結果発表
2020/09/24 10:00

第11回 バンフー 学生Tシャツデザインコンテスト《学生限定》

応募作品数:2306点
受賞作品数:26点
主催:株式会社帆風
※ここでは、最優秀賞・優秀賞・審査員賞をご紹介します

最優秀賞

板坂莉琴(専門学校デジタルアーツ仙台)
作品コメント
日本の伝統文化である、「結び」をモチーフにしました。その中でも絆や縁を表している梅結びを選びました。テーマに海外から多くの人が訪れる2020年とあり、日本と海外を結ぶということからこれに決めました。梅結びの中には、日本を象徴する柄やものなど複数入れて、日本を目で感じられるようなデザインにしました。
審査コメント
絆や縁を意味する梅結びに、富士山や桜、和柄と日本ならではのモチーフや柄を上手くデザインに落とし込み、「JAPAN」をグラフィカルに表現できていると思います。プリントの朱色や、Tシャツカラーの藍色も日本らしい色選びに気遣いを感じました。(胡桃澤章宏)

優秀賞

目黒七緒(北海道立旭川高等技術専門学院)
作品コメント
日本の魅力を考えた時に食や文化、歴史、建築物など数えきれないほど溢れていると感じました。すべてをまとめることはできないので私は「四季と文化」をコンセプトにデザインしました。簡単に日本といえばで思いつくものを四季に合わせて作って見たり、日本食の代表である寿司や花札や折り紙で日本の遊びを混ぜることで誰が見ても「日本らしく」見えるようにまとめました。日本の食や文化、四季こそが日本の魅力であると考えます。なので四季を中心に日本らしい遊びだったり食だったりで日本らしさを「可愛い」で形にできないかと思い、このデザインになりました。このデザインを見た人が「可愛い」と思ってくれて、その中で日本に少しでも興味を持ってくれたらとても嬉しいです。
審査コメント
日本らしさがたくさん詰まったポップでかわいいイラストが、ベースの色も相まって審査会場でも目立っていました。よく見るとすごく細かいところまで日本のアイコンが入っていて、見つけることも楽しいTシャツだと思います。(新里真一郎)
大山楠奈(大分県立芸術文化短期大学)
作品コメント
私が小学生の頃、ランドセルを閉めずに下を向いたら中身がすべて飛び出してきたことがあった。今調べてみると、これは他の人にもよく起こるランドセルあるあるらしい。このデザインでは、そのような状況を使って日本の魅力的なものをおちゃめに表現している。
審査コメント
日本ならではのランドセルをモチーフとして選び、「あの瞬間」の記憶を見る人に呼び起こさせる場面の切り抜きが独創的でした。小さなノスタルジーとファンタジーが同居した魅力的なイラストレーションで、ランドセルに詰め込んだ教科書だけではないワクワク感も伝わります。(青木)

