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2017/06/23 11:45

【イベント】世界報道写真展2017 日本で巡回中

世界報道写真コンテスト  自然の部 単写真1位世界報道写真コンテスト 自然の部 単写真1位 フランシス・ペレス(スペイン)
2016年6月8日(スペイン領カナリア諸島)

世界およそ90の会場を巡回する「世界報道写真展2017」、日本での巡回が始まっている。「世界報道写真コンテスト2017」の受賞作品が展示。世界的な報道写真コンテストのクオリティーを、感じてみてはいかがか。

「世界報道写真展」は、オランダに本部を置く「世界報道写真財団(World Press Photo Foundation)」が開催。同団は、1955年に報道写真の重要性と報道の自由を世界的規模で広げるため設立され、「世界報道写真コンテスト」をはじめとする様々なプログラムを世界規模で実施している。

「世界報道写真コンテスト」は、前年1年間に撮影された報道写真を対象に毎年開催されている国際写真コンテストで、プロの写真家であれば誰でも応募できる。今回は125の国と地域から8万点を超える応募があり、8部門45名の写真家が受賞した。大賞はトルコのカメラマンでAP通信所属のブルハン・オズビリジ氏。トルコの首都アンカラで開かれた写真展の開会式で、警察官が駐トルコ・ロシア大使を射殺し叫ぶ凄惨な瞬間をとらえた。

また、今年の入賞作品には選ばれなかったが、日本人カメラマンも多数応募している。過去には入賞も。

普段目にすることが少ない現実を、鋭い視線で逃さないプロの報道カメラマンたち。なかでも「世界報道写真展2017」に展示される受賞作品の数々は、圧倒的な表現力で見る者の心に迫ってくる。

同展は1年を通じて、世界の45カ国を巡回する。昨年は総計で約400万人が足を運んだ、世界最大規模の写真展だ。日本では、東京・大坂・広島・埼玉・滋賀・京都・大分を巡回する。東京は会期中で、会場は東京都写真美術館。地域によって期間・主催などが異なるため、おでかけの際は公式ホームページにて詳細確認を。

世界報道写真展2017 公式ホームページ
http://www.asahi.com/event/wpph/

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