結果発表
2024/04/04 10:00

池袋アートギャザリング公募展 IAG AWARDS 2023 参加アーティスト募集

主催:池袋モンパルナスまちかど美術館 実行委員会(NPO法人ゼファー池袋まちづくり、立教大学、東武百貨店、豊島区)

共催:東京芸術劇場
企画・運営:池袋アートギャザリング事務局(一般社団法人JIAN)
協力:公益財団法人としま未来文化財団
応募者数:約550名
受賞作品数:20点(入選を除く)
※ここでは、上位11点をご紹介します

IAG大賞

該当なし

準IAG大賞

STARRY WILL
火星
STARRY WILL
受賞コメント(一部抜粋)
このたびは準IAG大賞という輝かしい賞を頂戴し誠に光栄に思います。
制作を支えてくださった方々、素晴らしい展示の場を提供していただいた方々に心より感謝を申し上げます。
今回の作品はアニメーションを制作し始めてから3番目の作品です。研究と試行錯誤を繰り返し、個人作品は少しずつでも形になりました。
制作に伴って、コロナ禍の中で様々な出来事が遭ってきましたが、支えてくれた方々から諦めずに前に進む勇気を貰いました。どれほどの災を経歴しても、人は自ら希望の道を選択し、自分だけが混沌な現状を変えるという強い信念を心に込めて、全ての困難を乗り越える方法を見つかることを伝えたいです。故に、「STARRY WILL」という作品を通じて、星様のように輝く意志を届くまでの旅を描きました。

準IAG大賞、ギャラリー上り屋敷賞

アボジの肖像I
朴 愛里
アボジの肖像I
受賞コメント(一部抜粋)
このたびは準IAG大賞とギャラリー上り屋敷賞を頂戴し、誠に光栄に存じます。日本で生まれて間も無く、母に連れられ韓国に渡った私は、大きくなって日本に戻り住み始めてから、私の祖母や父が豊島区にゆかりがあることを知りました。そのため、今回、本展覧会に参加させていただき、また、池袋で個展をさせていただけるギャラリー様と繋がりましたことがとても嬉しく特別に感じられます。
今回の作品は、自分の個人的なルーツが制作の出発点となっていますが、このシリーズの作品を制作するにあたり、「このような作品を描いてどんな意味があるのだろう」と悩まされることがありました。その中、本展を通じて審査員様を含め、たくさんの方々にご覧いただき、とても励みになる言葉も、また考えさせられ、勉強になるような言葉もいただくことができました。

IAG奨励賞

かげII
川原井康之
かげII
受賞コメント
このたびはたくさんの作品の中から奨励賞に選んでいただき、本当にありがとうございます。
展示中、奨励賞をいただいたことを喜びつつ、もっとこう見せればよかった! あの作品も飾りたかった!などと思ってしまいました。ただ、それも伸び代と思い切って、次へのステップとして活かしてまいります。
今回の受賞を励みに「よし、やりきった!」と思えるよう、作品の質も展示の見せ方も一層向上させていきますので、今後の展覧会などでお見かけの際はまたお声掛けください。
最後になりますが、本展覧会の審査員とスタッフの皆様方と、展示にご協力いただいた方々に感謝申し上げます。重ねてありがとうございました。
沈黙が意味のあるフリをする
柴田貴史
沈黙が意味のあるフリをする
受賞コメント
このたびは奨励賞に選んでいただき誠にありがとうございました。展示期間中、またその後も多くの出会いと学びがありました。
私は芸術家はその時代を写さなければいけない。という言葉が好きです。なので絵で国際情勢をうまく描けたらとこの世界へ入りました。当時ミサイル等をこの絵の世界観へ無理やり入れたり迷走していた時期がありました。それもこれも時代を写さなくては芸術家になれないと思い。
しかしある時いつも展示を見てくれていた知り合いの方に、こんな時代だからこそ絵くらいは夢を見ていたいと言われハッとしました。厳しい現実の中生きているからこそ素直に救われる絵を描くこともその時代を写しているのだと、この絵も立派な芸術になるのだと気付かされた言葉でした。
私はそれから胸を張って今の絵を描いています。その想いが少しでも鑑賞者や審査をしていただいた先生方に伝わったのだと嬉しくそしてジーンとした今回の展示でした。

IAG奨励賞、八犬堂ギャラリー賞

confidence:Dog
泰樂瑠花
confidence:Dog
受賞コメント
今回は、複数枚の作品を一つの作品として展示するという個人的に新しい試みに挑戦した作品群でした。「与えられた空間にどう展示するのか」それを考える時間はとても楽しく、制作においても全体を通して夢中に作成できたので、私の経験においても良い作品群になったと自負しています。
私の制作ポリシーの中に「楽しく描く」というものがあります。それが作品に伝染して鑑賞者に繋がって欲しいからです。ですが、これからはそれと共に、たくさん勉強して、描いて、展示して経験し、学んだことを「深み」として作品に伝染できるよう精進していきたいと強く思いました。
このたびは奨励賞並びに八犬堂ギャラリー賞をいただき幸甚の至りです。そして今回、本展に関わった審査員の方々、そしてスタッフの方々に感謝申し上げます。ありがとうございました!

