結果発表
2019/05/07 10:00

第5回 Honda 交通安全 ポスター・動画コンテスト【ポスター部門】

応募作品数:574点
受賞作品数:5点
主催:本田技研工業株式会社 安全運転普及本部

大賞

関根
作品コメント
ニュースで見る度に心が痛む縁故者事故。御社のホームページを親子で拝見し、低速度で起きた9歳以下の子どもの死亡事故の3分の1が身近な人によるということを知り、娘は大変ショックを受け、ポスターのテーマに選びました。「家族みんなが悲しいから気をつけてほしい」というメッセージをこめました。
審査コメント(一部抜粋)
本当に悲しい交通事故が現実に起こっています。ご指摘の通りの低速域死亡事故例調査の結果を、娘さんに知らせたことは大変勇気のある行動だと思いました。ショックを受けるかもしれませんが、現実を伝えることで、娘さんだけでなく、親御さんもお子さまの事故に対し気をつける気持ちが芽生えることと思います。「あなたの子、どこにいますか?」というキャッチコピーにハッとしました。単に危険を説明するのではなく、自分の子の存在を問いかける言葉で、見る人に戒めを促すポスターになっていると感じました。
そして、緑の生垣に、ポスターを作成した背景と、メッセージが描かれています。悲しい事故の現実を伝えるポスターですが、描かれている両親と子どもは楽しげです。この楽しさがあるからこそ悲しいという、作者の気持ちが強く伝わってきます。6歳の関根さん、絵も字もとてもきれいにていねいに描かれていることにも感心しました。

優秀賞

戸田
作品コメント
今回は「子どもの交通安全について」自分なりに考えてみました。子どもの安全を守るためには子どもの目線になって考えてみることが大切ではないかと思います。自分の小さい頃は、友達や自分の興味があることにしか注意が向かず、大人からみると危なっかしいと感じるので、それが伝わるよう、危険なもの、子どもの目に入らないものをぼかして表現しました。
審査コメント(一部抜粋)
とてもユニークな発想だと思いました。子どもの目線で、子どもに見えているお友だちははっきりと描き、それ以外のほぼすべての風景が子どもの目に入っていないため、ぼんやりと描かれています。狭い道の左側に停められたトラックからは、足を出して運転手が降りて来ようとしています。正面から来る自転車は、それを避けて進路を急に変えるか、転んでしまうかもしれません。そして、オレンジ色の果物は、おそらく落下している途中で、それをめがけて塀の上のネコが飛び降りるかもしれません。そんな行動が重なると、お友だち目がけて走っている子どもは危険に遭遇するかもしれません。しかし、これが子どもの目線の現実なのです。「ぼくたちのせかいは、こんなかんじ」なのです。

Honda賞

小山
作品コメント
娘は来年1年生になり、歩いて1.7km先の小学校に行きますが、入学後の交通事故が一番多いと聞き、心配しています。道路を渡る時は、止まって左右確認、手を挙げて渡ることを忘れないでほしいと思い、本人への意識付けにもなると思い絵に表現しました。
審査コメント
お子さまの安全を願い、お母さまが道路の渡り方を教えている姿が目に浮かびます。ご指摘の通り、歩行者の事故は、小学生になったばかりの7歳の子どもに多く発生しています。7歳の子は、学校だけでなく、道路を横断することも1年生で、特別に注意が必要であるのだと思います。
その事実を勉強されたお母さまが、お子さまに「おうだんほどうで、みぎひだりみぎ」という標語と、手を挙げて渡る絵を描いてもらい、横断歩道の渡り方を心に刻んでほしいと願い作り上げられた作品です。このコンクールを、こうしたお子さまの教育のためにお使いいただくことは、私たちの意図するところでもあり、応募のコメントを読みうれしくなりました。そして、安全確認をみぎひだりで終えず、もう一度みぎを見るようにしていることがとてもいいと審査員の間でも評判になりました。小山さんをはじめ、すべての子どもさんの安全な横断を願っています。
竹田
作品コメント
事故のない明るい未来へ向かっている絵を表現したく描きました。子どもや車に羽を付けることで、みらいに羽ばたいていることを描けたと思います。子どもや車だけでなく、明るい町を描くことで、事故がなく平和であることを表現しました。
審査コメント
まさに、明るい未来を感じさせる、カラフルで、笑顔いっぱいで、楽しげなポスターです。はっきりとした色使い、羽をつけた子どもとクルマが虹のようなものを渡り、楽しげなデザインで踊っているような家々が並ぶという、ユニークな構成にも惹かれました。メッセージは、シンプルに「事故のない未来を作ろう」。自転車に乗る女の子が、きちんとヘルメットを被っていることも好感が持てました。見る人を、明るい気持ちにして「そうしよう」という気持ちにさせてくれるポスターです。そうした力も、ポスターに求められるものだと思いました。
細谷
作品コメント
どんなに気をつけていても一人ではふせげない事故もあると思います。特に小さい子の場合はまわりの大人がいつも以上に気をつけて油断することなくすごしていけたらと思いました。かわいく、そしてシンプルに表現してみました。
審査コメント
まさに、交通事故は、油断が重なって起きると言えます。ほんの小さなことかもしれませんが、その油断に気づいていれば…。クルマの運転手は、助手席の女の子のスマートフォンの話題に注意がいき、飛び出した子どもに気づいていません。ほんの一瞬のことかもしれません。しかし、その運転手の油断が、友だちと話すことに夢中になり、つないだ手を離してしまったお母さんの油断と重なります。子どもはボールを追って道路に飛び出してしまいました。子どもにはボールしか見えていないのです。大切な日常が変わる瞬間です。
「油断大敵」。当たり前の言葉ではありますが、危険がいっぱいの道路では、まさに「油断大敵」の気持ちで歩かなければならないことを、あらためて教えてくれるポスターです。クルマだけが事実を見て慌てているところが、油断の怖さを強く表現し、この作品に感情を与えてくれています。
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