富山デザインコンペティション 2021
応募作品数:256点
受賞作品数:3点
主催:デザインウエーブ開催委員会(富山県、富山市、高岡市)
グランプリ
- 作品コメント
- ラベンダーの抗菌作用に代表されるように、古来アロマ(精油)が治療薬として使われてきたことに改めて着目しました。「絆創香」は目的や効用に応じたアロマをテープに塗布して患部を包みます。ケガが治癒するまでの不安やストレスを和らげてくれる香りを自身のまわりにだけ閉じ込めると共に、消毒や鎮痛・消炎といった生理活性を高めることで、機能的な保護だけに使われてきた絆創膏の役割を変えられるのではないでしょうか。(香りを拡げる/前田薬品工業株式会社)
準グランプリ
- 作品コメント
- 富山は薬都として発展する中で、薬瓶の製造が盛んになったことから、ガラスの街としても知られるようになりました。その歴史を知り、富山の製薬会社が作るアロマディフューザーはガラスで作るべきだと考えました。アロマを温めるキャンドルの光は、香りだけでなく、光のゆらぎや空間の演出といった、より複合的な癒やしを与えてくれるでしょう。(香りを拡げる/前田薬品工業株式会社)
審査員特別賞
- 作品コメント
- 従来の風鈴は江戸時代に普及したものであり、主に軒下に吊すように考えられています。しかし、現代の居住空間に軒下のような空間は珍しくなり、風鈴の居場所がなくなっているように感じました。そこで卓上における風鈴の形を模索することで、音のある暮らしを提案しようと考えました。富山に広がる田んぼの風景から、重力に従って首を垂れる稲穂をイメージした風鈴が出来上がりました。(音のあるくらし/株式会社小泉製作所)