結果発表
2019/06/12 10:00

SICF20 参加クリエイター募集 展示部門

受賞作品数:11点
主催:株式会社ワコールアートセンター

グランプリ

タダのカミ様
タナカマコト
タダのカミ様
作品コメント(一部抜粋)
会計時、無条件に手渡されるレシートという存在。
目もくれずに受け取り、捨て時のタイミングを失って財布の中にたまっていく。財布を覗く度に煩わしい気持ちが生まれる。
小さくて黒い文字が羅列されているその紙で暇つぶしに顔を切ってみたら、お経のように見えてきたので、これで神様を制作しようと考えた。
お店ごとに違うレシートの長さや文字のデザイン等、不自由さのある中で、私は商品名を残すポージングや、店名を残すデザインを頭の中で考えながら下書きなしで一体一体制作していった。
レシートはその人の日常が見えてくる。
制作中、ほぼ毎日袋飴とカフェラテを買っているレシートを見て、自分の身体が心配になった。
完成したレシートを額に入れて展示すると、ゴミ同然だったレシートが特別な存在に変貌を遂げた。
ご利益がありそうな、そんな気さえした。
日常生活の中で無意識に存在していたものに意識を向けさせる。
受賞コメント
講評会で審査員の方がおっしゃっていた「レシート…お題ですね」の言葉にハッとさせられました。
お店から出されるお題(レシート)を見て、いかに独創的な神様を生み出すか…私が夢中で制作していたのは大喜利だったからかと気づきました。引き続き色々な大切り(オオギリ)に挑戦していきたいです。スピーチでは頭が真っ白になり感謝の気持ちを伝えられなかったのでこの場をお借りして。ありがとうございました。
審査コメント
最初は、よく見かける、ゴミを利用した手癖のアートか…と思いましたが、印字された文字を活かしながら切っていると聞いて見方が変わりました。買ったものがわかって、それが形にもなっている切り絵は生々しく、作家が「カミ」と称したように、ある種の美と意味が溶け合い、霊感をまとうものへと変化しています。(金澤 韻)

準グランプリ

A-UN
京森康平
A-UN
作品コメント
私は国内外の装飾的な図柄に惹かれ、現代における装飾美術を探求しています。
装飾美術は西洋、東洋さまざまな文化が発展し、時に混じり合いながらその国独自のアイデンティティを形成してきました。
歴史やルーツを遡ることで国境や民族間を越えた、人と文化の深い繋がりを感じることができます。
今回は「阿吽(あ・うん)」をテーマに、2体が対になる作品群をデジタルツールを用いたミクストメディアで表現しています。
仏教のルーツとなった、インドのサンスクリット語のはじまりの文字は「ア」、終わりが「ン」。
そして日本語の五十音のはじまりも「あ」、終わりは「ん」。
奇妙な共通点を持ちつつ、異なる文化や言語を持っているもの同士は繋がっている。
その曖昧な境や文化の響き合いを汲みなおし現代の装飾絵画として描き出します。
受賞コメント
2年前にSICF応募したのが、作家としてのデビューだったので、2年越しにこのような賞をいただけてとても嬉しいです。
今回、展示ブースにこだわって制作しました。「阿吽」として左右に遂になる絵画を配置し、しめ縄を入り口に飾ることで、神聖なる場所との境を設け、阿吽の意味するものを連想させる構成にしました。空間の演出も評価していただけたことで、今後の作家活動において大きなヒントになりそうです。
審査コメント
その場から身動きできなくなるような目もくらむ程の引力を放つ作品。至極のグラフィック構成、カラーバランスやディテイルのこだわり、「あうん」をテーマにしたところなど、彼の見事な作品を前にした誰もが当惑した驚嘆という“罠”にはまってしまいます。説得力のあるこの作品を純粋なアートと呼ぶか議論が生まれることも想像されますが、確かなのは、見た人の心拍が上がる興奮をもたらす、すべての称賛に価する素晴らしい作品だということです。
京森さんは間違いなく真のアーティストです。今後の作品も楽しみにしています。(アストリッド・クライン)
無題
奥 直子
無題
作品コメント(一部抜粋)
私はやきもので主に生物をモチーフにした作品を作っており、今回用いている狐面のネズミは、私が過去に開いた個展など展示の中で、何匹か(いても2、3匹)部屋の片隅やちょっとした凹みなどにさりげなく置き、「あれ、こんなのもいたのか」と、気づいた人がクスッと笑えるようなユニークなキャラクターとしてつくってきました。今までそのネズミのタイトルは「決死隊」でした。弱いネズミが狐のお面を被って精一杯に武装している。そういった作品でした。

