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結果発表
2021/12/01 10:00
WOOD CHANGE AWARD 2020
ビジネス・アイデア・企画
応募作品数:103点
受賞作品数:6点
主催:株式会社ロフトワーク
GOLD
もりのがっこう(仮)
足立成亮、陣内 雄、神 輝哉、金内智美、木野哲也、SHIN sasaki、野中 穂
作品コメント
森林・林業現場への興味関心を高めることを目的に「こんな森があったらいいよね」を共有・実現する場として、現役の木こりがひらく「もりのがっこう(仮)」を創立するアイデア。環境保全型林業の現場として稼働している札幌市内山林から、北海道各地へ展開することを想定。
審査コメント
「山にある様々な魅力・資産をどのように社会へ戻していくのか」という活動を、木こりをやりながら実践している。利益を生む産業、山でのアクティビティ、そこから派生する学びを通じて新しい価値が生まれる。価値を生み出すイノベーターとして山に関わる人々が増えることで新しいサービスや製品が生まれると、人はまた山に戻るのではないか? と、この活動を通じて感じることができた。素晴らしい。(若杉浩一/武蔵野美術大学 造形構想学部 クリエイティブイノベーション学科 教授)
SILVER
Hygrosensitive Shape-Shifting Façade
Zhenfang Chen
作品コメント
木材の吸湿性を利用して、相対湿度の変化に応じて、晴天時には閉じ、雨天時には開く、気象に敏感な、可動ファサードシステム。実際に実験や、試作でのテストも実施した上で提案している。
審査コメント
含水率を下げ「狂い」が生まれないようにするのが木材業界の常識であるが、この作品では木材の湿度変化を許容し、むしろポジティブにコントロールすることで生まれるデザインに挑んでいる。シミュレーションやプロトタイピングによる緻密な研究を踏まえた上で、最終的に「空間の湿度に応じて開閉するファサード」という詩的なアウトプットを導きだしているのが素晴らしい。当然、スギ・ヒノキなどの国産材にも応用可能である。(秋吉浩気/建築家・メタアーキテクト・VUILD株式会社 代表取締役CEO)
BRONZE
戻り苗
奥川季花
作品コメント
林業で使用されるスギ、ヒノキ、ウバメガシの苗を家庭で育て、山に植えてもらい、同じ山で育った木が製品となって、手元に戻ってくるというサービス。木材製品への愛着と、日本の森林に対する関心を高め、林業界の課題の一つである日本木材の国内消費増加につなげる考え。
審査コメント
苗を育てるときに、林業に携わる人だけでは足りないため、一般の人にも広げて力を借りる、という未来的な発想を林業に持ち込んだとても良いアイデア。
家で苗を育てるという家庭菜園的体験としても、自分が育てる行為そのものがまた森に還るという2年をデザインしていることも面白い。このサービスはゴールド、シルバーの作品とは異なり、ビジネスモデルとしての視点を見出している点も評価に値する。(佐藤ねじ/アートディレクター・プランナー)
#MATERIALITY賞
木雲
齋藤拓海
作品コメント
木材は我々にとって最も身近な素材の一つで、温かいぬくもりを感じさせてくれる。しかし実際に利用するためには技術が必要であり、方法も知られていないことが多い。よって本提案ではどこにでもある杉材と植物由来の生分解性プラスチックを用い、またデジタルファブリケーションツールのみで素材を加工し、どこでも誰でも生産し、建築の組み立てが行えるシステムを提案する。そのために短小少部材でも大きな空間を覆うことのできるレシプロカル構造に注目しそのための部材と接合部を設計し、提案する。
これによって建築そのものの敷居を下げ、誰もが建築をその手で作る喜びを得られるようになることを目指した。
審査コメント
この作品の魅力は生分解性プラスチックで3Dブリントされたジョイントにある。複雑な加工をしようと思えば目切れし易い無垢材と、斜め加工の困難な3軸CNC加工機という「制約」に対し、いかなる角度にも追随するボールジョイントのような「関節」を考案することで、このような複雑な自由形状の実現を簡素化している。部分のモックアップやCGだけではなく、1分の1スケールですべて作り施工性を検証している点も評価に値する。(秋吉)
#ACTIVITY賞
ICE TREEM
田嶋千寛(金沢美術工芸大学 視覚デザイン専攻)
作品コメント
棒付きアイスを食べたあと、木の棒をシガシガチューチューした覚えはありませんか? もしかしたらその時のあなたは、木の香り、木との触れ合い、癒しに満たされていたのかもしれません。木の香りはアロマにも使われるように人を癒し、燻製に使われるようにおいしいいものだということを、あなたももうご存知ではないでしょうか。そんな愛しき木の香りと味を堪能するため考えたのがこのアイデア「ICE TREEM(アイスクリーム+ツリー=アイスツリーム)」です。これは棒付きアイス、いや、アイス付きの棒。棒を主役として味わうアイスキャンディーです。棒部分の原材料となる木はたくさんの種類に展開され、木の香りの違いが味のバリエーションとなります。アイス部分はそれぞれの木を育てた、土地土地の天然水からできています。木を食材にチェンジし、アイスを媒体とし、木と人の新たなコミュニケーションの形を提案いたします。
審査コメント
共感度が高く、誰しもが身近に経験したことのある体験がベースにあるので背景を想像しやすい。味覚に注目し、日常的な行為の中に木への眼差しを変えるアイデアを紛れ込ませている。更に、アイスと樹種の新しい組み合わせや、それを体験するワークショップなど想像が膨らむ提案になっていた。プロ目線だけではなく、一般的に広くエンドユーザーにも使われ方が想起できるアイデアであった。(永山祐子/建築家 ・ WOOD CHANGE CHALLENGE 審査員長)
#STORYTELLING賞
触れると思わず前に進みたくなる、音を奏でる木の手すり
MATHRAX(久世祥三+坂本茉里子)
作品コメント
私たちは、国産材の広葉樹の色や質感を活かした、触れると音を奏でる木の手すりをパブリックスペースに提案したいと考えています。木を使う理由は、木目の美しさ、触れた時の温かさ、柔らかさ、親近感であり、細かい傷の修復のしやすさ、耐久性、音や電気との相性など、機能性としても優れていることからです。
このアイデアは、以前、盲導犬と盲導犬ユーザーの方が街を歩いている時の感覚や楽しさを多くの方に知ってもらうために、誰もが体験できる「ひと続きの道」をテーマにしたアート作品を制作したことが発端になっています。体験者が様々な形の木のオブジェに触れながら歩くことで、手触りや形、音がグラデーションに変化し、まるで音楽が変容するように新しい感覚を生みます。触れて歩きながら自身のリズムを楽しむことはもちろん、パブリックスペースにおける人々の新しいコミュニケーションの誘発を喚起するきっかけになればと考えています。
審査コメント
音を奏でる手すりというアイデアでクオリティ・完成度・デザインといった広い面で評価できる。
音も含めてデザイン性が高いアイデア。今回の応募作品の中で、最も実際に触ってみたくなるアイデアであった。展示空間での展示だけで終わらず、実際の施設やリアルな空間に応用されれば、需要が拡がり非常に面白いのではないか。(佐藤)
公式ホームページ
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