連載

コンテストやデザイン・アートに関わることを、ゆるりと更新します

コンテストの実施について(あらためて)

少し、遅くなりましたが新年明けましておめでとうございます。
また、令和6年能登半島地震によって被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
一日も早く平穏な日々が訪れますことを祈念しております。

今回は、2024年最初のコラムですので、改めてコンテストがどういったものか、実施にあたり、どのような点を気をつければ良いかをまとめました。コンテストの実施を検討されている方は参考にしてください。

コンテストとは
本サイトの冒頭に記載していますが、辞書で引くと「作品のできや技術、容姿などを競う催し」とあります。加えて、個人やグループ、団体が参加し、主催者が定義する一定の基準に基づき評価、順位付けがされます。また、応募者の中で高評価、高順位を取った方が受賞者となり、商品、賞金、特定の権利(展示、商品化、書籍化等)が与えられる場合が多くあります。
主催者目線では、企業・ブランドイメージを高めるブランディング活動、製品アイデア・デザインなどのコンテンツ開発、有望な外部パートナーや人材獲得など、目的に応じた実施が可能なマーケティング活動です。

コンテスト実施方法
詳しくは、本サイトの(コンテスト実務:作り方)に記載しておりますので、ぜひご覧ください。
https://compe.japandesign.ne.jp/contest-iroha/#section_03

コンテストを実施するにあたり、通常のプロモーション活動と異なる点として、募集開始〜表彰まで長期間に渡り複数のトピックスがあるのが大きな特徴です。そのため、実施にあたっての計画を策定する段階から、審査基準や審査方法、応募者の個人情報、受賞作品をどのように扱うかなどをしっかりと決めておく必要があります。また、「作品を応募して欲しい人たち」と、「コンテストの実施を通して主催者の活動を知ってほしい人たち」が異なる対象となる場合も多くあります。
例えば、あるメーカーが新商品のアイデアコンテストを開催する場合、「応募して欲しい人たち」はプロダクトを専攻する学生が中心になるかと思いますが、「活動を知って欲しい人たち」は、受賞作品が商品化した際に購入する消費者やメーカーの消費者に寄り添う姿勢を評価する方になるかと思います。告知については、目的を決めた上でどのように行うかなども検討する必要があります。

その他、相談いただくことが多い内容について下記コラムにまとめてありますので、
こちらも参考にしてください。
https://compe.japandesign.ne.jp/contest-iroha-column/2023/11/71926/
https://compe.japandesign.ne.jp/contest-iroha-column/2023/11/71927/

本年も「コンテスト相談所」として、みなさんのお力になれるよう、コラムを発信していきますので、よろしくお願いいたします。また、コンテスト運営に関してお悩みがある方はお気軽にお問い合わせください。
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