結果発表
2022/09/05 10:00

第4回 バンフー 学生トートバッグデザインコンテスト《学生限定》

応募作品数:2499点
受賞作品数:19点
主催:株式会社帆風
※ここでは、最優秀賞・優秀賞・審査員賞をご紹介します

最優秀賞

梅村藍裟(神戸電子専門学校)
作品コメント
私がラッキーと感じることが二つあります。まず一つ目は空の特別な色彩が見れたときです。その空をいくつかピックアップしたものをイラストにしました。もう一つは自分の作品を見てもらえることです。埋もれた中から自分の作品を一度でも見てくれているのなら私にはもうラッキーです。
審査コメント
とても優しい気持ちにさせてくれる作品でした。ラッキーな事柄に触れたときの作者の嬉しい気持ちが何層にも重なってこちらに伝わってきました。気持ちの揺らぎを直線を活かしたデザインで構成し、伝える強さを演出したことにより観る側の目を引くこととなりました。そして同じように優しい気持ちでトートバッグを手に取り出かけたくなりました。(髙橋 一)

優秀賞

竹中 綾(多摩美術大学)
作品コメント
日常の中に突如訪れる「ラッキーな瞬間」をポップに表現しました。小さなラッキーに少し嬉しくなる身近で些細な幸せを大事にしました。
審査コメント
たくさんの応募作品の中で「アイスの棒」や「目玉焼き」などをモチーフにしている作品はたくさんあったのですが「LUCKY」な瞬間の全部盛りは竹中さんの作品だけで目を引きました。どこからどうみても「LUCKY」と直感的に思える強さと明るさがこの作品にはありました。持っていたら運がよくなりそうな感じがするので、友人にプレゼントしたくなります!(荒金知乃)
仮屋崎玲奈(横浜デジタルアーツ専門学校)
作品コメント
今回のテーマがLUCKYということで、私の思い描くラッキーを形にしてみました。私が思うLUCKYは様々な形や色などの個性がピッタリと合わさらないとLUCKYなことは起きないなと思ったので、このようなデザインにしました。
審査コメント
ラッキーというテーマに対して、ありきたりなモチーフを使うのではなく、自分独自のラッキーの解釈を持って、質の高いデザインに落とし込んでいるところが素晴らしかったです。これからも、自分の表現に自信を持って、創作に取り組んでいただければと思います。(高井 学)

審査員賞

下村怜愛(蟹江町立蟹江北中学校)
作品コメント
明るく、たのしそうなオレンジ色にしました。黄緑色の線で強調したり紫色の花を描いたりしてラッキーなことがあり嬉しい心を表現しました。
審査コメント
暖かみのあるオレンジのスクエアに手書きの文字や花がシンプルで大胆に構成されていて観る側の創造力に訴えかけてくるデザインとなっています。黄緑色の線がとても良い。この感覚を大事にして制作を続けてみてください。今後の作品に期待しています。(髙橋)
伊久間沙耶香(島根県立大学)
作品コメント
私が思うラッキーは、大学で知り合った友人たちです。大学では全国から生徒が集まります。学生寮の友人は、寮という環境だから友人になれたのだと思います。それぞれが自分の意思をきちんと持っていて、時には喧嘩することもありますが、各々の言い分を聞き、お互いの意見を理解してきました。彼らに出会い、考え方を成長させてもらったことが私にとって一番ラッキーなことです。
審査コメント
最初に見たときに、かわいいけど、これは何だろう?という感じで目に留まりました。身を寄せて抱き合うキャラクターたちが、作り手の優しい気持ちを含めた色々な感情を内包しているようで、非常に奥行きのある好感がもてるデザインだと思います。(高井)
金巻彩純(北海道立旭川高等技術専門学院)
作品コメント
私がラッキーだと感じるのは、ペットのセキセイインコを遊ばせているときに肩に乗ってくる瞬間です。普段うちのインコは母にとても懐いていて、母の肩からべったりくっついて離れず、私が手を差し出しても嫌そうに母の肩の端から端までトコトコ歩いて逃げてしまいますが、母が不在のときだけは私の肩に乗ってきて甘えてくるのがとても嬉しくてラッキーだと思うのでこの作品を作りました。
審査コメント
作者にとっての日常の中の小さな「LUCKY」が表現されていること、見ているこちらもほっこり幸せな気持ちになれるシーンを上手に切り取ってデザインできているところが良いと思いました。シンプルに絵としても素敵でした!(荒金)
デマトス ルアナ マカレナ(栃木県立足利工業高等学校)
作品コメント
コンセプトはことわざの中にある「棚から牡丹餅」を使って、犬が棚にある牡丹餅を食べた様子を描くことでラッキーを表現しました。犬が描かれているのは、人物で表現するのもよいと思いましたが、あえて犬に置き換えることで、かわいらしくなるかなと思い描きました。
審査コメント
共感できる作品というのは他の人とアイデアがかぶりやすいものですが、アイデアがかぶること自体は全然悪いことではなく、その中に自分の視点を入れることが大切です。「棚から牡丹餅」をテーマにした作品は複数ありましたがその中でもこちらの作品には独自の工夫があって好きです。LUCKYが犬の名前にも思えてきます。(小磯竜也)
永田光羽(穴吹ビジネス専門学校)
作品コメント
私は夜、外を歩いているときにふと見上げた夜空が満月だった瞬間がラッキーだなと感じます。特に雲の間からちょうど満月が見えた際にはとてもハッピーな気持ちになります。この作品は、そんなふとした瞬間のラッキーな気持ちを表した作品です。中心の丸は満月を表しており、周りのものは雲を表しています。
審査コメント
ぱっとした色彩のインパクトが目に飛び込んできました。うっすらと雲がかった満月のデザインが、実際にふと見上げたときの情景を思い浮かべ、じんわりと「ラッキー」な気持ちになりました。作品を通じて見た人の気持ちをラッキーにする素敵な作品でした。今後の作品を楽しみにしています。(野尻貴将)
綾木才子(徳山工業高等専門学校)
作品コメント
私がLUCKYと思うときは、雨の日です。「え!? 雨の日なんて憂鬱じゃん!?」と感じる人は多いかもしれません。しかし、雨の日に外出して靴下が濡れなかったときや、雨上がりの虹を見ることができたとき、私は「超LUCKY!」と思います。雨の日だからこそ感じることができるLUCKYを、このトートバッグと一緒に見つけてほしいです!
審査コメント
雨の中を歩くこのカエルの後ろ姿から、軽やかな鼻歌が聞こえてきそう。絵本の1ページのようで、トートバッグを見た人が前後のストーリーを自然に想像しはじめるような物語性を感じました。また、幸福の捉え方、描き方に発想の転換があり、今の封鎖的な日常の中にも幸福が散りばめられていることを優しく教えてくれています。(西田美智子)
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