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2019/06/19 15:00

【イベント】世界報道写真展2019が東京・大阪・京都・滋賀・大分で開催

展示風景

世界中の報道カメラマンが、1年で撮影した報道写真を出品するコンテストの受賞展「世界報道写真展」が、6月から11月にかけて国内5都市を巡回する。

「世界報道写真コンテスト」は、オランダの世界報道写真財団が主催のもと1956年から開催されている、ドキュメンタリー写真や報道写真の公募。毎年、前年に撮影された報道写真を対象に募集が行われ、十数人からなる国際審査員団が審査に当たる。

第62回目を迎える今回は、「現代社会の問題」、「一般ニュース」、「環境」、「長期取材」、「自然」、「スポーツ」、「スポットニュース」、「ポートレート」の8部門に加え、複数の写真を用いてストーリーとして事象を表現した作品を評価する「世界報道写真ストーリー大賞」が新設された。129の国と地域から4738人のカメラマンによる7万8801点の応募の中から、25カ国43人の受賞が発表された。

今回の大賞は、ゲッティイメージズのジョン・ムーアさんがアメリカ・テキサス州で撮影した作品。メキシコとアメリカの国境で、移民の母親が取り調べを受ける間泣き叫ぶ子どもを捉えた。米政府は『不法移民を親子別々に収容する政策』をとっていたが、この写真をきっかけに米国内外で大きな批判が沸き起こり、トランプ政権は政策転換を余儀なくされた。

ジョン・ムーア氏(ゲッティイメージズ)2018年6月12日撮影

Crying Girl on the Border
John Moore, United States, Getty Images 2018.6.12

受賞展となる「世界報道写真展」は世界中の約100会場で行われ、総計400万人が足を運ぶ。日本では東京都写真美術館、ハービスHALL(大阪)、立命館大学びわこ・くさつキャンパス『エポックホール』(滋賀)、立命館大学国際平和ミュージアム中野記念ホール(京都)、立命館アジア太平洋大学(大分)の計5カ所で開催。

自身が生きているこの時代に、自分では行くことのできない場所で、いったい何が起きているのか?それを知り、制作のインスピレーションや行動のきっかけを与える写真たちを見に、受賞展へ足を運んでみてはいかがだろうか。

公式ホームページ
https://www.asahi.com/event/wpph/