第3回 フェーズフリーアワード 2023
受賞作品数:12点(事業部門:8点/アイデア部門:4点)
主催:一般社団法人フェーズフリー協会
事業部門
PHASEFREE AWARD Gold
子ども食堂防災拠点化事業
特定非営利活動法人U.grandma Japan
- 作品コメント
- 地域の地縁組織がだんだんと衰退する中子ども食堂が地域の居場所となっている。この取り組みが地域の中心となりもしもの時には日常食事を作っている場所でもあり安心する場所で安全な食事がいただける。
- 審査コメント
- 生活困窮者やひとり親家庭への食糧支援から始まった子ども食堂が、人口減少、地域間格差、社会的孤立など、この地域が抱える特有の課題を解決すべく、人々の拠り所として大きく発展している。「食」を通じて多様な人々のつながりを生み出すことで、災害時の助け合い、食糧供給への安心感をもたらす仕組みは、日常時と非常時双方の「汎用性」を高めている。ひとり親の子どもだけでなく、地域の多様な人々の日常の居場所、活躍の場として災害時にもその機能を発揮するシステムは「有効性」を高めており、フェーズフリーの概念に当てはまる活動として高く評価できる。
- 受賞コメント
- 子ども食堂は日頃から地域に根ざし、いろんな形で地域の人々のつながりを作っている。いつも=もしもの時でもみんなの居場所になり、子どもを守りみんなを守るそんな多世代交流拠点。全国で7300カ所以上のいろいろな形の子ども食堂がいつも、も、もしももよくする活動を目指し、頑張っている。
PHASEFREE AWARD Silver
- 作品コメント
- 0~1歳頃までの赤ちゃんのための、母乳代替食品で調乳が不要で、常温のまま赤ちゃんに与えることができる乳児用液体ミルク。2023年5月23日に、(1)赤ちゃんの飲む量で選べる2サイズ展開 (2)持ち運びしやすいキャップ付き (3)直接与えやすいスリムボトル の商品規格にリニューアル。
- 審査コメント
- 育児負担の軽減には、家族の協力、地域や社会のサポートが不可欠である。法改正により液体ミルクが発売されたことが転機となり、災害備蓄用としての利用を推進するのではなく、普段から誰でも簡単に授乳できるという日常時の価値を追求している。粉ミルクの調乳に慣れていない人でも準備の時間をかけずに授乳ができ、日常時でも非常時でも多様な人が育児に参加できるようになった。一般的な粉ミルクと比較して、「有効性」、「汎用性」ともに高い評価を得ており、日常時の不便解消が非常時の価値向上につながるフェーズフリーを体現した商品だと言える。
- 受賞コメント
- 「明治ほほえみ らくらくミルク」は、母乳をお手本とした粉ミルク「明治ほほえみ」ブランドと同等の栄養設計で保存料不使用の液体ミルク。調乳が不要で簡単にミルクをあげることができ、「日常」では育児負担の軽減に貢献し、水などが手に入りにくい災害などの「非常時」にも役立つ商品である。発売して以降、多くのご家庭や自治体でご使用いただいてきました。2023年5月には、日常での利用シーンの広がりに伴い、リキャップ式の飲む量や月齢に合わせた2種の容量タイプへリニューアルし、さらに多くの方々にご使用いただいています。
PHASEFREE AWARD Bronze
- 作品コメント
- 「TSウォータータイト」は、日常使いのまま追加操作や追加部材の設置が必要なく、ドアを閉鎖するだけで常に止水性能を発揮する商品です。
- 審査コメント
- 気密性の高い止水ドアでありながら、開閉が容易で、設計や施工もしやすく、既設のドアからの入れ替えもできる点が、「汎用性」の評価につながっている。水害対応や耐風圧などの非常時の機能に加え、防音や気密など、操作性も含めた日常時の価値も高めている点が「有効性」として評価されている。気候変動により台風やゲリラ豪雨による河川の氾濫など、身近に迫る水害への対策として、操作しやすく、施工も簡単で、窓付きや片開き・両開きのタイプもそろえており、今後、さらなる普及が期待される。
