結果発表
2020/09/11 10:00

第22回 雪梁舎フィレンツェ賞展

応募作品数:144点
受賞作品数:5点(佳作および入選を除く)
主催:公益財団法人雪梁舎美術館

フィレンツェ大賞

素晴らしき恩寵
伊藤晴香
素晴らしき恩寵
作品コメント
「恩寵」とは、簡単にいうと「神の恵み」です。
賛美歌が聞こえてくるような母子像になったらと思い描きました。
母親の顔があまり見えないこの構図は、私にはチャレンジでした。

フィレンツェ美術アカデミア賞

薬師三尊像
丸山一夫
薬師三尊像
作品コメント
油彩が専門ですが、日本美術に対するあこがれを常に抱いていました。
十数年前、「仏像を描く」ということに挑戦するにあたって、伝統的な仏画をトレースするのではなく、モデルを置いて写実絵画として制作するということから始めました。そして自分なりの仏画というものを探している段階です。描画方法も含め試行錯誤を繰り返し、まだ道半ばです。
ずっと観音菩薩像を描いてきて、如来を描くのはまだ早いと思っていましたが、今年の状況を見て、薬師如来を描くのは今かなと思い制作しました。このような情勢だからこそ、重くならないようリラックスして描くことを心掛けました。像容は伝統にのっとったものではないですが、私なりに願いを込めて描いたつもりです。

ファウンダー捧 賢一賞

犬と猫と両方
松浪吉樹
犬と猫と両方
作品コメント
普段から面白いことや楽しいことや好きなことなど考えていて、それを自分の世界観で作品に表現しています。
今回の作品は犬と猫をテーマにしていて、犬と猫が持っている癒しや可愛さをおもいっきりキャンバスに描きたいと思いました。
背景はポップでカラフルに沢山の種類の犬(イヌ科の動物)や猫(ネコ科の動物)を描き、犬好き、猫好き、両方好き、その他色んな人がこの作品を見て色々探して楽しんで癒されて、元気になって貰いたい思いで描いた作品で、何よりも私が犬と猫が大好きな気持ちを作品に出ていた感じがします。

優秀賞

大叔母の家
小俣花名
大叔母の家
作品コメント
大叔母様の家を描きました。窓から入ってくる光が綺麗で描きたいと思ったのがきっかけです。
絵のモチーフには色々なものがあります。建物、静物、食べ物、植物、動物、人間、服、文字、光、どれか一つではなく、みんな絵の中で主人公にしてしまい、全部を引っくるめて「人の暮らし」として表現したいと思いました。
忘れられた場所
鈴木ほのみ
忘れられた場所
作品コメント
時間に追われる日々。
振り返ってみて、何か忘れていることはありませんか?
大好きだった場所、大切にしていた宝物。
疲れた時は、その場所に帰って、休んでくださいね。
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