Art Award おおたかの森 2024 結果発表
募集内容

「Art & Music おおたかの森 2024」のキービジュアル
約3週間に渡って開催されるアートと音楽の祭典を表現した、抽象的なキービジュアル

  • ※データ提出のみの受付となります。
  • ※作品情報には、タイトル、コンセプトを一緒に記載ください。

【「Art & Music おおたかの森 2024」について】

  • 会期:2024年11月2日(土)~24日(日)(予定)
  • 会場:流山おおたかの森S・C、森のまち広場(予定)

期間中、アート作品の展示やワークショップ、音楽ライブなど様々なイベントを開催。
流山おおたかの森駅周辺がアートと音楽に彩られ、まちに文化が花開きます。

【作品の使用について】

大賞・優秀賞は、「Art & Music おおたかの森 2024」のキービジュアルに採用し、イベントの広報物や装飾物などに使用します。

  • ※使用内容は現時点の予定です。主催者の都合により変更となる場合がございます。
  • ※優秀賞は使用しない場合がございます。
審査員
  • 坂崎千春
    絵本作家、イラストレーター
  • 小沼俊一郎
    流山おおたかの森S・C 東神開発株式会社 SC事業本部 千葉事業部長
  • 大賞 1点 : 賞金20万円
  • 優秀賞 2点 : 賞金5万円
  • ※大賞・優秀賞は、「Art & Music おおたかの森 2024」のキービジュアルに採用し、イベントの広報物などに使用します。
  • ※使用内容は現時点の予定です。主催者の都合により変更となる場合がございます。
  • ※優秀賞は使用しない場合がございます。
募集期間

2024年5月31日(金)~8月11日(日)23:59まで

審査方法

一次審査:最終審査で展示を行う上位10点を、審査員により選考します。

最終審査:上位10点をA2サイズで出力し、2024年9月17日(火)~30日(月)の期間中、流山おおたかの森S・Cにて展示し、一般投票を行います。
審査員評価と投票結果を踏まえ、大賞・優秀賞を決定します。

応募総数

182点

投票総数

608票

大賞

おおたかの妖精

「おおたかの妖精」
山口柚乃

<コンセプト>

流山おおたかの森で行われる、アートと音楽の祭典、大鷹が見守る中、自然豊かな流山市でおおたかの妖精が奏でるメロディで、新たな彩りや賑わいが広がってほしいという思いを込め制作しました。

優秀賞

  • オオタカから始まる流山アートシンフォニー

    「オオタカから始まる流山アートシンフォニー」
    千葉貴仁

    <コンセプト>

    「アートシンフォニー」は、アートとシンフォニー(交響曲)を組み合わせた造語です。流山で生まれた異なるジャンルやスタイルの様々なアートと音楽が、それぞれが個々として輝きながら、まるで交響曲のように調和し、さらには他の地域からの新たなArtや音楽を導いて、より大きなシンフォニーを創り上げていく。そんなイメージを大鷹の通った道にArtと音楽が溢れ、他地域へとつながる線路と広がる鍵盤で表現しました。

  • The curtain rises ~幕が上がる~

    「The curtain rises ~幕が上がる~」
    Yukina Tokumoto

    <コンセプト>

    秋晴れの空の下、おおたかの森の円形劇場で幕を開けたのは、オオタカ・ブラザーズとタヌキ・ファミリーによる圧巻のパフォーマンス。この街に住む人も、初めて訪れる人も、歌って踊って、見渡せばいつの間にか笑顔でいっぱい。ワクワクする音楽と歓声を聞きつけて、市野谷の森から動物たちもやって来ます。人と自然と動物が共に生きるこの街で、心が動く瞬間を一緒に創り出す、「みんなが主役」の舞台の幕が、今上がります。

一次審査通過作品

  • 森の中の音とアートの精霊達

    「森の中の音とアートの精霊達」
    白石 長

    <コンセプト>

    街並みを背に佇む存在感のある大きなユーフォニアムとそこから大空に伸びた大樹に集まる個性溢れる精霊達。それぞれが自由に楽しむ姿は、開催される祭典に集まり楽しむ人々を投影しています。おおたかの森から広がる音とアートがたくさんの人の心に響く祭典となるよう願いを込めて描きました。

  • Notes & Colors in Autumn

    「Notes & Colors in Autumn」
    NaniniNuko

    <コンセプト>

    秋の紅葉と一緒に色とりどりで賑やかに変化した「おおたかの森」。
    ひと目で「アートと音楽の祭典」と伝わるデザイン。
    画面いっぱいの「緑の大きなグランドピアノ」自体が秋の「おおたかの森」の街になっています。
    「森のまち広場」をはじめ、至る所に音楽とアートをする人で賑わいます。
    ピアノの鍵盤は秋空に飛びたち、「おおたか」に変化します。
    街の祭典の大成功を願って羽ばたくおおたかです。

  • きらめくおおたかの森 ~Art & Music~

    「きらめくおおたかの森 ~Art & Music~」
    成田恵美

    <コンセプト>

    この作品は「おおたかの森」で見られる自然の豊かさと、ArtとMusicの調和を表現しています。カラフルな色彩と抽象的な形状を組み合わせ視覚と聴覚の調和を表しました。音符や楽器、植物や動物が、自然の美しさと芸術の融合を楽しむ祭典を彩ります。おおたかの森の魅力を、ArtとMusicの視点から再解釈したこの作品が、祭典に関わる方々の創造性の一部となってくれることを願って制作させていただきました。