- 受賞コメント
- 近年、集中豪雨による浸水被害が多発しており、水害対策は必要不可欠なものになってきている。「TSウォータータイト」は、見た目も操作性も普通のドアで、水害時にはそのまま安全を守る止水ドアとなる。そのようなドアを提供したかったのが開発コンセプトである。普段通り閉めるだけで止水でき、追加操作・追加部材の設置がいらず、真夜中や休日、外出時など急にかけつけられない緊急時も安心で災害を「防ぐ」フェーズフリーな商品である。今後もこのようなフェーズフリーな商品の普及拡大を目指し、社会に貢献できるよう取り組んでいく。
PHASEFREE AWARD Audience
- 作品コメント
- 「体験型食のテーマパーク」をコンセプトに、四国・徳島・鳴門に訪れた方が立ち寄る四国の玄関口にある道の駅。施設自体の目的地化と多くのメディア露出を通じて、地域の魅力を全国に発信するとともに、鳴門市の認知度やブランド価値を高める役割を担う。
- 審査コメント
- 一般的な道の駅のようなクルマ移動の休憩地点ではなく、「体験型食のテーマパーク」として、さまざまな世代の人々が集まり、交流できる目的地としての存在が、「汎用性」の面で高く評価されている。非常時に避難を要する場面でも、普段利用している施設であることが「有効性」の評価を高めている。屋上ジップラインでの空中散歩、滑り台やキッズルームなどの子ども用施設に加え、オリジナルの食事やスイーツも充実しており、単なる道の駅を超えた日常時の価値と共に、津波対策の高所避難や食料供給の機能を有している点で評価が高い。
- 受賞コメント
- 道の駅「くるくる なると」は、「体験型食のテーマパーク」をコンセプトとした、四国の玄関口にある道の駅である。平常時については、交流人口の拡大と地域の魅力を全国に発信する役割を担っている。施設の計画段階からフェーズフリーの考えを参考にしており、平常時の役割はもとより、津波避難や食料供給など、非常時における役割も果たす施設として、災害発生時でも防災的観点から地域貢献に寄与できる施設となっている。
- 作品コメント
- 収納=備蓄とコミュニティ形成をテーマに、防災を意識をしていなくても災害時に備わっている、意識の壁を超えるフェーズフリーな賃貸住宅です。普及価格帯に抑え、スタンダードな2階建木造賃貸住宅として、広く浸透させていくことを目指しています。
- 審査コメント
- 近隣での共助は非常時に有効であるが、一般的に賃貸住宅におけるコミュニティの形成は容易ではない。そこで、1階では南側に光が注ぐサンルームを配し、窓辺ベンチを設置した。これにより外部との接点となる空間を豊かにし、人々が顔見知りとなれることが「汎用性」を高めている。集合住宅の限られた空間に十分な収納を設えることで、全体を見渡し、補充すべきものや不足しているもの、災害時に持ち出すべきものを普段から確認でき、日常時の機能と非常時の安心の面で、「有効性」を高めている。
- 受賞コメント
- ぼ・く・ラボ賃貸 エールは、当社グループの防災と暮らし研究室「ぼ・く・ラボ」の取り組みの一つとして開発した商品である。豊富な収納を設け備蓄をサポートし、外部との接点となるバルコニーやサンルームを豊かな空間とすることでコミュニティ形成を促して、日常時のQOLを高めながら被災時にも機能する仕組みを盛り込んだフェーズフリーな賃貸住宅とした。また、スタンダードな2階建木造賃貸住宅として、建築コストを普及価格帯に抑え、全国に広く浸透させていくことを目指した。
- 作品コメント
- 「YORiSOS」は、Apple Watchと高度に連携したアプリサービス。ボタンを押すだけでいつでもどこでもセコムへSOSできます。Apple Watchの転倒検出と日本で初めて連携し、転倒時にもセコムに通報可能。また、日々蓄積するヘルスケアデータで日常の健康管理を行いながら、不調時にはセコム看護師へ相談して早期に対応できます。