そこで今回、その小さなネズミを数多く増やし、それを主役に、この小さな空間の中でうじゃうじゃと並べてみようと考えました。片隅にポツンといるととても弱々しく可愛らしくも思えるものが、集団になるとどうなるだろうか。そして皆お面を被っているから、これは匿名であるということにもなる。
受賞コメント
今回は、区切られた小さな空間での展示ということで、もの自体よりも空間としてどう見せるか。ということを重点的に考え、制作しました。そこでよりコンテンポラリーで観た人が楽しめるような空間になればと、個展のときなどとはまた違った、とても新鮮な気持ちで取り組むことができ、また多くの方に観ていただくきっかけとなり、非常に良い経験となりました。

今回の経験を生かし、これからももっと挑戦的な展示をしたいと、今後のプラン、楽しみの幅が増えました。今後も更に良いものを発表できるよう、奥 直子は日々進歩して参ります。ありがとうございました。
審査コメント
陶芸としての技術も圧倒的で、身体の面の質感の違いなど絶妙なのはわざわざ言及するまでもないですが、なにより素晴らしかったのは、何も言わずとも作品からにじみ出る行間たっぷりの物語性。この展示での作品名は無題となっていましたが、お面を被って虚勢を張って立つこのネズミたちが普段は「決死隊」と名付けられている点も含めて、非常にチャーミングでした。(菅野 薫)

アストリッド・クライン賞

MARVEL
花山ちひろ
MARVEL
作品コメント(一部抜粋)
私たち人類は未だミクロの世界の全貌を捉えていない。菌や微生物は肉眼で見えるものはあるが多くは顕微鏡の中や写真などの平面でしかミクロの世界を知りません。しかし、存在する菌、微生物は全て立体です。立体にすることで身近に感じ、菌や微生物が人間に影響する現象(大別して発酵・環境・病気)を、近くて遠いミクロの世界に生きているモノたちが存在している必要性や重要性を第三者に感じてもらうため、ジュエリーという身に付けるアイテムを通して変化し続けている自然界の現象を背景に「自然界に存在する価値」というテーマをもってアートジュエリーとして表現を行ってます。

今回の作品は、外部から入り込んだ桿菌が体内を循環していくとその菌はどのように派生していくのだろうと疑問を持ち「分裂」といテーマをもって制作しました。体内の中で分裂し臓器のような形になりまた球体になっていく。そんな形が生まれているかもしれない。
受賞コメント
この度はアストリッド・クライン賞をいただきありがとうございます。

さまざまなジャンルのアートがある中で、このように評価していただいたことを大変光栄に思います。今回の経験を活かして作家活動に励んでいきたいです。
審査コメント
微細なものがどんどん大きくなっていく自然界の細胞分裂からインスピレーションを得ているという花山さんの作品。彼女のジュエリーを見ると、サイズだけでなく重要性も確かに大きくなっていくプロセスを想像することができます。

ジュエリーは小さなものではありますが、貴重で、洗練された、細心の注意を払って作られているものです。花山さんのジュエリーはそのすべてを実現しています。これほど小さなスケールの繊細なフィリグリーがどのようにして作られているのだろうと驚かずにはいられません。近年、テクノロジーの発展とともに何を作るのも可能な時代になってきていることに正直少し飽き飽きした気持ちになりますが、そのような中で、人の手によって想像を超える素晴らしい物が生み出されることにあらためて感動してしまいます。誇りをもって成し遂げられる手仕事の素晴らしさがいつも勝つのです!(アストリッド・クライン)

