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【結果速報】「世界報道写真コンテスト」2020年の大賞は千葉康由さん 41年ぶりに日本人が大賞
2020/04/20 10:00
「世界報道写真展」は1955年にオランダのアムステルダムで、世界報道写真財団が発足したことにより、1956年から始まったドキュメンタリー、報道写真の展覧会。今年は京都の立命館大学国際平和ミュージアムで6月3日に開幕し、東京展はリニューアルオープン後の東京都写真美術館(恵比寿)で9月3日から開催。
毎年、1月から2月にかけて主に前年に撮影された写真を対象にした「世界報道写真コンテスト」が開かれ、国際審査員団によって選ばれた入選作品が展示されてきた。今年の「世界報道写真コンテスト」には、128の国と地域、5,775人のプロの写真家から、合計82,951点の作品が応募。その中から入賞した8部門41人の受賞作品を同展で紹介する。
今年の最も優れた“世界報道写真大賞”は、オーストラリアのウォーレン・リチャードソン氏が、セルビアとハンガリーの国境を越えようとする難民の男性と子どもを撮影。警備隊に見つからないようフラッシュを使用できない月明かりの下、国境の有刺鉄線付きのフェンスができあがる前の緊迫した様子を捉えている。