11月11日、東京都はパラスポーツを応援したくなる映像・音楽のコンテスト「BEYOND AWARD 2017」の受賞作を発表した。

このアワードは、2020年に向けてパラスポーツ（障がい者スポーツ全般）の応援者を増やすプロジェクト「TEAM BEYOND」の一環。一人でも多くの人にパラスポーツに触れてもらおうという主旨で、9月に音楽と映像が公募された。

映像部門の最優秀賞は、ブラインドマラソン（盲人マラソン）特有の感覚を表現した作品「Believe in the Dark」（チームエクサ作）。走者と伴走者の言葉や息遣いなどの音、二人を繋ぐタスキを映像化したもの。映像の最後には「ブラインドランナーは伴走者を信じることからはじまる　応援も相手を信じることからはじまる」というコピーも盛り込まれている。

音楽部門の同賞は、如月愛里さんの楽曲「うわむきごころ」。”聞くひとの心が上向きになりますように”と願いをこめて作ったとのこと。視覚障がいがある両親を持つ彼女は、10月22日に東京都渋谷区で行われたライブステージで「もともと障がいがある方やパラスポーツは身近な存在でした。多くの人に知ってもらって、ぜひ試合に足を運んでほしいです！」とコメントした。

また、東京都知事賞には音楽ユニット「チョコレートパフェ」の楽曲「コブシを突き上げろ！」が選出。

同日に行われた授与式には小池百合子知事も出席し、「パラスポーツを見るだけでなく、楽しんでもらうためますます盛り上げていきたい」と話した。