金澤 韻賞

Blink-Blink
森田葵衣
Blink-Blink
作品コメント(一部抜粋)
見つめ合う二人の時間が音と楽譜になる装置。
あなたがみつけた私のまばたき。私がみつけたあなたのまばたき。どちらも同じ音で「リン」となる。どれが私の音で、どれがあなたの音なのか。音の中でフラットになる。同じようにして生きている、ということを確かめ合う。

─ あそびかた ─
向かい合わせに座った二人は、中の明かりが点いている1分間、見つめ合う。
相手のまばたきを見つけたら、手元のキーを押し、音を鳴らす。
中の明かりが消えるとき、二人の1分間の記録[まばたきの楽譜]が印刷される。
受賞コメント
顔を合わせずにコミュニケーションをとることが当たり前となった今、向き合うことについて考え直すきっかけになれるだろうかと思い、出展に臨みました。沢山の方に体験していただき、二人の関係性によって感じ方が変化するという点が大きな気づきでした。

今回の経験が1つの始まりになるよう、精進いたします。制作に携わっていただいた方々、いつも見守ってくださっている皆様に、心から感謝いたします。ありがとうございました。
審査コメント
お互いのまばたきをカウントする装置。それだけのために作られた箱。でもこれをやると、向こう側に座る人の存在を強く意識させられる。例えば同じように二人で向き合うマリーナ・アブラモヴィッチのパフォーマンスに比べると、ちょっとやってみようかとなる、ゲームのような軽妙さがあって楽しい。紙に結果が印字されて出てくるのも、ウェットな生き物同士の交感を描きつつ、ドライでかっこいい。ずっとこうやって、ちょっとバカバカしく、でもほんとは真剣な、大きい作品を作り続けてほしい。(金澤)

倉本美津留賞

名付けられた色の終わり 名付けられない色のはじまり
鈴木知佳
名付けられた色の終わり 名付けられない色のはじまり
作品コメント(一部抜粋)
緯度経度を示した海岸や路傍等で採取した砂を色で識別して並べる ─ 砂と化してゆく時の標本 ─ として。
僅か1ミリ足らずの砂粒でありながらも、貝殻、石、ガラス、金属、陶、プラスチック等かろうじて元の素材が感じられます。色とりどりのそれは、風化して砂粒程に小さくなった、それでもかつて私たちの日々の生活の中に存在していた何かでした。
─ 赤い 青い 白い 黒い ─ 古代の日本では、色はこの4色のみで、そこから、鉱物や植物等、自然に由来する色名が増えてゆきます。色の名前は自然の内に見出し名付けることで手に入れてきた文化のアーカイブでもあります。日用品として形を与えられた色が、役割を終え、姿形を失いながら色としか呼べないような単位となって自然の内で時を刻み続けてゆく様は、再び名付けられる前の色の起源へと還ってゆくかのようでもあります。
受賞コメント
1600mm四方の空間で1mm足らずの砂と出合うことを想像してSICF20の展示に臨みました。
素材は何? どうやって着色してるんですか?といった質問に、並んでいるものが只々拾ったままの色、形の砂だとお伝えすると驚かれました。

一粒の砂を前に、それぞれの事物が過ごしてきた時間、場所へと想像を向ける眼差しが重なって、空間が満ちてゆくようでした。息をひそめ、みてくださった皆様、ありがとうございました。
審査コメント
参加作家数150の作品中、最も小さく、そして、最もシンプルでストロングな作品だと感じた。個人的には、優れたアートの重要ポイントは、その作品に出会った瞬間に気づきがあるかどうか?ということだと考えている私にとって、この作品はまさにそれであったと言える。なんとなく掴んだ足元の砂に発見を見出す。そしてそれをできる限り簡潔に表現に落とし込み意図を明確にして発信する。こういう行為はアートにとって相当重要なファクターだと思っています。(倉本美津留)