- 審査コメント
- スマートウォッチと警備会社のサービスを連動させることで、いつでもどこでも常に安心して暮らすことができるアプリ。自身の健康状態を客観的に把握することができ、見守る家族の安心感にもつながることから、「汎用性」の評価が高くなっている。日々の運動や睡眠など、データに基づく評価によって、ゲーム感覚で生活習慣改善のモチベーションにもつながり、遠隔地の家族に対しても、心拍数や転倒検出など、健康状態把握が可能となるため、「有効性」が評価されている。
- 受賞コメント
- 「YORiSOS」は日常でも緊急時でもセコムが寄り添い、安心をお届けすることをコンセプトとして開発。
不安を感じる時など“もしも”の事態に手元のApple Watchでスムーズに通報することができる。
また、安心して生活するためには健康であることが重要と考え、Apple Watchから取得する歩数や睡眠データの可視化により生活習慣改善のモチベーションアップへつなげるものである。
日常と非日常のどちらにも寄り添う「YORiSOS」は、年齢にとらわれず、いつまでも挑戦したいというユーザーの気持ちを支えます。
ディスカバリープロジェクト東武動物公園 コネクト・コミュニティ
ポラスタウン開発株式会社、株式会社ユニソン、NPO法人日本防災環境
- 作品コメント
- 日常生活で防災への意識を高め、普段の暮らしの中で自然と防災を学ぶことができる分譲地。分譲地内の共有地を「共助」につながるコミュニケーションの場とし、家の中の防災対策で「自助」の意識を高める住まいとした。また、それらを継続的に学べるよう住民主動の管理組合を結成し、住教育の仕組みの構築を行った。
- 審査コメント
- 分譲住宅の共有地を普段から住民が使えるアクセスしやすいコミュニケーションの場として設定。さまざまな機能を付加することで、利用者を増やし、日常時と非常時双方の価値を高めたことが「汎用性」の評価につながっている。ソーラーエネルギーや井戸水など、既存のインフラに頼らない機能的スペースが分譲地内にあることで、住民の交流を生み出し、安心感を高めている。人が集まる場を作り、日頃から機能させることで、災害時の共助につながる点が「有効性」の評価を高めている。
- 受賞コメント
- 暮らしの中で防災を学び、自然に実践できる環境をつくることが、未来にとって重要だと考えた。フェーズフリーの視点は街全体に生かされている。共有地は、日常時には分譲地の方々が集いくつろぎ、子ども達が遊ぶ公園として利用。非常時には防災拠点として利用できるだけでなく、さまざまなアイテムが役に立つ。建物には、学校からのお手紙などと共に災害マップを貼れるマグネットボードやアウトドアでも活躍するポータブル電源、ライフラインが停止した在宅避難時の住環境を守る工夫などを盛り込み、日常も非常時にも快適を目指した。
- 作品コメント
- 洗口液であるモンダミンは、口臭予防、歯垢付着予防、歯肉炎予防、むし歯予防など、お口の悩みに応じた幅広いラインナップでお子様から高齢者の方まで使用でき、お口の中から健康をサポートします。自動で計量できる自動ディスペンサーを使えば、誰もが手軽に注ぎやすく、使用の習慣化にもつながります。
- 審査コメント
- 一般的な洗口液と比較して、低刺激やノンアルコールなど、幅広いラインナップをそろえ、子どもから大人、高齢者まで、誰でも簡単に口腔内洗浄とリフレッシュが行える。日常時も非常時も、時間や場所に関わらず使えることが、「汎用性」の評価を高めている。口臭予防、歯肉炎予防、むし歯予防などに効果があり、日常時の身だしなみから、非常時のリラックスまで、「有効性」の評価が高い。また、避難所等で不特定多数の人が使用する際は、専用の自動ディスペンサーで、ボトルに手を触れることなく衛生的に使うこともできる。