  • 手から広がる物語

    「手から広がる物語」
    藤森 葵

    <コンセプト>

    コンセプトはおおたかの森から広がるです。音楽もアートも人の手で作られているものだと思ったので、手をメインビジュアルにもってきました。鷹=鳥なので、手で鳥のポーズをして表現しています。そこからおおたかの森の自然と共に音楽やアートが広がっていって欲しいという願いを込めて制作しました。

  • 森森森人人人音音音

    「森森森人人人音音音」
    倉羽博之

    <コンセプト>

    コロナも概ね落ち着いて、また家族・友人・恋人・仲間・お一人様も寄り集まることが増えました。音楽が聴こえる所に人が集まる、人が集まると音が生まれる、どちらも素敵です。流山おおたかの森もそういう素敵な場所の一つだと思います。

  • イロドリパッチワーク

    「イロドリパッチワーク」
    小島花恵

    <コンセプト>

    一人ひとりが個性的な「好き」を持ちよってゆるくつながり、イルミネーションで彩られた森のまち広場を華やかな秋のムードが包みこむ様子をイラストにしました。
    テーマはArt & Musicということであえてナチュラルさを抑えて思い切りポップに、街のスパイスになるような作品を目指しています。

  • 創造が溢れる場所

    「創造が溢れる場所」
    井坂初穂

    <コンセプト>

    Art & Musicというテーマから人々が創作や演奏を楽しむ活気ある風景を思い浮かべた。そんな人々の姿を活動する手として表現したと共に、ポップな色とラフなタッチで活気と親しみやすさを表した。

審査員総評

  • 坂崎千春

    撮影/黒澤義教

    坂崎千春(絵本作家、イラストレーター)

    2019年より5年に渡り開催された「流山おおたかの森S・C グラフィックアワード」が、今年から「Art Award おおたかの森」として生まれ変わりました。
    「平面グラフィック部門」では、アートと音楽の祭典「Art & Music おおたかの森 2024」を表現したキービジュアルを募集しました。
    今までと大きく違うのは、「アート」に「音楽」の要素が加わったこと。
    例年、流山市の自然豊かな環境や住みやすい街のイメージから、グリーン系の作品が多かったのですが、「音楽」の要素が加わったことで、色のバリエーションが増えました。審査の際は、「アート」と「音楽」の両方がよく表現されていること、「祭典」のイメージが強く伝わることを意識しました。

    大賞の「おおたかの妖精」は、流山おおたかの森の自然とおおたかと音楽をうまく組み合わせていて、明るい色使いが心地よいリズム感を生み出しています。おおたかの鼻の穴から花が咲いている茶目っけも好きです。

    優秀賞の「オオタカから始まる流山アートシンフォニー」は、俯瞰した街の様子とそこから生まれた音楽とアートが広がっていく様子が組み合わされて、シンフォニーのように調和しています。作品のコンセプトがよく考えられていて、それをきちんと表現できているのがすばらしいです。

    優秀賞の「The curtain rises ~幕が上がる~」は、おおたかの森の円形劇場で「アートと音楽の祭典」が始まるところを描いていて、動物たちが奏でる音楽、集まった人々のざわめき、気持ちのよい凛とした空気など、いろいろなものが感じられる楽しい作品です。カーテンに存在感があるので、もう少し中心にいる音楽隊の描写が強いと、よりよくなると思いました。

    そのほかの入賞作品も、「アート」と「音楽」がよく表現されており、明るく楽しげな祭典の喜びが感じられるものでした。
    参加してくださった方々、すばらしい作品をありがとうございました。


小沼俊一郎(流山おおたかの森S・C 東神開発株式会社 SC事業本部 千葉事業部長)

流山おおたかの森S・Cでは、まちづくりの取り組みとして、2019年より5年に渡り「流山おおたかの森S・C グラフィックアワード」を開催してまいりました。
同アワードをさらに発展させるべく、本年から「Art Award おおたかの森」としてリニューアルし、「平面グラフィック部門」は、昨年以上に多くの方にご応募いただきました。
大変嬉しく、と同時に多数の素敵な作品に頭を悩ませながら審査をさせていただきました。

同部門の一連の審査は終了となりますが、大賞作品に選ばれた「おおたかの妖精」は、今後、「Art & Music おおたかの森 2024」の様々な媒体に活用されます。
「おおたかの妖精」がキービジュアルとなり、盛り上げる同イベントをぜひお楽しみください。

最後に、ご応募いただいた皆さま、投票いただいた皆さまに、主催者として深く御礼申し上げます。
今後とも変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。

総括

これまで流山おおたかの森S・Cでは、多様なクリエイター・地域の方々との共創により、地域に文化的な土壌を育てることを目指す、地域参加型のまちづくりの取り組み「流山おおたかの森S・C グラフィックアワード」を5年に渡り開催してまいりました。

本年は、その5年間に育った土壌に花開かせるべく、11月の約3週間に渡ってアートと音楽の祭典「Art & Music おおたかの森 2024」を開催し、そのキービジュアルを本アワードの平面グラフィック部門で募集いたしました。

イベントのキービジュアルとすることで、テーマや受賞作品の使用場所を明確にする狙いもございました。
今後、「Art & Music おおたかの森 2024」の様々な媒体で大賞作品をご覧いただくことで、次年度以降の本アワードにつながっていくことを願っております。

最後になりますが、本年から新しく始動した「Art Award おおたかの森」にご応募くださいましたクリエイターの皆さま、また、入賞作品の展示会場にて投票くださいました地域の皆さまに、心より御礼申し上げます。