IAG奨励賞

にんげんのリズム
丹治奈美
にんげんのリズム
受賞コメント
IAG奨励賞というすてきな賞をいただき、誠に光栄に存じます。
初めて参加した自由展示の公募展で、思い通り行かないことも多く、「ここに私の作品があるということ」を掘り下げながら、見せ方を変化させていきました。
結果的に自分の求める「現実感・日常感」がある展示がうみだせたのではないかと感じます。
じつのところ、私は人前で自分を発信することにかなり緊張があり、今回のオープンな展示形式はチャレンジでもありました。 たくさんの方と意見交換できたことを糧にして、立場や、メディアや方法に縛られない、自由で身近な創作を続けて生きていきたいと思います。
ありがとうございました。
シン・モニュメント
高島亮三
シン・モニュメント
受賞コメント
何事もある程度のキャリアを積むと、自ずとノウハウやスキルといったものが身につくが、こと美術制作においてそれらは、同工異曲的なスタンスに走らす要因になりかねない。そのような側面が、近頃の自身の作品にも見られることを、正直否定しない。今回の「奨励賞」はまさに「もう少しがんばりま賞」なのだというメッセージとして、今後の自らを律する糧としたい。

漫喜利大賞

該当なし

準漫喜利大賞

Ciao☆浮世の船 _全体
木白 牧
Ciao☆浮世の船 _全体
受賞コメント(一部抜粋)
2020年に続き二度目の参加となるIAG AWARDSですが、今回は準漫喜利大賞という大変栄誉のある賞をいただき感無量な思いです。選考してくださった審査員の皆様や事務局の皆様を始め、ご来場者様、私を応援し支えてくださった全ての方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
私の前身は鯨類調査員という仕事でしたが、次回は主席を任されるというタイミングで育児を理由に引退となりました。自我のやり場のない数年間を過ごしておりましたが、子の就学を機に、家庭にいながらできる自分事である作家活動を始めて現在に至ります。今や漫画は世代を超えて愛されており、人の成長の通過点ともなっています。かつては自分も読んでいた少女漫画を娘もまた読んでいるのを見て、一体少女漫画の何が女子達を魅了するのか?と観察して得た発見から制作したものが今回の作品です。

準漫喜利大賞、オーディエンス賞

MANgaDARA
西 除闇
MANgaDARA
受賞コメント(一部抜粋)
このたびは準漫喜利大賞、オーディエンス賞という大変嬉しい賞をいただきありがとうございます。
今回の「少年ジャンプ仏」は、新宿区早稲田鶴巻町にかつてあったマンガ図書館の廃棄本を使用して彫っています。なので、図書館からほど近いここ池袋で皆さんに見ていただくことができ、かつ漫喜利部門の賞をいただけたことが何より光栄です。本の所有者であった気骨のマンガファン、故内記稔夫現代マンガ図書館館長にこの場を借りて心より感謝申し上げます。
賞をいただけたのは間違いなくジャンプの力、マンガの力のおかげです。
今回は、自身の中にあるマンガ文化への想いを仏像群という形に託しました。
その託した形と、観に来てくださった皆さんの胸の内にあるそれぞれの記憶や気持ちが呼応して、投票に結び付いたのだと思います。

漫喜利奨励賞、美術商交友会賞

伝アマビエ像
Tomohiko Kozuka
伝アマビエ像
受賞コメント
このたびは漫喜利奨励賞、協同組合美術商交友会賞を授与していただき誠にありがとうございます。
今回の展示は私達にとっても非常に実験的なものでしたので、入賞のご連絡をいただいた時はとても驚いたと同時に大変嬉しかったです。
普段の私達の仕事は求めてくださる方々の要望に応えることですが、作品制作では私達が世の中に対して何を提供できるかが問われます。
これからもポップカルチャーの文脈と伝統の世界を接続した、独自の視点から産まれる今までにない作品を制作できたらと考えています。
今回いただいた賞を励みにして表現と技術の向上を目指し、今後も精進してまいります。

漫喜利奨励賞

子ども(積み木・絵本・膝の上・絵本2・寝起き・おやつ・母子)
山田なつみ
子ども(積み木・絵本・膝の上・絵本2・寝起き・おやつ・母子)
受賞コメント
このたびは、IAG 漫喜利奨励賞に選出いただきありがとうございます。
親睦会での審査員の方や出品者との話の中で、私のやりたいことが明確になり、今は、形になるように少しずつ進行しています!
今後も、仕事、家事子育て、作家活動を両立しつつ頑張っていきたいと思います!
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