- 受賞コメント
- モンダミンは、お口に含んですすぐだけで使えるため、自宅での使用はもちろん、職場や学校など歯磨きがしにくい外出先でも手軽に使え、ミニサイズなら鞄に入れて持ち運ぶことも容易である。水を必要としないため、水道が使えない非常時にも不自由なく使え、いつでもどこでも使えるフェーズフリーな特長をもつ。また、自動ディスペンサーは、注ぐ時に液が垂れる、ボトルが重いといった不満解決のために開発されたが、ボトルに触れずに清潔に注げる特長が、不特定多数の使用が想定される避難所での使用にも役立てられると考えた。
アイデア部門
PHASEFREE AWARD Gold
オンデマンド交通サービス for resilience「フェーズフリーMaaS」
富士通株式会社 Mobility事業本部、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 デジタルビジネスデザイン部
- 作品コメント
- 平時のデマンド交通車両を活用し有事に避難所への安全な送迎を実現。移動サービス提供者に必要な予約受付、運行管理などの業務を支援する機能をクラウドサービス「AIオンデマンド交通」と、災害情報をリアルタイムに収集して被災状況を可視化する「デジタルレジリエンスサービス」と連携させ実現。
- 審査コメント
- デマンド交通は、高齢者などの要支援者に対して買い物や通院のための移動をサポートし、日常のQOLを高めるサービスとして「有効性」が高い。このシステムをクラウドサービスでリアルタイムの情報と連携させることにより、日常時の便利な移動手段としてだけでなく、非常時の安全な避難を促す手段として活用することができる。保険サービスや宿泊施設との連携、SNSによるイベント情報や気象情報の活用で「汎用性」が高くなり、より高度なフェーズフリーのサービスへと発展が期待できる。
- 受賞コメント
- 平時には交通空白地の交通弱者に乗合運行計画生成アルゴリズムの高い技術によりデマンド交通の最適なルート・予約配車を実現。有事には、平時のデマンド交通車両やアプリを活用し、警報が作動したら自動で送迎対象者・目的地・車両を有事用に切り替え、リアルタイムの災害情報と連動し、最適ルートで要支援者を安全に避難所へ送迎。AIオンデマンド交通を自治体へ展開してきた知見と保険の知見を合わせることで、逃げ遅れゼロ社会を実現したいと考えた。
PHASEFREE AWARD Silver
里庭の庵 ~仲間でちょこっと別荘~
travelbag 齋藤信正
- 作品コメント
- 主の“住宅”にコミュニティ仲間の小さな“別荘”の機能を付加し合い建築することで、“複数拠点生活”の場を異なる地域に有することができるという計画。「里庭」という空間によって、光や風や緑を享受し、日常時でも非常時でも快適で開放的で豊かな暮らしができる“住宅”で、“別荘”は非常時には“避難住宅”にもなる。
- 審査コメント
- 日常生活の上では、「里庭」が光や風を取り込み、緑を楽しむこともできるため、日常時も非常時も開放的で豊かな暮らしが可能。非常時には「別荘」が避難住宅にもなるため、使い慣れたサードプレイスが活用できることで安心にもつながる。暮らし方の多様性、サードプレイスとしての活用、サードコミュニティの形成、これらは全てフェーズフリーの「汎用性」・「有効性」を高める要素となっており、普段の暮らしやコミュニティが、災害時の助けになる仕組みを備えている。
- 受賞コメント
- 「里庭の庵」は、気の合う仲間が集い豊かで楽しい暮らしができる「仲間の“別荘”機能を有する住宅」である。“別荘”は非常時には“避難住宅”として機能し、既存のコミュニティが日常時だけでなく非常時も維持されたままの“複数拠点生活”が可能となるので、暮らしの変化が少なくストレスを低減できる。また「里庭」という空間によって光や風や緑といった自然環境資源を活用して暮らしが豊かになるとともに、空間自体が熱波災害対策、暴風・豪雨災害対策、地震災害対策、洪水災害対策といった役割も果たしている。
