Metro Ad Creative Award 2018
受賞作品数:22点(プランニング部門:11点/部門:11点)
主催:株式会社メトロアドエージェンシー
※ここでは、各部門の上位7点をご紹介します
プランニング部門
グランプリ
15m走自販機
竹内 海(株式会社博報堂)
共同製作者:大場翔平(株式会社博報堂)
- 審査コメント
- 駅に自動販売機があるのはとっても自然で、でもそれが楽しいエンタメになっていて、さらに全力疾走した後はちょっとだけアクエリアスがおいしい。やる人も見てる人も楽しいし、コストや実現性も◯。体力チャレンジものはたくさんありましたが、このアイデアは参加の敷居の低さと体験ストーリーの美しさで群を抜いていました。(木村健太郎)
シンプルで強い。理屈じゃないところが好き。無料にしてWIN/LOSE的なゲーム性入れたらもっとよくなりそう。学生が全力で疾走している絵が浮かびます。(佐藤カズー)
準グランプリ
とんがれ青春
饗庭拓弥(株式会社マイナビ)
共同製作者:楠田勇輝、山田紘也
- 審査コメント
- でんじろう先生の電気で遊ぶ実験みたいで、中高生が盛り上がっている情景が目に浮かびます。(難点は男子校に不利な点!)で、やってみると、髪の毛がとんがりコーンの形になって、間違いなくSNSでシェアしたくなる。この、商品がユーザーのセルフィーでキャラクター化するしくみに技アリです。(木村)
科学と青春って相性いいんだなと思いました。OOHを起点にソーシャルに広がるパワーがあるのもいい。わざわざ擬似コーンを貼るのではなく、あえて大きな商品パッケージにして、同時に複数で触れたりしたらもっと面白いかも。(佐藤)
よくぞ、思いついたなという自分の引き出しにはないパターンの企画。チェス、三角コーンなどとんがりコーンの形から連想される企画が多く重複するなか、参加者のヘアを静電気で「とんがり」をつくるという着眼点が秀逸。(吉田宗平)
審査員特別賞(木村健太郎)
#とんがりフォンデュ
杉浦 巧(株式会社ティー・ワイ・オー)
共同製作者:熊木良太(株式会社大広)
- 審査コメント
- SNS拡散を狙ったネイル系のアイデアはたくさんありましたが、このアイデアには、トッピングが、インスタ的にも、味覚的にも、両方楽しいんだ!という発見がありました。これと似たようなキャンペーンは見たことがありますが、小さいとんがりコーンにフォンデュする感じが、ネイルを塗る感覚と似てるという発見にオリジナリティを感じました。さらに、ラフのビジュアルの完成度も施策の実現性もかなり高いクオリティでした。
審査員特別賞(佐藤カズー)
とんがりコーンスロットゲーム
成田 斐(株式会社大阪宣伝研究所)
- 審査コメント
- 脱力系なアイデアですね。気合の入った案ばかり眺めていると、ふとこの手の肩の力が抜けた作品にふと目を奪われる瞬間があります。今回はまさにそれ。日々広告に触れる瞬間もそうだったりするのかもしれません。このアイデアはまだ根っこですが、ツイッターとリアルタイム連動したサイネージになったりしたらより今日的かもなどなど拡げ方のポテンシャルも感じました。
審査員特別賞(吉田宗平)
アクエリアス パワーボトル
鍋谷雄一朗(ビーコンコミュニケーションズ株式会社)
- 審査コメント
- アクエリアスパワーボトルは広告媒体(空間)としてもインパクトあるが、サンプリングなどで持ち帰ることもできれば、部室や教室にも置かれ、長い期間でのブランディングが期待されそう。学生時代に、腕力を鍛えるために、ダンベルをカバンに入れて、通学している友人を思い出したw
学生部門賞
Shinjuku art museum
中島里彩(産業能率大学)
共同製作者:石川菜緒、谷岡美輝、初音綺乃
- 審査コメント
- 普段は殺風景な地下通路に、モナリザが飾ってあったら、ちょっと空間が素敵になる。よく見るとちょっとずつ表情が違っていて、一瞬なんで?と考える。そこにこの商品のベネフィットがストンと入ってくる。うまい!と思いました。心理導線の設計が秀逸です。(木村)
実は僕個人としては、この作品が一番好きでした。アートディレクション入れて作ったら多分一番良くなると思う。誰もが知ってるビジュアルの誰もが知らない前後の瞬間ってのがいい。最もOOHらしい企画。(佐藤)
チェキとモナリザという組み合わせがもう面白い。モナリザのもう一つの顔をチェキで切り抜いて、拡散も期待できる企画。(吉田)
メトロアド賞
東京リブネーション
安田桜子
共同製作者:西口 滉、丸茂智沙
- 審査コメント
- この度はワクワクする企画のご応募、ありがとうございます。新宿メトロスーパープレミアムセットの巨大さを最大限に生かし、さも自分も画面の中の空間にいるような感覚を覚えてしまいそうです。駅を利用される方々の、つい心を奪われてしまう姿が目に浮かびます。また、東京のアイコニックな場所を連動して仕掛けるキャンペーン、是非東京メトロを利用して皆さんに各箇所足を運んでいただきたいと思う企画ですね!
