結果発表
2019/05/09 10:00

Rethink Creative コンテスト 2018年

応募作品数:約400点
受賞作品数:11点(Rethink Creator 賞:6点/部門:2点/部門:3点)
主催:株式会社クリエイターズマッチ
※ここでは、各部門のグランプリをご紹介します
Rethink Creator 賞

グランプリ

トマトはかぶって食べたい
中村 仁
トマトはかぶって食べたい
Rethinkした背景
熊本県はトマトの生産量が全国1位で、我が家でも食卓にはトマトがあることが多いです、その中でも娘は大のトマト好き。
娘のこれ(トマト)かぶって食べれればいいのにの一言の夢を叶えました。
アピールポイント
かぶっては食べれないですが、真っ赤なトマトが食卓に並ぶと心が躍ります。そんな、甘くて少しすっぱいトマトを全国の皆さんが食べたいと思っていただければ嬉しいです。
審査コメント
「なに? どういうこと?」と食いつかせた時点で勝ちだと思いました。(西野亮廣)

「見た目にインパクトがありました。」(柳澤大輔)

熊本がトマト生産量No.1と初めて知りましたが、その事実を読み手の脳裏にしかと焼き付けてくれるような作品です。娘さんの一言からの着想というのも素敵。「かぶって食べる」を応用したシリーズものも見たくなります。トマト人間的なビジュアルはインパクト大なので奇想天外パターンとして完成。一方、中の人の表情が見えるかぶりものにしてまんべんの笑みをしたお子さんなどがメインビジュアルになるなら、万人受けの新パターンになるかもしれません。(鯨本あつこ)

インパクトがあって目を引くデザインだと感じました。
自分自身も九州出身でありながら、熊本=トマトの認識がなかったのですが、このポスターを一度見たらもうきっと忘れることはないですね!(平田麻莉)
JT Rethink 賞(ポスター部門)

グランプリ

思いやりからできること
岩橋恵理子
思いやりからできること
Rethinkした背景
禁煙の相談を受けたりする中で感じることとして、タバコを変えるきっかけを探している人ややめさせて欲しいと思っている人も多いなと感じています。そこで、タバコを変えるカッコいい言い訳を提供したいなと思い、作成しました。また、これだけタバコが騒がれている中で、吸い続けている人の特徴を大きく三つに分けました。Aタイプ=頑固。人に言われてやめるとか社会に流されるのとかカッコ悪いと思っている。Bタイプ=純粋。コミュニケーションツールとして吸ってきている人はたばこがないと手持ち無沙汰になってしまう。多少の弱さがあり、その分思いやりがあり純粋。Cタイプ=ただただ好き。今回は理由があれば変えられるAとBのタイプに絞って訴求しました。
アピールポイント
駆け出しでソフトの使い方もままなりませんが、こちらの取り組みがすごく面白いなと思い、ポスター作りにチャレンジしてみました。JTのポスターは吸わない人向けのものが多いように感じていましたが、吸う人が変わる言い訳を作れればと思い、吸わない人ではなく吸う人をターゲットに置いて考えてみました。また、目的を下記と認識して作成しました。吸わない人が心地よくいられる商品を開発→喫煙者へその商品を販売し、マナー向上を実現したい→結果として喫煙者と非喫煙者の共生が果たされ、企業としての利益もブランディングも向上する。
審査コメント
「ほのぼのしています」(柳澤大輔)

「吸い続けている人」をしっかりと考察されたうえで、答えを導き出されている点、深みのある作品に仕上がっています。
やさしい表現ですが、ポスターを見る人の心に静かな衝撃を与える作品だと思います。(鯨本あつこ)

類似のメッセージは複数の作品で見られましたが、あるあるなんだろうなぁと思わせる、共感性の高いコピーだと感じました。仲睦まじい夫婦の背中も素敵です。いくつになっても夫婦の距離を縮めるには遅くないということで、シニア夫婦を選定しているのも好印象でした。(平田麻莉)
JT Rethink 賞(コピー部門)

グランプリ

「モクモク」よりも良い音があるはずだ。
山口泰尚
Rethinkした背景
タバコからイメージされる擬音が「モクモク」という煙の擬音であること。
アピールポイント
「あるはずだ」という言葉にすることで、みんなでこれからのタバコのあり方を考えるきっかけ作りになれば良いなと思います。
審査コメント
アピールポイントで書かれている通り「あるはずだ」という言葉で、読み手の心に自分で考える余白を残してくれたことで、良い発展が望めるように感じます。ただ、コピーだけでは成立しにくいのでデザインの力に頼る部分が多く、そういった点ではデザインの良し悪しで、10点にも100点にもなりそうです。(鯨本あつこ)

時代やテクノロジーが変われば、擬音も変わるという着眼点が面白いと感じました。
確かに電話も「リリリーン」では子どもたちに伝わりません。
電子タバコの擬音はどんなものになるのか、これからのタバコのあり方とともに思わず考えさせられるコピーでした。(平田麻莉)
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