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2019/05/08 10:00
第16回 雷写真コンテスト
写真・フォトコン
受賞作品数:13点(佳作・優秀作品を除く)
主催:音羽電機工業株式会社
※ここでは、上位5点をご紹介します
グランプリ
ラピュタの雷(いかづち)
篠﨑智宏
受賞コメント
この度は、グランプリという最高の賞をいただき光栄です。驚きと喜びで今も胸がいっぱいです。この作品を撮影した日、雷が鳴り始めたのでカメラを準備し、外へ出てみたら、そこにはラピュタの竜の巣を思いおこさせるような臣大な積乱雲が目前に迫ってきていました。これはスゴイ雷が来るのでは?と感じながら夢中で撮影していると、ものすごい音と閃光が…そして、ラピュタのワンシーンのような写真が撮れました。これからも、雷のある風景写真をテーマに撮影し続けていきたいと思います。ありがとうございました。
銀賞
雲を貫く一筋の光
田渕秀和
受賞コメント
この日、スカイツリーの横で大きくなっていく積乱雲を見ながら、「あの雲から雷が落ちる瞬間が撮れれば、物凄い写真になりそう」と思ったことを覚えています。日没後のマジックアワー、稲妻が走り始めた積乱雲、全体を見渡せる場所でクリアな視界、そして手元にはカメラと三脚と望遠レンズ、こんなに完璧なシチュエーションに出会えたことはまさに奇跡でした。鳴り止まない雷の前では画像を確認する時間も惜しいと思う程で、3時間位撮影していたと思います。自分でも完璧な写真が撮れたと思っています。実は銀賞は悔しいですが、より完璧な1枚を撮って、次はグランプリを目指します。
銅賞
発光するかなとこ雲
竹村幸和
受賞コメント
2016年11月初旬、八ヶ岳山系の最高峰、赤岳に登りました。ここからの富士山を含めた景色を撮るためです。この数日前から寒波がやってきており、夜明け前の山頂は強風でした。岩影に風を避け、三脚をセットしました。強風のためか空は美しく星が輝いていました。富士山の下には甲府方面の街灯り、たなびく雲の横には積乱雲が浮んでおり、その見事な形の中が数分置きに発光しています。雷光こそは確認できませんでしたが素晴らしい光景に、感動の面持ちでシャッターを押しました。
雷公の奏演
根本貴朗
受賞コメント
この度は素晴らしい賞に選出していただきありがとうございます。撮影場所である神磯の鳥居は、私がカメラを始めたきっかけでもある場所で特に思い入れが強く、今年こそは雷と鳥居を絡めたいとチャンスを伺っていました。構図内に雷を捉えられるものの、なかなか思い描いた位置には落ちてくれず予測不可能な雷を撮る難しさを改めて実感しました。雨脚も強くなり始めたその時、轟音と共に今まで目にしたことのないような雷が鳥居を覆うように、空一面に広がり漆黒の海を照らし出しました。あの時の神秘的な光景は、今でも忘れることができません。安全を考慮してこれからも撮影に挑みたいと思います。
夏の終わりを告げる雷光
吉田真人
受賞コメント
花火撮影のため場所取りをしていると、雨雲が雷鳴と共に迫ってきました。スマホで雨雲レーダーを調べると、わずかにそれて行くと分かりそのまま待機。やがて稲光も見え始めましたが幸運なことに雨には降られませんでした。カメラを連写モードにして稲妻が映ればラッキーぐらいに思っていたのですが、背景がよくない。工場地帯なのですが倉庫が並んでいる方角だったのです。そこで、雷雲の進む方向を見ると火力発電所の煙突があるので「この煙突と稲妻のコラボならいける」とカメラを向け直しました。あとは雨雲と共に位置の変わる稲妻を追いながら微妙に位置を変えて数十カット撮影した中の1枚です。選んでもらえて大変光栄に思っております。これからもチャンスを逃さずチャレンジしていきます。
公式ホームページ
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