審査員賞

横山未来(文化服装学院)
作品コメント
私は日本の伝統的な柄がとても好きです。これからも日本の象徴として受け継がれ続けていって欲しいと思っています。今回はそんな伝統的な柄を舞妓さんや鶴、花札などと一緒にちょっぴり現代っぽさも入れながら、1枚の日本画のようにまとめてみました。
審査コメント
いろいろな「和」の素材をコラージュしたTシャツ。今年亡くなった山本寛斎さんを思い浮かべたので選ばせていただきました。特に、赤の色が日の丸の赤でもなく、朱でもなく独特で印象的でした。これからも色の使い方のヒントにしてほしいと思います。(笠井修二)
中野愛子(HAL名古屋)
作品コメント
日本の文化を改めて考え、書き出していくうちに本当にたくさんあること。魅力いっぱいの国なんだと思いました。そういうところを詰め込みたいと思い作品を制作しました。
審査コメント
今回のテーマが「JAPAN」ということもあり、誰もが連想するモチーフが多く見られました。ある意味学生らしい飛び抜けた作品はなかったです。同じようなモチーフで表現されている多くの作品の中で、この作品からは若者らしいアレンジと色彩感覚を感じました。作品コメントもしっかり読ませていただきました。(有働澄子)
高木絵莉(横浜デジタルアーツ)
作品コメント
日本と言われた時に国の象徴である国旗と富士山を思い浮かべたので、色彩の美しさを意識しながら「日本」の書体を崩して作成しました。
審査コメント
受賞おめでとうございます。グラフィックデザインの中でも、文字の力を活用するタイポグラフィという領域。日本というとてもシンプルでストレートなメッセージだからこそ、より洗練されたデザインが必要です。一目でわかる日本らしさ、グラデーションを用いたテクスチャーにも作者の気品を感じ、心を奪われました。(吉田広信)
前 奈津美(桑沢デザイン研究所)
作品コメント
日本らしさを感じさせる「力士」をモチーフに選び、「ゲン担ぎ」ではないが日の丸を担がせました。新型コロナウイルスで亡くなった大相撲三代目力士。今こそ、力士と日本の力強さを示す時です。そんな想いを込めて制作しました。
審査コメント
相撲をテーマにした作品はいくつかありましたが、中でもこのTシャツはシンプルだけど力強さを感じました。イラストのラインの太さも絶妙でオシャレに仕上がったと思います。日の丸の使い方も良いなと思いました。(新里)
野田浩明(HAL東京)
作品コメント
日本の国旗としての「日の丸」、伝統的・日本文化的な要素として「手毬」から着想を得、様々な日本の伝統文様と掛け合わせてオリジナルTシャツをデザインしました。
審査コメント
日本の国旗をモチーフにしたデザインはいくつかありましたが、この作品は日本の文様を使って、構成や配色の工夫で和物に偏らないモダンなデザインに昇華させている点を評価しました。文様にはそもそも縁起のいい意味合いが込められており、着ているだけでお守り感もあるのが素敵だなと思います。(青木)
横田美紅(長岡造形大学)
作品コメント
日本のお土産としても人気な招き猫をデザインしました。一瞬なんだろうと思うデザインですが、少し考えると招き猫が見えてきます。
審査コメント
外国の方でも日本に興味があれば一度は見たことがある「招き猫」をモチーフに。その色味や特長的なパーツを「良くぞここから!」という角度で切り取っています。パッと見ではわからないけどまさしく招き猫であるというギリギリのトリミングにセンスの良さがうかがえます。(鈴木一成)
大澤康平(HAL東京)
作品コメント
ふざけているようにも見えるイラストですが、鹿は日本の鹿、トイレも和式といった、二つの日本の要素を合わせてみました。絵として、トイレの方向や鹿の向いている方向で、飽きさせないような工夫、また、鹿の絵は、さりげなく白銀比を多用してみました。当初テキストは「Shika san Unchi」でしたが、汚らしい気もしたので、Toiletに変更しました。
審査コメント
遊び心のある面白いアイデアを、アイコンのような、シンプルでミニマムなイラストで表現したことで、お洒落なTシャツデザインに仕上がっていると思います。モチーフも可愛く丁寧に描けていると思います。(胡桃澤)
大内ひなた(北海道立旭川高等技術専門学院)
作品コメント
日本の文化であるサブカルチャー(ゲームやアニメなど)は国内にとどまらず、世界中で人気を誇っています。この作品では、ゲームをする女の子を描くことで日本を表現しています。しかし、それだけでは日本の要素が少ないと感じたので、セーラー服やだるま、狐のお面でより日本を感じやすくなるよう工夫しました。また、背景に日の丸と霞を描いたところもこだわりの一つです。
審査コメント
“今”の象徴である女子高生と日本の歴史の融合をモチーフにした点が上手く日本のイメージを捉えていると感じました。また大きな要素であるサブカルチャーも上手くイラストレーションに取り込み、まとまりのあるデザインに仕上がっています。(小林史朗)
黒野夏未(大阪モード学園)
作品コメント
私が幼い頃飲んでいたラムネはプラスチック容器に入っていました。最近ではガラス瓶に入ったラムネは少なく感じ、幼少期の私はとてもそれに憧れていました。そんな微かな淡い記憶を、夏の思い出と共にラムネ瓶に詰め込みました。
審査コメント
ラムネは、日本の暑い夏休みを懐かしく思い出させてくれる。強烈な炭酸は、まるで大海でクジラが泳ぎまわるような刺激という比喩がふさわしい。また、ラムネは日本を象徴的に表現しているようにも感じられる。まわりには海がありクジラが泳ぐ、そして強烈な炭酸のような力を内包していた暑い時を懐かしく感じさせてくれる。(辻 勇佑)
増田文奈(京都芸術デザイン専門学校)
作品コメント
私の中の日本のテーマとして、「日本人らしさって?」ということをテーマに制作しました。日本人の性格や特徴を調べていくと、面白いものが多かったのでこのテーマにしました。ターゲットは外国人の方に設定し、日本人の特徴をわかりやすくキャッチーな感じに知ってもらえたらという意味も込めました。また、色数は抑えてシンプルに、一つ一つのロゴの下に英単語で説明をつけることでよりわかりやすくなるようにしました。
審査コメント
この度は授賞おめでとうございます。シンプルながら、ポップで楽しい見た目の中に「日本人らしさ」がピクトグラム調のデザインで表されているところがとても工夫されていて大変面白いと思いました。見た目もテーマにそったデザイン性もとても優れていると思い、選ばせていただきました。(齋藤美帆)
成瀬葉月(名古屋モード学園)
作品コメント
日本というテーマから日本酒を連想し、冷酒を入れる徳利を使ったデザインを考えました。麻の葉柄の徳利から冷酒がおちょこに流れ波打つ様子を表しました。とても素敵な徳利を見てその綺麗さをもっとたくさんの人に知ってほしいという思いから制作しました。
審査コメント
日本の伝統的な「麻の葉文様」で酒器を形取り、伝統と文化をポップに表現され、色彩も紺地に朱と白を使用してデザインしているところに和を感じ、全体的にテーマに上手く繋がっています。このデザインを通して「徳利を使ってお酌をし合って酒を楽しむ」魅力的な昔からの日本の風習も、国内外に向け伝えられると嬉しいですね。(畑野裕美)
横山友人(鹿児島県立松陽高等学校)
作品コメント
私は、日本のいいところといったら「人のやさしさと温かさ」だと思いました。人のやさしさ、温かさを表現しデザインをするために、おにぎりを関連づけました。おにぎりをにぎる姿や手は日本の温かさそのものだと思います。そこからこのデザインをしました。
審査コメント
おむすびを握っている手にも見えますが、同時に何かを大切に包み込む手のようにも見えました。シンプルな構図の中に、日本の良いところが凝縮されているアイデアが素晴らしいと感じました。(阿部拓也)
姶良壮志(武蔵野美術大学)
作品コメント
五重塔の先端の部分がかっこいいと思ってデザインしました。現代のアンテナのようにも見える。Five-storied pagodaは五重塔の英訳です。
審査コメント
今回のテーマが「JAPAN」ということで、富士山や浮世絵などの伝統的なモチーフや、原宿や秋葉原などのポップカルチャーを扱った作品が多い中、五重塔をデザインしたところに独自性と面白さを感じました。(村田 恒)
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