PHASEFREE AWARD Bronze
オフグリッドモバイルベース
トヨタ自動車株式会社 新事業企画部 オフグリッドモバイルベースPJTチーム
- 作品コメント
- (1)可動性、(2)室内の広さ(特に高さ)、(3)多用途な使い方、(4)SDGs、(5)QDRをバランス良く備えた可動産。「日常時」の価値と「非常時」のPhase Freeな価値も備える。企画推進においては、TOYOTAが持つアンフェアアドバンテージ(有形無形の資産・組織の能力、グループ内でのラインナップ構築能力、自前の実験場等)を活用
- 審査コメント
- 一般的な移動販売トレーラーと比較して、ソーラー電源の機能が付き、必要な時に必要な場所で、多様な目的に利用可能な可動空間と言える。日常時は、イベントや臨時の店舗として、個人や家族では比較的広い居住空間を使って移動生活も可能。非常時には、プライバシーが守られる安全な空間となり、独立電源のある移動可能な避難スペースとして、感染症対策にも有効である。内装を変えられることで、必要に応じた機能を付加することができる自由度の高さがフェーズフリーの「汎用性」と「有効性」につながっている。
- 受賞コメント
- 今回ご評価いただき感謝。このプロジェクトはトヨタの社内新規事業として推進中で、今年有償PoCを実施、25年のソフトローンチを目指している。スローガンは、「必要なスペースを、必要なときに、必要な場所へ」。課題認識は、(1)日本の災害の多さ (2)コロナ禍後のスペース再構築ニーズと、SDGsへの関心の高まり (3)クルマからのリサイクル材の受け皿作り、及びe-Paletteの土壌作り。それに対する提供価値として(1)可動性、(2)室内の広さ(特に高さ)、(3)多用途な使い方、(4)SDGs、(5)品質をバランス良く備えた「可動産」を考えている
PHASEFREE AWARD Audience
発話機能付きAIoT家電
シャープ株式会社 佐藤浩司、国立研究開発法人防災科学技術研究所 取出新吾
- 作品コメント
- 機器をクラウドの人工知能に接続することで、生活習慣を学習したり新しい機能を追加できる人に寄り添うAIoT家電。発話機能には、本体に内蔵している本体発話と、クラウドの情報を活用して発話内容を変えられるクラウド発話があります。さらに、クラウド発話では任意の時間、機器に任意の言葉を発話させることができます。
- 審査コメント
- これまでの一般的な家電製品は、供給電源により、調理や空調、冷蔵などに使われてきた。これらを全てインターネットでつなぎ、人工知能で分析することにより、生活パターンに合った活用ができるため、「汎用性」の評価が高い。家電製品は、それぞれ特徴的な機能を持っており、テレビに情報を映し出す、効率的な空調管理を行う、食材に合わせて冷蔵温度など、適切な対応が可能となる。後から機能を追加したり、地域特有の情報を受信できるなど、日常時にも非常時にもきめ細かなサービスを受けられるため、「有効性」が高く評価されている。
- 受賞コメント
- 白物家電は必需品なので、老若男女誰でも持っている、エアコンや冷蔵庫は24時間365日、常に通電している、家の中の複数の部屋にあるなどの特長があり、どこかにしまっていざという時に見つからなかったり壊れていて使えないということがない。さらに、今回の提案では特殊な機能を使わないので、新製品だけでなく既に購入し使用している機器もサービスの対象になる。このように住民側も、情報を利用し発信する自治体側も特別なものは何も準備することなく、いざという時に備えられるので、「頑張らない防災」が実現できる。