出光興産株式会社が主催する「Idemitsu Art Award展 2022」の来場者が選ぶ「オーディエンス賞」に、茅根賢二さんの作品『Trail』が選出された。

「Idemitsu Art Award」は次代の美術界を担う若手作家を対象とする公募展で、「Idemitsu Art Award展」はその受賞・入選作品を展示するもの。今期は2022年12月14日～12月26日に東京の国立新美術館で開催され、4,559名が訪れた。

「オーディエンス賞」は54作品を対象として2,755名の投票があり、その中から茅根賢二さんの『Trail』が選ばれた。作品は、記憶を描くために記録を見るという行為を描いたものだという。

作者の茅根賢二さんは1986年生まれで、筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術専攻を2012年に修了した画家。受賞に際し、「Idemitsu Art Awardの前身であるシェル美術賞には、大学院時代から応募し続けていて、今回やっと作品が日の目を見ることができ、大変うれしく思います。修了してからの10年は、キャンバスに向かうのが苦しい時期もありましたが、継続して描き続けてよかったなと思っております」とコメントしている。

公式ホームページ
https://www.idemitsu.com/jp/enjoy/culture_art/art/exhibition.html