学生なら応募するしかない!立体アートコンペ「AAC」6つの魅力 [PR]

『学生なら応募するしかない!立体アートコンペ「AAC」6つの魅力』トップイメージ。第19回面ヴィジュアル、第16回~第18回最優秀賞作品がマンションに設置された様子の組写真
今年で19回目を迎える、学生限定の立体アートコンペ「AAC」(アート・ミーツ・アーキテクチャー・コンペティション)を知っていますか?

「AAC」は若手芸術家の育成支援に重きを置いている、学生のうちにぜひチャレンジしたいコンペの一つです。募集が4月9日から始まりましたが、今回は編集部がその魅力を大解剖。応募する3つのメリットと、意外と応募のハードルが低い3つの理由、あわせて6つの魅力をお伝えします!

▼目次


立体アートコンペ「AAC」とは?

AACの正式名称は『アート・ミーツ・アーキテクチャー・コンペティション』。アートと建築の出会いをコンセプトに掲げています。

都市型マンションの開発を行うアーバネットコーポレーションが、「アートのあるライフスタイルの実現」と、「プロへの道が険しい、立体アート作家を志す学生の支援」という2点を目的として、2001年に立ち上げました。以来19年にわたり、同社が建設・販売する新築マンションを対象に、エントランスホールに展示する立体作品を毎年募集しています。

応募資格は全国の大学・大学院・短期大学・専門学校・高校などで美術・芸術・デザイン・建築・空間演出などを学んでいる学生(研究生)。学生のためのコンペティションです。

写真は2017年の最終審査の様子。最終審査では対象マンションのエントランスを会場に、実制作した作品のプレゼンテーションを行います

審査は毎年、第一線で活躍する美術作家やキュレーターが務めます。2017年は、東京オペラシティアートギャラリー・チーフキュレーターの堀元彰さん、彫刻家の三沢厚彦さん、小山登美夫ギャラリーの小山登美夫さんと、主催会社社長の服部信治さんが審査に当たりました。小山さんは今年も審査に参加します

学生が「AAC」に応募する3つのメリット

「学生にひとつでも多くステージを提供したい」― そんな想いで開催されているAACならではの、応募する大きなメリットを3つご紹介しましょう。

1. 作品を実際のマンションに恒久展示できる

AACでは、一次審査を通過した3名は作品を実際に制作。最優秀賞に選ばれた作品はマンションエントランスに展示され続け、入居者とともに時を重ねる存在になります。ギャラリーやイベントなど、展示期間も観客も限られた場で作品を発表することが多い学生には、多くの人に長く親しまれる作品を世に送り出せるまたとないチャンス。

また、制作にあたっては同社の設計・施工担当に技術サポートを受けられます。入居者に好んでもらえる表現は? 長年展示して素材がダメにならないか? 掃除や修理はどうすればよいか? ― プロの助言を得ながら、公共性・耐久性・メンテナンス性などを意識した作品制作に取り組めるのはAACならでは。表現の幅が広がり、制作スキルもぐっと上がるでしょう。

過去受賞者の多くも、この点をAAC最大の魅力にあげています。

― 舞台が仮想空間ではないので、より本格的に自分の作品と向き合う機会になると思います。(2017年最優秀賞・金俊来さん)

― 作品が毎日住民の目にふれ、生活に溶け込めるというのは素晴らしいです。(2018年最優秀賞・雷 康寧さん)
2017年最優秀賞作品。代々木上原のマンションエントランスで日々入居者を迎えています

2017年最優秀賞作品「Waterfall」。東京都渋谷区のマンションエントランスで日々入居者を迎えています

東京都墨田区のマンションに飾られた、2018年の最優秀作品「Be water my friend」。荘厳なデザインのエントランスとマッチし、シンボリックな存在に

2. 制作補助金も賞金も高額!金銭面でもサポート充実

一次審査を通過し、作品制作段階になると20万円の補助金が支給。普段は金銭的に難しい、高価な素材を使った作品制作にもチャレンジ可能です。

2017年優秀賞の土井さんは、ミケランジェロも愛したという貴重な種類の大理石を素材に選んでいます。また、2018年最優秀賞の佐野さんは、漆の作品に珊瑚や螺鈿などの贅沢な装飾を施しました。

そして、栄えある最優秀賞は賞金100万円!賞金には美術旅行の費用が含まれており、国内外を問わず憧れのアートシーンへ足を運ぶ資金になります。これまでの受賞者はヨーロッパの美術館や歴史的建築などを訪ね歩いたり、香港やマカオで世界遺産を巡ったりなど、異文化に触れて刺激を受けています。

