきそうな迫力を出そうと努力しました。おせち料理の美味しさ感と質感を出すのに、本当に苦労しました。描いているとき、お腹が空いてきて困りました。笑笑
- 審査コメント
- 香りや味まで描こうとするていねいな描写力が説得力を持って見る人に語りかけてきます。それぞれの料理のもつ質感が見事に表現されています。黒板大に拡大されたおせち料理はさぞかし迫力があるでしょう。
色の使い方を工夫しながら、料理ごとにしっかり描き分け、「美味しさ感を出すのに苦労した」とのことですが、その苦労が良く伝わってきて、見ているこちらも空腹感が増してくるような素晴らしい作品です。
優秀賞
女嶽三六〇度オッ景?
静岡県立富士宮東高等学校(zoo+)/5人
- 作品コメント
- 自分のしたいお化粧、髪型、服装、それは厳しい校則の中では叶わないけれど、どうにかして可愛くなりたい!という女子高生達のがむしゃらな努力を表しました。制作中雑誌をみて「この服着たい!」「この髪型いいな!」など、なりたい自分について話していました。
- 審査コメント
- 女子高生がオシャレに目覚めた様子が強烈なインパクトで伝わってきます。黒板の黒い部分を上手に使って立体感や動きをしっかり出せています。左右に描かれた波の荒々しさに若さと勢いを感じます。10代らしい力強い作品だと感じます。
蛸の憤怒
埼玉県立大宮光陵高等学校(Emotion quartetto)/4人
- 作品コメント
- 悪口が書かれている黒板を見つけたタコが、怒って黒板を蹴破り勢いよく飛び出してきているというユーモラスな世界観を、迫力のある構図・工夫した技法で表現しました。高校生活最後の黒板アート、私たちの集大成をご覧下さい!
- 審査コメント
- タコが自分に対してのいたずら書きに怒って黒板を突き破って出てくるというユニークなテーマが面白い。そして黒板の地の色の影を効果的に使って立体感と奥行きを生みだし、テーマに沿ったタコの迫力と力強さを作り出しています。タコの柔らかさや吸盤がリアルに描かれており生々しさを感じる作品です。また、水で溶いたチョークを黒板にドリップすることで、海水のしぶきとタコ動きの対比が見事に表現された迫力のある作品に仕上がっています。
POW!! ~あなたの高校物語~
長野県長野西高等学校(長野西高校美術班)/12人
- 作品コメント
- この作品は新入生に向けて描いた作品です。ミニキャラを新入生、これから障害になるであろう物を巨人で表現しました。新入生にはこれらに立ち向かってほしいという願いを込めて描きました。また、蛍光色を使ったアメコミ風の絵柄にも注目して下さい。
- 審査コメント
- 蛍光チョークを効果的に使った作品です。大胆なキャラクターの配置やコマ割り、吹き出しや効果音をうまく使っており、ポップな雰囲気の作品は見ていて楽しくなる力作です。
ジュニアの部
最優秀賞
SOUZOU
川崎市立金程中学校(美術部3年)/4人
- 作品コメント
- 表面上では、上手に装っているが、内面では様々な個性が溢れている中学生特有の感情を表現しました。自分の個性を飛び出させている瞬間です。
- 審査コメント
- 高校生の作品と並べても引けを取らないほど完成度の高い作品です。人の顔がチャックになっていて、そこから内面が出てくるという発想がとても面白いです。また、チョークそのものの発色も良く、カラフルで楽しい作品に仕上がっています。