描け、交通事故のないみらい ~ Honda 交通安全 ポスター・動画コンテスト [PR]

描け、交通事故のないみらい ― Honda 交通安全 ポスター・動画コンテスト
 2016年に日本でおきた交通事故の件数は約50万件、1分に約1件近くの事故が起きている計算になる。年々減少傾向にあるが、まだまだ決して他人ごとではない。

 そんな中、自動車・バイクメーカーのHonda(ホンダ)は少しでも交通事故を無くそうと「Honda 交通安全 ポスター・動画コンテスト」を開催している。F1レースや先進的なクルマづくり、というブランドイメージのあるHondaだが、どのような思いでこのコンテストを開催しているのだろうか? また、これまでの参加者は思いをどうやって形にしたのだろうか。

Hondaの安全への取り組み

 Hondaは日本に“安全運転”という明確な概念がなかった1970年代から、安全への取り組みを積み重ねてきた。例えば現在の自動車では当たり前になっている、3点式シートベルトやSRSエアバッグシステムなどの安全装備。これらを日本で最初に導入したのはHondaなのだ。

テクノロジー、ヒト、コミュニケーションと、Hondaはさまざまな視点から「安全」を考えている

テクノロジー、ヒト、コミュニケーションと、Hondaはさまざまな視点から「安全」を考えている

 取り組みは安全技術の開発にとどまらない。道を使う誰もが「事故に遭わない社会」を目指し、交通安全の教育普及活動にも非常に積極的だ。その一環として行われているのが同コンテスト。

 「登竜門」では、Honda 安全運転普及本部の中西さんと、昨年のコンテスト大賞受賞者であるレンコンさんに、お話を伺った。

Honda中西さんに伺う ~ コンテストにこめた思い

― ポスター・動画コンテストの開催のきっかけは?

 交通安全について普段考える機会のない一般の方に、考える機会やきっかけを持っていただきたいと考えたことです。Hondaは早くから事故に遭わない社会を目指した活動をしており、ホームページ「交通安全への取り組み」では交通安全教育に使用できる教材などを多数掲載しています。ただ、どうしてもホームページ掲載などは一方通行です。見てくれている方と双方向でやりとりができるようにしたいというのが、コンテスト開催のきっかけです。

Honda _ Hondaの交通安全ホームページ

Honda公式ホームページ「交通安全への取り組み」(http://www.honda.co.jp/safetyinfo/

― これまでのコンテスト、感触はいかがでしょうか。また、第4回への期待は?

 回を重ねるたび徐々に応募数が増えており、手応えがあります。加えて応募者の皆さんから頂いたコメントからも、交通安全に対する意識の高まりを強く感じています。今回もぜひ、より多くのみなさんに応募いただきたいです。

― 今年のテーマ“「事故のないみらいを描こう」~子どもたちの笑顔のために~”に込めた思いは。

 「交通安全」というと、交通事故の死傷者数や悲惨な事故について考えてしまいますが、自分の次の世代にどういう「事故のないみらい」を描いていけるか、という前向きなテーマにすることで、明るい内容の作品が出てくることを期待しています

Honda 交通安全 ポスター・動画コンテスト

 また、子どもたちの事故というと、歩行中に交通事故に遭い亡くなることが顕著に多いのです。一歩一歩、未来に向かって歩む子どもたちの事故を減らし笑顔を増やす、という意味も込めて、テーマとしました。

昨年の受賞者 レンコンさんに伺う ~ 交通安全への優しい思いを作品に

第3回の動画部門 大賞受賞者、レンコンさん

第3回の動画部門 大賞受賞者、レンコンさん

― このコンテストを知ったきっかけ、理由は

 「登竜門」を見て知りました。仕事で3Dのコンピューターグラフィックを制作していることもあり、これまで何度かCG映像の作品を応募したことがあります。夏に車の安全講習を受けたのですが、その講習で高齢者の交通事故が多いと聞き、印象に残っていて、このコンテストに応募しました。

― 受賞作は、高齢者の顔に自分の顔を重ねるというユニークな発想ですね

 最近は洋服の試着も、自分の姿を写した画面上で確認できたりしますよね。ああいう技術と、高齢者をいたわった運転を促す気持ちをうまく融合できないかと考えて制作しました。

ゆっくり横断する高齢者にイライラする青年ドライバー、次の瞬間ある変化が… 優しい気持ちを取り戻した青年は高齢者をいたわりながら走り去る。第3回の大賞動画ストーリー

ゆっくり横断する高齢者にイライラする青年ドライバー、次の瞬間ある変化が… 優しい気持ちを取り戻した青年は高齢者をいたわりながら走り去る。第3回の大賞動画ストーリー

― 大賞の受賞特典として、ご家族で「ツインリンクもてぎ」に招待されたとのこと。いかがでしたか?

 アクティブセーフティトレーニングパーク(ASTP)で体験したクルマの急ブレーキは、新鮮な体験でした。なかなか踏めないものですね。娘たちも助手席の補助ブレーキを踏む貴重な体験ができましたし、バイクに乗れたのも楽しかったです。また、自然の森での体験も家族で楽しめました。Hondaコレクションホールは見応えがありましたね。

ツインリンクもてぎは色々な楽しみ方を味わえる

自然を楽しんだり、クルマやバイクにふれたり ― ツインリンクもてぎは色々な楽しみ方を味わえる

― 今年のテーマ”「事故のないみらいを描こう」~子どもたちの笑顔のために~”について感じることは

 子どもの頃、クルマの後部座席に座ると、前に広がる景色は親の背中でした。車のエンジン音やサスペンションの振動を感じる度に親の心情を車が伝えてくれるようでした。時にやさしく、時に荒々しく。大人の運転が、子供たちにとって「車の運転は楽しいもの」「怖いものではない」と思ってもらえるように車社会が発展していければよいと思います。

 今年作品をつくるとしたら、子供たちにクルマの楽しさや交通安全の重要さを、五感を使って伝えられたらいいと思っています。

― これからの交通安全に向けて一言

 歩行者に交通事故に気をつけようと言っても限界があるので、運転する側が変わらなければいけないと思います。応募した作品では未来的な技術を用いていますが、ポイントは運転者が歩行者の立場を自分に置き換え、優しい気持ちになるところです

 いくら技術が進歩しても運転するのは人ですから、運転者の自覚を変えなければ事故は起きるでしょう。Hondaでも取り組まれていますが、人のスキルを高めていくことはこの先も必要なことだと思います。

明るいみらいへ、優しい思いを作品に

 Honda創業者の本田宗一郎は「交通機関とは人命を尊ぶものである」という言葉を残している。道路を使うすべての人命を大切にする優しい心は、現代に引き継がれ、そして本コンテスト参加者に広がっている。あなたもこの夏、そんな優しい願いをポスター、動画に込めてみてはどうだろうか。

第4回 Honda 交通安全 ポスター・動画コンテスト【動画部門】【ポスター部門】

締切:
2017年9月29日 (金)

賞:
大賞(各部門1点)ツインリンクもてぎツアー ご招待(1泊2日 交通費込み 1組2名)他

募集内容:
テーマにそった未発表でオリジナルの動画・ポスター
【テーマ】「事故のないみらいを描こう」~子どもたちの笑顔のために~

動画部門 募集要項:
https://compe.japandesign.ne.jp/honda-koutsu-anzen-contest-2017-video/

ポスター部門 募集要項:
https://compe.japandesign.ne.jp/honda-koutsu-anzen-contest-2017-poster/

画像提供 本田技研工業株式会社 安全運転普及本部
構成・文 猪瀬香織(JDN)

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