結果発表
第1回 つなぎコンペ ─ もちをつくる《学生限定》
2021/10/25 10:00
国土の3分の2が森林で覆われている日本は、戦後に植林された人工林が切りどきを迎えており、森林資源の循環や国土の保全の観点から国産木材の適切な利用が求められています。
持続可能な森林循環や木材利用を進めていくには、森(もり)と街(まち)がつながり、相互が一緒になって課題を共有し、行動に繋げていく「もち」のアイデアが必要になります。
Nikken Wood Labが木材利用の裾野を広げるアクションとして発案した木質ユニット「つな木」は、45mm角の一般流通木材と接合金物のみ合わせにより、家具から少し大きめの空間を「全国 どこでも だれでも」つくることができ、同じ部材を組み換えることで様々な形や機能にトランスフォームできるシステムです。
本コンペは、この「つな木」のシステムを用いた社会課題への解決や空間デザイン・用途に関連するアイデアを広く募集し、審査員と共にその実現に向けた議論を進めます。
このコンペで生まれる様々なアイデアや出会いが、森林への関心の喚起、林業・木材産業の担い手育成につながり、「もち」に関わる共創人口がますます増えていく社会を目指したいと思います。
地域において実際につくることができる、リアリティをもった提案をお待ちしています。
つなぎコンペ実行委員会
mail : tsunagi-compe@architech.co.jp