第58回 キヤノンフォトコンテスト
主催:キヤノンマーケティングジャパン株式会社
応募作品数:2万1000点超
受賞作品数:67点(グランプリ:1点/自由部門:11点/自然部門:11点/動体部門:11点/人物部門:11点/アンダー30部門:11点/WEB部門:11点)
※ここでは、グランプリ・ゴールド賞をご紹介します
グランプリ
- 受賞コメント
- なんてことない娘の一瞬にお目を止めいただいて、大変光栄です。ありがとうございます。片付け忘れたチーズをつまみ食いする姿。よくある光景ですが、その「日常」がとても美しかったことは生涯忘れません。親になってからというもの悩んだり不安になったりする毎日ですが、それ以上に日々を美しいと感じるようになりました。「君がいたから私の見る景色は美しかった」そんな遺言めいた親心がこの一枚から伝わればうれしいです。
自由部門
ゴールド賞
- 受賞コメント
- 驚きと感激でいっぱいのゴールド賞の受賞です。続けていて、よかったと心底思いました。このところ、諸般の事情で写真を辞めようかと思っていたとき「時間は自分で作れる」と写友に励まされ、初めてのカメラに夢中で我が家の犬を撮っていた頃を思い出しました。そこで、自宅近辺の清澄庭園に通い始めたところ、思いがけず都会の中にあって、時として夢かうつつか分からないさまざまな瞬間に出会いました。「不意に見え始めたなにかを発見する」そんな瞬間を再び求めて楽しみたいと思います。
自然部門
ゴールド賞
- 受賞コメント
- このたびはゴールド賞という大きな賞をいただき感激しています。ありがとうございました。名古屋市の東山動植物園です。動物を撮り始めて10年になりますが、今回の作品はこの間撮りためた中からセレクトしたものです。二匹の絡みを切り撮ったもので三枚組写真としてタイトルを「なかよし」としました。動物は季節や時間帯によってさまざまな表情を見せてくれます。今後も動物たちとの出会いを大切に撮影したいと思っています。
動体部門
ゴールド賞
- 受賞コメント
- このたびは、私の作品を選んでいただきありがとうございます。今回の写真は、岩国フレンドシップデーに行き、たくさん写真を撮った中での一枚です。雲の形が偶然日本列島に見え、それに向かっていくブルーインパルスの編隊飛行がまるで日本列島を横断して突っ切って行くように見えました。ずっと、飛行機の写真を撮っていましたが、このような賞をいただけて本当に撮っていてよかったと思います。今後の励みとなります。本当にありがとうございました。
人物部門
ゴールド賞
共時性 - synchronicity -
山内信弥
- 受賞コメント
- 6月の終わりのある日。帰郷したその足のまま、姉の運転で祖母が入院する病院へ。父、母、弟が迎えてくれた。ベッドに横になる祖母の顔は小さくなっていた。体調を崩し、別の病院に入院中の父も駆けつけてくれていた。ゆっくりと時間が流れる。父に尋ねた。写真を撮ってもよいかと。この翌日、祖母は息を引き取った。享年102歳。「ほなな、気いつけて」台所に立つ祖母が優しくほほ笑んでいるようだった。
アンダー30部門
ゴールド賞
- 受賞コメント
- ゴールド賞という大きな賞をいただけてとても驚きました。私は不思議な雰囲気の写真が好きで、よく家族や友達にモデルをお願いして撮影をしています。今回はひぐらしが鳴いているような夏の終わりをテーマに作品を作ろうと思い、ワンピース姿の母を撮影しました。遠い日々を思い返しているような少し曖昧で淡い雰囲気を露出で表現しました。影と光がはっきりとした夏の日差しが印象的な作品になったと思います。名誉ある賞に選んでいただき、ありがとうございました。
WEB部門
ゴールド賞
- 受賞コメント
- この写真は、深夜バイト終わりの友達がいい感じの疲れた顔でタバコを吸っていたので撮りました。初めてのフォトコンテストで素晴らしい方々から評価をいただけたことは大きな自信になりました。このたびはすてきな賞に選んでいただきありがとうございます。