自分の資金だけでは叶えられないことも、このコンペを通じて実現できるんです。

2017年優秀賞・土井彩香さんの作品は純白の大理石の彫刻

2018年優秀賞・佐野圭亮さんの作品。漆塗の工芸品にきらびやかな加飾が施され、審査員の注目を集めました

3. 学生限定!他のコンペに比べて受賞の可能性が高い

立体アートのコンペティションは数が少なく、受賞者の多くはプロの彫刻家やアーティスト。学生にはとても狭き門です。でもAACなら、競う相手は学生だけ。審査通過、受賞の可能性がぐっと高まります。

迷っているあなたも。応募のハードルが低い3つの理由

学生にとてもメリットが多いこのコンペですが、様々な理由で応募を迷っている人もいるのではないでしょうか。アートコンペだから美大生向けではないか、あるいは、制作は好きだけどプランを考えるのが苦手だから、など……

いえいえ大丈夫!AACは意外と間口が広く、応募のハードルも低いんです。その3つの理由をご紹介します。

理由1「美大生でなくてもOK!」

AACの応募資格は美術以外にも、デザインや建築、空間演出などを学んでいればOK。これまでにも、美術とは異なる分野を学んでいる学生が多数受賞しています。たとえば2016年に優秀賞を受賞した中尾俊祐さんはシステム工学部デザイン情報学科。普段はアートコンペではなく、空間インテリアデザインのコンペなどに応募していたとのことです。AACには研究室の方や金属製作所の方のサポートを受けながら挑戦し、見事に受賞しました。

2016年優秀賞・中尾俊祐さんの最終審査の様子

理由2「グループでの応募もOK!」

AACはグループ応募もOK。自分ひとりでの応募が難しくても数名でチームを結成し、プラニング担当、制作担当など、得意分野ごとに担当を分けてチャレンジすることもできます。個人応募が多いアートコンペの中では、珍しいかもしれません。

2014年に優秀賞を受賞した、進藤篤さん・山崎明史さん・前原良平さん・横田安紀さんは、所属大学も専攻も違う4名。作品「フォトンの日々」は、スーパーボールを使った、インスタレーションに近い意欲的な空間作品です。

2014年優秀賞の4人。グループ応募もOKです

2014年優秀賞の4人。それぞれの個性を活かし、チームで受賞しました

理由3「応募時点では作品提出なし。プレゼンシートの提出でOK!」

応募段階では、作品設置イメージ・制作方法を書いた応募用紙(プレゼンシート)の提出のみで、作品の実制作は必要ありません。これなら、立体作品の制作経験が少ない人でも応募できますね。公式ホームページには過去の入選作品のプレゼンシートが公開されているので、応募のヒントも充実。

2018年最優秀賞・雷 康寧さんのプレゼンシート。手描きや写真の切り貼りで制作されています。作品のイメージが明快に伝わる点が評価されました

応募するっきゃない!今年の募集テーマは?

多くの学生にチャンスが拓けている「AAC」。今年の作品募集が始まっています。今年の舞台は東京都台東区の根岸に建設中のマンション。建物のデザインコンセプトである「トラディショナルモダン」を活かした、自由な作品を募集しています。

エントランスホールイメージ(全体)

公式ホームページでは応募要件が詳しく書かれているほか、公式YouTubeでは昨年の審査の様子や主催の想いが詳しく語られています。応募するときにはチェックしてみてくださいね。

学生限定立体アートコンペ「アート・ミーツ・アーキテクチャー・コンペティション(AAC)2018」最終審査会(AAC公式YouTube)

AACに応募できるのは学生のうちだけ!チャンスを掴める回数は限られています。ぜひプレゼンシートに、あなたのクリエイティビティをぶつけてくださいね!

募集概要

第19回 学生限定・立体アートコンペ AAC 2019

●締切
2019年7月1日(月)消印有効
※G20サミットによる交通規制や悪天候を考慮し、締切が必着から消印有効に変更になりました

●賞
最優秀賞(1点) 賞金100万円(美術旅行費を含む)
優秀賞(2点以上) 賞金20万円
入選(数点) 賞金5万円
※一次審査通過者に制作補助金として20万円を支給

●参加方法
公式ホームページにて事前登録後、提出物(プレゼンシートを含む応募用紙)を郵送または持参

●審査員
藤森照信(建築家、建築史家、東京都江戸東京博物館館長)
橋本麻里(ライター、エディター、公益財団法人永青文庫副館長)
小山登美夫(小山登美夫ギャラリー株式会社 代表取締役社長)
服部信治(株式会社アーバネットコーポレーション代表取締役社長)

募集要項(登竜門)
https://compe.japandesign.ne.jp/aac-2019/

公式ホームページ
https://aac.urbanet.jp/

画像提供:株式会社アーバネットコーポレーション 編集・制作:猪瀬香織(JDN)

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