大高卓也
デザイナー(会社員)
2008年武蔵野美術大学卒業。メーカーのパッケージデザイナーを経て、現在レコード会社にてグラフィックデザイナーとして勤務。アーティストのCDジャケットや販促物・グッズ、ホームページ等のデザインを手掛ける。また、個人的に作曲活動を行い、アーティストに楽曲提供している。
ohtakadesign@gmail.com
- ●コンセプト
- 現行のロゴより洗練されたイメージを出し、その中にもメッセージ性があるデザインを意識しました。グレーの線で表現された竜は「登」「竜」の文字を通り最後に「門」を突破します。読者が、「登竜門」のサイトにより新しいステップへ進む事を意味しています。
- ●受賞のコメント
- この度は採用賞を頂きまして、誠にありがとうございます。「登竜門」は学生時代からお世話になっていたサイトなので、大変感慨深いです。思いを込めてデザインしたので、末永くご使用頂ければ幸いです。今回の受賞を励みに、より邁進していきたいと思います。
審査員コメント
小島利之(アートディレクター・デザインコンサルタント/小島デザイン事務所)
左から右へ伸びるシンプルなフォルムの竜がはっきりと認識でき、その角度が、いきなりの上昇ではなくまず最初の糸口をつかむというニュアンスを良く表現しています。文字の作りも天地の比率や角Rの大きさラインの太さなどの各所のバランスが非常に良く、登の文字の上部のあしらいがシャープなアクセントとして印象を強くしています。全体的にオーソドックスな作りながらきちんと計算され、登竜門のイメージの引率役を十分に満たすと考え、選考しました。
丹青社 プリンシパルクリエイティブディレクター
門をモチーフとしたものが多く、その中は、竜が門と絡んで躍動感を出していることを俯瞰的に見たものと、自分が竜になって門をくぐるような主観的なものに大別できました。採用作品は、前者のイメージが上手く表現されており、竜が登竜門という文字を勢いよくくぐり、上昇していくというストーリーを感じました。ビジュアルデザインの精度も高く、WEBのページにはめた際の見栄えもよく、採用に足るデザインと評価しました。
JDN 監査役
これからの活躍の期待感を象徴する「登り竜」というコンセプトを、シンプルにかつ、誰にでも解り易く表現されている事が採用のポイントとなった。
「登竜門」編集部
この作品ほど、竜をカッコよく、絶妙に、「登竜門」の字に絡ませた作品はなかったように思う。ロゴ全体のスマートな印象が現登竜門サイトにとても合っており、選出にあたって大きいポイントになった。わたくしは一次審査の時点で、この作品の良さに気が付かなかったが、複数の審査員による様々な視点と議論によってこの作品が選出されたことに感謝したい。