結果発表
2019/05/07 10:00

第5回 Honda 交通安全 ポスター・動画コンテスト【動画部門】

応募作品数:133点
受賞作品数:4点
主催:本田技研工業株式会社 安全運転普及本部

大賞

作品コメント
ながらスマホについての動画を作りました。この動画の運転手もスマホをしながら運転するのはいけないことですが、横断歩道を渡る少年も歩きスマホをしないで渡れば最悪の事態を防げたと思います。
審査コメント(一部抜粋)
スマートフォンを見ながら運転してはいけない。また、スマートフォンを見ながら道路を横断することもいけない。どちらも、誰もがわかっていることです。しかし、ついやってしまう。しかもクルマと歩行者の双方が。そして、その「つい」が重なり事故になってしまうのです。映像に出てくるように、「どちらかが気づけば…」「最悪の事態は回避できたのではないのだろうか?」ということです。しかも、子どものスマートフォンに届いたメッセージは、「早く帰ってきなさいよ」という母からのもの。こうして悲しい事故は起こるのだとあらためて認識させられる映像です。
最後にやってはいけないことを復習するパートも設けられており、交通安全指導の教材としても使用できそうな仕上がりになっていることも多くの審査員が評価していました。

優秀賞

瀬戸
作品コメント
トルストイの名言に「子どもにはすべての最も大きな可能性がある」というものがあります。子どもには無限の可能性があり、子どもの未来には希望が満ち溢れています。子どもたちが生きる未来の世界を三つの「もしも」と、現世界でも実現できる一つの「もしも」に対して、子どもたちの命を秘めた可能性、明るい未来を奪わないでほしいという願いを込めて作成しました。
審査コメント
子どもたちの未来の可能性を、夢想する子どもの夢と美しい風景で描いています。「もしも、この大空を自由に飛べたら」「もしも、恐竜に会える動物園があったら」「もしも、修学旅行が月だったら」という夢を描く子どもは、将来その夢を現実にする可能性を秘めていることを描いています。そして最後に、高速道路の映像を流し、「もしも、交通事故がない世界だったら」と続きます。交通事故がなければ、夢を抱きそれを実現しようとする子どもの可能性を奪うことはない。だから「子どもたちが生きる未来と、その秘めた可能性を奪わないでほしい」という結論に行き着きます。
交通事故は、世の中を変えるような可能性を秘めた子どもの未来を奪うものであり、悲しい出来事であるとともに、大きな損失であるという事実をあらためためて考えさせる映像です。作品としてのオリジナリティーの高さが、審査員の注目を集めました。

Honda賞

田川
作品コメント
小学生の頃の自分、成長して車を運転する自分の二つの視点で動画を作成しました。小学生のときに、車に乗っていた人に道を譲ってもらったことを覚えていて、成長して車を運転する側になった時に、あのとき自分がしてもらったように道を譲る。そんなふうに、皆が優しさをつないで笑顔が増えればいいな、と思い制作しました。
審査コメント(一部抜粋)
先ごろ、信号のない横断歩道でクルマが停止するかを調べた調査結果が発表されていました。その結果を見ていると、いかに多くのクルマが停止していないかがわかります。クルマが停まらなければ、歩行者は渡ることができません。強いのはクルマです。それをいいことにルールを無視して停止をしない。大変嘆かわしい現実が浮き彫りにされました。
この動画作品は、そうした人の気持ちを、優しさの連鎖で変えて行こうというメッセージを持った作品です。どうか、信号のない横断歩道で歩行者が待っていたら停止してください。その停止は、そのときの歩行者のためだけでなく、未来の歩行者のためになるかもしれません。こうしたメッセージを、素晴らしいアニメーションで描いていただきました。
thunderbirds(桑宮、藤原、淺野、小西)
作品コメント
基本的だけれど、とても重要な左右確認の動作を子どもにもわかりやすく、なおかつ記憶にも残るようにリズム感のある曲に少しステップをつけて、楽しく覚えてもらえるような映像を作成しました。
審査コメント
リズミカルな音楽と、「いっかいとまって、みぎひだり。」というわかりやすい言葉で、ミュージカルのように楽しく見せながら安全確認を意識づける作品になっています。実際に交差点で歩行者や自転車が安全確認するだけでなく、大阪城の前で、一人、二人、三人でみぎひだり体操をするシーンがあったり、外国人の男の子と公園の前でみぎひだり体操をしたりと、飽きさせずに楽しく映像を見せる工夫が施されています。
そして、みぎひだり体操をしなかったために自転車と歩行者がぶつかってしまうシーンを見せ、巻き戻して次はみぎひだり体操をすることで衝突を回避するという、体操の効果もわかりやすく映像化しています。飛び出しの多い子どもにとって重要な、一旦停止しての安全確認を、楽しい音楽とわかりやすい言葉で自然に覚えてしまうような効果が期待できる作品でした。
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