菅野 薫賞

活線プロジェクト
日辻
活線プロジェクト
作品コメント(一部抜粋)
電子部品をいけばなに見立て、実装しています。
「活線」とは、電気が通っている電線のことを指します。電子部品を使って立体を作る上で、ただオブジェとしてではなく電気の通った回路として機能した立体作品であること、活きるという漢字の意味とモチーフになっている花を「いける」行為を重ねてこの名前をつけました。
コンピュータや電子部品のようなエレクトロニクスを用いた作品について議論がされる時「技術的新規性」が議論に中心になることが多くあります。もちろん、仮想現実や人工知能といった今までなかったテクノロジーに思いを巡らせ、それがもたらす未来について考えることはとても刺激的で、大切であり必要な技術です。しかし、目まぐるしい変化の中で埋もれていったかもしれない「枯れた技術」における美学が、まだまだたくさん隠れているのではないかと私は考えています。
受賞コメント
「作家として無名である自分が、いかに食べていきながら創作活動を続けられるか」ということは卒業後の生活における主題の一つでありました。作家としての自立性を保とうと日々試行錯誤を重ねながら、まさにINDIPENDENTの名を冠するSICFというアートフェスに参加でき、贈賞いただけたのは幸甚の至りでございます。あらためて展示関係者の皆様、そしてご高覧いただきました皆様には厚く御礼申し上げます。
審査コメント
この作品は、電子基板でつくる枯山水ですよね。枯山水は、水を用いずに石や砂で目に見えない山水の風景を表現しますが、この作品では、目に見えない電気の流れや演算処理が静かに目の前で起こります。この作品に触れることによってこの世界では何が起こっているのかをそれぞれが想像するきっかけを与えてくれます。デジタルテクノロジーを活用した作品は、往々にして新しい技術の可能性の探求になりがちです。しかし、この作品は、文字通り枯れた技術を使って、新しい視点を我々にもたらしてくれる。テクノロジーが生活の中に当たり前に入ってきて、そのあり方に深く考えなくなってしまったことを気づかせてくれます。(菅野)

MINA-TO賞

WOODEN PLANTS
斉藤萌々子
WOODEN PLANTS
作品コメント
植物(木)で植物を表現することに挑戦することへの興味からはじまった作品でした。ケイトウ、シンフォリカルポス、コットン、スギの順に制作し、展示をしました。

実際に木を彫ると、絵で描く以上に、植物は同じパーツの集合で構成されていることを強く意識させられる感覚がありました。しかし膨大なパーツの蓄積でできた花も、視野を広げると存在は小さくなっていくのが必然です。マクロな存在のものが対象物次第でミクロな存在になり、その逆もあると言い換えることもできます。こうした、一つのものに対する規模の認識の相対性を表現し、認識のスイッチングを引き起こす造形を目指すようになりました。

植物をミクロとしたとき、その置かれた環境や風景がマクロに当たると考えるようになり、制作するごとにモチーフである植物は抽象化され、場面が具体化されていきました。
受賞コメント
SICF20を通してたくさんの方々と作品についてお話しをする機会をいただきました。その中で今まで言語化できていなかった感情を理解することや、作品に対する新しい見方をお伺いすることもでき、MINA-TO賞までいただいて充実した展示になりました。ありがとうございました。

ワコールスタディホール京都奨励賞

韻を踏む
眞鍋美祈、リチャード・サハラ・ハルタント
韻を踏む
作品コメント(一部抜粋)
韻をふむのは詩人やラッパーの特権じゃない。誰もが韻をふめたなら、もっと言葉に親しみがわくはずだ。本作品では、物理的に「踏む」ことを通して韻をふむ体験をしてもらう。本を読むことが減ってしまったこの時代だからこそ、青空文庫から抽出された名文で韻をふむことで、言葉の魅力を感じてほしい。

