結果発表
2026/03/19 10:00

日本香堂グループ創業450周年記念 香器デザインコンテスト

主催:株式会社日本香堂ホールディングス

応募作品数:113点
受賞作品数:9点

最優秀賞

SUI
松橋孝之
SUI
作品コメント
皿部分と土台部分の二つの円錐形のパーツからなる香皿です。
受賞コメント
この度は「最優秀賞」に選んでいただき、誠にありがとうございます。日本香堂グループ創業450年という素晴らしい節目に関わらせていただき、光栄の極みです。この作品はフィールドワークで常滑を訪れたことがきっかけとなり生まれました。ご縁をいただき、ご協力をいただいた皆様に心より感謝申し上げます。

優秀賞

香雪
高橋亮子
香雪
作品コメント
香を焚くたびに灰が山頂に積もり、富士山は静かに雪化粧をしていく。透明なガラスを伝う煙とともに、香りと、ゆるやかに移ろう風景を楽しむお香立てです。
受賞コメント
伝統を受け継ぎ、新たな香りの価値を創造する日本香堂グループのテーマに合わせ、日本の風土と美意識を表現したいと思い、富士山の雪化粧を題材にしました。香りに関わる作品をデザインしてみたいと考えていたので、このような機会を頂けたことを大変光栄に思います。
ORI
岩佐真吾
ORI
作品コメント
折形は、紙の折りで礼を尽くす、日本の美しい包みの作法。
香を焚く行為もまた、場や心を整え、目に見えない相手へのさりげない配慮を表す行為です。
この香皿は、香煙がくるくるとめぐる様子から「円」という形状をベースに、一筋のしなやかな折り目を加えて仕上げたもの。
日本的な折形の精神と、香りに寄り添う静けさが重なり合う、凛とした佇まいを目指しました。
受賞コメント
この度は、「優秀賞」に選出いただき、誠にありがとうございます。日本香堂グループ創業450年という長い歴史に敬意を込め、日本に根ざした風土や文化の中から、「折形」という精神性に着目しました。量産に向けた課題もありますが、一つずつ解決しながら、より完成度の高い製品としてお届けできるよう努めてまいります。
緑風環
沢井依子
緑風環
作品コメント
私にとって香りというものはどのようなときでも安心感や癒しを与えてくれるものであり、揺るぎのないものです。自然の中にいるような、ゆったりとした気持ちや、木々が風で揺れているときのさまざまな香りがめぐってくる様子を作品に落とし込みました。
受賞コメント
この度は「優秀賞」を頂きまして、誠にありがとうございます。創業450年という歴史の中、重みのある素敵な年に作品を通してご縁を頂けたことを大変嬉しく思っております。今後作品を見てくださった方々と香りを介したコミュニケーションが生まれることをとても楽しみにしております。

コンランショップ・ジャパン 中原慎一郎賞

OVER Q(オーバーQ)
長澤秀彦
OVER Q(オーバーQ)
作品コメント
ディフューザー容器を見るたびに、ラタンスティックが気になっていました。そこで伝統ある「見立て」の技法を用いて以下のようなストーリーを考えてみました。
-----まあるい身体に、ぴんと立った3本のスティック。これは日本が誇る“おばけキャラクター”から着想を得たディフューザー容器です。香りとともに空間にくすっと笑える「ゆとり」を漂わせます。ちょっと笑えて、心が潤う ─ そんな香りのある暮らしを、この小さなおばけがそっと見守ります。
受賞コメント
ラタンスティックというディフューザー容器ならではの特徴を真面目に真面目に考えた結果、ユーモラスでかわいい形になりました。面白がってくださる方がいらっしゃればいいなと制作しましたが、審査員賞を受賞できたことに胸が躍り、大変嬉しく感じています。制作にご協力いただいた窯元の皆様にも心から感謝申し上げます。

ディスカバー・ジャパン 髙橋俊宏賞

bloom
古井翔真
bloom
作品コメント
スティックを底にある穴に挿すだけで自然なねじれが生まれ、美しいかたちが出来上がるディフューザー容器。無造作に入れられがちなスティックの佇まいを美しくデザインしようと考えた。スティックどうしが重ならず空気に触れる面積が増えることで、香りがより空間に広がる。
受賞コメント
記念すべき創業450周年のコンテスト受賞作品に選出していただき大変光栄です。
容器にスティックを入れるところから香りが広がる雰囲気まで楽しめるものを作りたいと考えデザインしました。商品化を目指して、今後皆様の手に取ってもらえるように進めていきたいです。

李荘窯 寺内信二賞

夕顔に羽黒蜻蛉
柴田有希佳
夕顔に羽黒蜻蛉
作品コメント
花の中央の穴に線香を挿して使用。
受賞コメント
この度は「李荘窯 寺内信二賞」を賜りありがとうございます。日頃、香炉や香合等、お香に纏わるものを作っていますが、香皿は作ったことがありませんでした。今回の公募展を良い機会だと思い、香皿に初めて挑戦しました。余白を大事にした絵付けを心がけています。今後も品よくおおらかな作品を目標に精進します。

和多屋別荘 小原嘉元賞

香珠
長澤秀彦
香珠
作品コメント
仏教の宝珠の形をモチーフとしたお香立てです。暮らしの中にひとしずくの余白を、暮らしの中に「香」という「宝」を、そっと届けることをイメージしています。
受賞コメント
この度は「和多屋別荘 小原嘉元賞」を頂き誠にありがとうございます。未使用時の香皿の佇まいと、灰の処理という機能の両面から考案しました。普段は店舗の設計をしており自分が設計した空間に今回の作品が置かれることを想像しながら検討しました。制作にあたりご助言ご協力いただきました窯元の皆様にも心から感謝申し上げます。

香十賞

恋心
渡邊紫音
恋心
作品コメント
観葉植物であるアンスリウムをモチーフとしたガラスの香皿を制作しました。鋳造ガラス技法で成形した仏炎苞の部分には、ガラス鋳造らしい優しい表情が生まれています。お香を立てることでアンスリウムのカタチが完成し、空間を香りと視覚で演出することを狙いました。
受賞コメント
この度は「香十賞」という素晴らしい賞に選んでいただきありがとうございます。
私が好きなガラス素材や植物というモチーフに、お気に入りのお香を立てることを想像して楽しみながら制作することができました。今回いただいた賞を励みに、一層、制作活動に取り組んでいきます。
関連記事