富山デザインコンペティション 2022
応募作品数:180点
受賞作品数:3点
主催:デザインウエーブ開催委員会(富山県、富山市、高岡市)
グランプリ
- 作品コメント
- 富山県の広い空に浮かぶ雲から着想を得た巨大な吊り下げ照明をデザインしました。富山県の偉大な山々に現れる雲と美しい日本海に現れる雲の特徴を形どったシリーズ照明です。素材であるプラスチックを単なる外装ではなく、内部の立体的な明かりを映し出す境界として捉えました。(選択テーマ:プラスチックをいかす/株式会社タカギセイコー)
準グランプリ
- 作品コメント
- パンチングメタルが持つ「軽さ」と「モアレ」の魅力を伝える照明。二つの魅力を助長し、パンチングメタルが主役となる照明を提案したい。シェードを吊った支柱はやじろべえの構造で、2組のシェードは揺れながら回転し自然に動くことで「軽さ」が伝えられる。パンチングシェードは丸孔で構成された柄全体を4°傾斜させ、三角孔で構成されるパターンと重ねると軽やかな縞柄の「モアレ」が生まれる。この「軽さ」と「モアレ」によって、パンチングメタルに新しい価値を与える有機的なデザインとなった。(選択テーマ:孔(あな)をあける/株式会社クリエイトダイス)
審査員特別賞
- 作品コメント
- Pulmo Chairは、不要になった椅子と、新聞紙や段ボールなどの古紙から作られたパルプモールドの座面を組み合わせたチェアです。不要になったチェアの構造部分はそのまま生かし、パルプモールドの座面を被せることで、新たな椅子に生まれ変わらせることができます。原材料それぞれの自然な色味を残した座面は環境負荷が小さく、簡単に脱着でき、定期的に交換することで長く使い続けることが可能です。捨てられるはずだった椅子を、新たに生まれ変わらせることで末永く使う。これからのくらしをつなぐ、新しい家具のかたちの提案です。(選択テーマ:くらしをつなぐ/株式会社米三)