開かれた本の上にかかれたフレーズを踏むと、そのフレーズと韻をふんでいるフレーズが周りに現れます。何も考えずにリズムよく本の上を踏んでいくだけで、誰でも必ず韻をふみ、ラッパーになれます。

友人との会話から「韻を踏む」ことがおもしろいことだと思いできるようになりたかったものの、才能がないためにできなかったためこの作品をつくりました。また、ハウツー本ばかりがベストセラーになり、小説が大好きだった自分すら徐々に小説を読まなくなっていることを悲しく思っていたことから題材を青空文庫としました。
受賞コメント
「クリエイター」という自由な括りで募集を行っていることに魅力を感じ展示がはじまるまでは受賞をめざして一生懸命制作を行っていましたが、展示がはじまると周りの方の力に圧倒され、受賞は本当に予想もしていないものでした。色々な分野を統合した本作品が受賞できたのは、分野などの枠にとらわれない体験をつくることが受け入れられてるためだと信じて、更に良いものにしていきたいと思います。

スパイラル奨励賞

Mime of love
村尾拓美
Mime of love
作品コメント
この作品は、人間が鳥の求愛行動を真似するための衣装です。
Mimeとは「身振り、手振り」という意味で「Mime of love」は「愛の振り付け」となります。
大学に入学し作品を作り続けるうちに、大学に入ったから、作品を作っているのか?
所詮アートの真似ごとをしているんじゃないか?という思いと、素材、技法、伝統、といった工芸の枠に囚われてしまう自分への嫌悪感がありました。
好きなものを好きと表現するのは殊の外理由を尋ねられることでれに答えられるような、文脈に沿った説明ができるものが求められている。
そう感じていました。
動物が必死に求愛行動をする姿は滑稽で、しかしそのひたむきさは憧れこそすれ、彼らはただ必要だから求愛するだけで、人の目を気にしてばかりの私が笑えるものではなく、自分に必要なものはそんな野生的な勇気でした。
受賞コメント
自分の作品や活動の落としどころに悩み続けた結果、ジャンル問わず応募できたこのSICFでこのような賞をいただけたのは本当に光栄です。
「やっぱり動いてるところ見てほしい」ということで自分で着てみたのですが、自分で着て見る人の反応を直に感じることで、実際に人に見せる瞬間にまで視野が開けたのは、アーティストと観覧者が直にコミュニケーションを図れるSICFだからこそ得られたものだなと思います。
審査コメント
テクスチャーなどあらっぽさがありつつも、圧倒的なインパクトと味わいを残す作品でした。パフォーマンス・映像・コスチュームなど複数の表現手法の組み合わせという点でも、既存ジャンルに縛られない自由さがあり、次の展開に予測がつかず、とても楽しみです。(大田佳栄)

オーディエンス賞

kotonoha
本多大和
kotonoha
作品コメント
穴にむかって言葉をふきこむと、声から形になった言葉が一人でに歩きはじめ、空間を自由に動き回る様子を鑑賞できます。本作は、言葉に話し手の感情や人間性が表れる様子を、まるで言葉が生きているように感じたことをきっかけに制作した参加型インタラクティブアート作品です。
家に帰ってから思い出したり、ほかの人に伝えたり、言葉は一人歩きをはじめ、ときに花のように優しく寄り添い、ときに獣のように牙をむき、ときに羽を生やしてたくさんの人のもとへ飛んでいきます。そういった作者の言葉についての想像や、言の葉、言の羽、言端、言魂といった言葉の語源に纏わる事柄をモチーフとして演出に取り入れ、一人立ちした「言葉」たちの一つの世界を形作っています。
受賞コメント
デザインとエンジニアリング、アートとエンタメ。多面的な創作を志して作家としての色を模索し、楽しめる届きやすい作品を目指す中で、たくさんの受け手の方に評価いただけたことがとても嬉しいです。多くの表情や声に触れることができ、ほかの出展作家の方々と関係を育むことができ、実りある貴重な時間を過ごせました。あらためて、今回のSICF20の開催ならびに出展者への選出に御礼申し上げます。ありがとうございました。
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