お祝いコメント:株式会社メトロアドエージェンシー
デザイン・クリエイティブ部門
グランプリ
- 審査コメント
- 画面に収まりきらないキョロちゃんが大迫力。それらを連続させ、映像的な効果となってキョロちゃんが間近に迫ってくる。商品の特徴に対して、シンプルなビジュアルアイデアで素早く逃げ切った。グランプリおめでとうございます。(八木義博)
交通広告であることを考えたとき、シンプルでスピード感があることは絶対的な正義だと思います。審査会場で圧倒的に目立っていたので、メトロの車内で目にしても、インパクトは十分だと思います。商品名そのものが、強烈に引きのあるコピーなので、もうちょい存在感がいいのかな…と思いましたが、ここは好みの領域かもしれませんね。(渡辺潤平)
準グランプリ
先生ひとり占め
三橋雄太(株式会社大広)
共同製作者:山内 潤(株式会社大広)
- 審査コメント
- グラフィカルなビジュアルが印象的。クライアントの名前にもある「個別指導」の価値にまっすぐに向き合い、そのメリットをあえて多数の教室机の中に置くことで、理解度の高い、非常に速いコミュニケーションがデザインできている。準グランプリ、おめでとうございます。(八木)
削ぎ落としに削ぎ落としたことで生まれる引力が、原稿そのものを支配しています。アイデアそのものは極めてシンプルですが、結果生まれたインパクトに拍手です。どうして吉田なのか? 教室にしては横長すぎやしないか? そのあたりのツッコミどころ含めて、大好きな作品でした。(渡辺)
審査員特別賞(八木義博)
TOUGHNESS G-SHOCK
岡 直哉(ヤフー株式会社)
共同製作者:渡辺 淳(ヤフー株式会社)
- 審査コメント
- G-SHOCKという潔いブランドに小細工はいらない。ほぼ、商品とロゴだけで、ここまでタフネスのシズルに取り組めているところが上手。加えて、滞空時間の長い中づりメディア特性を生かし、カタログ的な機能として、プロダクトのシリーズをたくさん見せることにも成功している。文章過多な広告とは違い、これならスマホ時代の車内の中でも効果的ではないか。とにかく、非常に野太く、潔いデザイン。
審査員特別賞(渡辺潤平)
- 審査コメント
- チョコボール、そういえば随分と口にしていなかったことを、この作品を見てふと思い出しました。ノスタルジックなんだけど、ウェットじゃない。その感じがとてもチョコボールらしくて好感が持てました。キャッチコピーがとてもいいですね。
審査員特別賞(尾形真理子)
学生部門賞
- 審査コメント
- チョコボールの大きさ自体を取り上げるアイデアが多い中、エンゼルを登場させ、その大きさをユーモラスに表現していて楽しい。個人的にはエンゼルの顔がツボ。学生グランプリおめでとうございます。(八木)
まずコピーが好きです。天使の表情もリアルでとてもかわいいと思いました。ほとんどの作品がキョロちゃんで表現しようとする中、ここに目をつけるとは…。そのあまのじゃく精神こそ、企画のエンジンになるはずです。新しいひらめきを、これからも期待しています。(渡辺)
メトロアド賞
KEYBORAD
佐藤正人(株式会社電通オンデマンドグラフィック)
- 審査コメント
- この度はユニークな作品のご応募ありがとうございます! 東京メトロをご利用いただく方の約7割がビジネスパーソンとも言われ、日々働く方々がピンときやすい「キーボード」を中づりポスターのサイズとシンクロさせたアイデアは非常に大胆! かつ、東京メトロならではのデザインだと感じました。こんな大胆でユニークな作品で、これからもOOHをよりワクワクする世界にしてほしい、と思わせてくれるアイデアです!
お祝いコメント:株式会社メトロアドエージェンシー